TAGIRI50SとCHIDORI 平井孝典(鳥取県)

みなさんこんにちは。
鳥取の平井です。

早いもので今年も11月。

あっという間に渓流シーズンもオフになってしまいました。
今年は雨が少なく渇水気味の期間が多めのシーズンでした。

そんなコンディションの中でも、TAGIRI50SとCHIDORIがいい仕事をしてくれて沢山のかっこいい魚に会うことができました。

その2つのルアーの自分なりの使い方を紹介します。

 

まずはTAGIRI50S。


TAGIRI50S
全長:50mm 重量:4.8g
マテリアル:ハードウッド
タイプ:シンキング アクション:八の字ウォブンロール
フック:シングル#6(VANFOOK) リング:#0(VANFOOK)
レンジ:10〜30cm
価格:¥3,300(税込¥3,630)
made in Japan
製品ページはコチラ

 

ハンドメイドのルアーです。

コンセプトがアップからの誘いをリップでブレーキをかけることで大きく動き過ぎるのを抑え、ミスバイトを減らす。

というもの。

使い方としては、コンセプト通りにアップでの釣りが基本です。

どアップに投げて縦に誘ったり、アップクロスから流しながらの誘い。

大抵の場合だと普通のアクションで流すだけでヒットします。

ただ、よくあるのが追ってはくるけど食わない状況。

ここで私が気をつけている事は、アクション中にほんの少しだけ間を入れてやることです。

連続トゥイッチに間に少しだけ力を抜くイメージ。

間を入れた直後にヒットする事が多く、2つ目の引き出しとして是非試してみてください。

そして意外と反応あるのがダウンでのアプローチ。

ダウンクロスでリールをほとんど巻かず川を横切らせるように流すと、岩の陰などから勢いよく出てくる事が何度かありました。

こちらも3つめのオプションとして是非試して下さい。

釣果的には例年より少なかったですが、そんな状況でもいい魚に会う事ができました。

 

次にCHIDORI。


CHIDORI3.0g・3.7gの製品ページはこちら
CHIDORI(中)4.5g・5.6gの製品ページはこちら

 

低活性時期をいかに攻略するかを徹底的に考えて作られた、文字通りチドるスプーンです。

流れを受けると自動的に左右にフラつく動きで、リアクション的に口を使わせる事が可能。

この特性を最大限に活かせる使い方が、クロスからダウンに流しての誘い。

これが基本的な使い方となります。

私はどダウンに入れてゆっくり巻いてくる使い方も多用します。

ここ近年ではミノーが主流となってきた渓流界ですが、棲み分けとして重要な立ち位置にいるスプーン。

ミノーで釣りきれなかった魚を、フォロー的に使う事でヒットに持ち込むことができるので、なくてはならない存在です。

数あるスプーンの中でも、CHIDORIの大きな特徴であるチドリアクション。

魚種を問わず魚が思わず口を使ってしまう唯一無二のスプーンです。

誰でも簡単に扱う事ができるのも魅力の一つ。

今年の春に小学2年の息子を連れて自然の管理釣り場に出かけた際も、CHIDORIでアマゴを釣りまくってました。

「ゆっくり巻いて」と教えただけで軽く二桁越えしたのには驚きました。それぐらい威力があるスプーンなので、こちらもTAGIRI50Sと合わせて使ってください。

今年の渓流シーズン自体は終わってしまいましたが、管理釣り場などでも活躍するルアー達です。

来年のシーズンインまで待たずとも十分に楽しめる所があるので、鱒狙いの際は是非この2つを連れて行ってください!

 

ちなみに、この2つを解説させてもらった動画もありますので、是非こちらもご覧ください。

これから寒くなりますが、体調を崩さないように楽しんでいきましょう。

タックルデータ
ロッド:SMITH リアルフレックス49
リール:SHIMANO ヴァンキッシュC2000HGS
ライン:VARIVAS ダブルクロスPE X8 0.6号

 

 

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キジハタに効くスモールジグ 河野剛志(鹿児島県)

皆さんこんにちは。
フィールドテスターの河野です!

今年はエギング釣行が多く同じタックルでライトゲームも楽しんでいます。

釣行の際にディブル55やフィール75などライトルアーを入れているのですが一番出番が多かったのが海晴弾丸ライトです。


海晴弾丸ライト11g

海晴弾丸ライトはメッキやアジ、カマスを狙うときに有効ですが、私は水深5メートルほどの堤防でのバーチカルな釣りでロックフィッシュを狙う時に使っています。

足元から10メートル沖まで堤防の基礎石が入っておりその先が砂地の中に岩が点在しているポイントがよく、基礎石と砂地との境目や基礎石のカケアガリを丹念に攻めていきます。

ロックフィッシュは根掛かりとの戦いですが、まずは11gを使い海底からの巻き始めで石に当たる時は、すぐに緩めて竿先をシェイクし根掛かりを外し、外れたらゆっくり巻き始める。

根が荒いところは7gを投入しています。

活性が高い時は3インチのジグヘッドワームでも釣れるのですが、5センチほどのイワシやカニなどの甲殻類を食べている時は海晴弾丸ライトの小さなシルエットのルアーが効きますね。

このジグの良いところは見た目の大きさだけでなく、前から見たときの四角いフォルムと頭のキール形状で、ただ巻きで回転しにくいところです。

回転せずに直線的な動きで浮き上がってくるので、バイトを出しやすくリアのトリプルフックでしっかりと掛けられます。

使い方は海底までフリーフォールで沈めて、底から1秒間にリール1~2回転ほどの速度でゆっくり巻くだけ。

7回~10回巻いたらまたフリーフォールで沈めての繰り返しです。

海底から5メートルから8メートルほどジグを浮かせますが、だいたい3回~5回巻いた時にヒットすることが多いです。

後ろからゆっくり追尾して、ジグを吸い込み竿先が重くなるアタリがでるので、そのままリールを巻き続け竿先が10センチくらい入ったらフッキングをします。

海底までヒラヒラせずに一直線にストンと落ちるのが海晴弾丸ライトのよいところで、深場でも着底がわかりやすく素早い攻めができます。

またフォールでは反応しない低活性の魚に、直線的な巻きで喰わせることができるので、魚の動きが遅い春先や晩秋などショートバイトが多いこの時期にはとても食わせやすいジグです。

この日は20分足らずでキジハタを3キャッチできました。

そしてこの日はニーガードパンツをはいていました。

 

 

エギングやライトゲームではアタリを取りやすくするため竿先を水面に近づけます。

その時に堤防にヒザをつけるので、これまではデニム生地のパンツをはくことが多かったですが、このニーガードパンツを履いてから、これまでより快適に釣りができるようになりました。

このパンツを始めて使ったとき時、ヒザのクッションが柔らかくてとてもいい!と感動を覚えたほどです。

クロロプレンの膝パットが入っているので磯でも使ってみようと考えたりもしています。

ゆったりめの履き心地で動きやすいし、中に薄手のスウェットを履ける余裕もあるので南九州では周年を通じて使いやすいですね。

そして12月発売予定のニーガードウォームパンツも楽しみです。

11月に入り鹿児島は夏から一気に冬がきたと思うほど寒くなりました。今年もあと2ヶ月ですが釣り残しがないよう年末まで釣りを楽しみましょう。

 

 

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【永久保存版】 フローティングベストの正しい着用法

皆様こんにちは!!
コジマです。

 

今日から11月!!

このところ急に冷え込んできて初秋がなくていきなり晩秋のような気候になっております。

そうなってくると毎年言っておりますが、冬場(厳寒期)は落水時の低体温症が深刻化する時期です。

フローティングベストを着用しているのはいわずもがなですが、気温・水温の低下により落水後は一気に体温が奪われます。

これは水中にいる時もですが陸に上がった後も要注意です。

落水後、命からがら陸に上がってホッとする気持ちはわかりますが、冬場に体が濡れた状態であれば陸に上がってからの低体温症のリスクも大きくなりますので、『せっかく来たから…』と釣りを続けていると非常に危険です。

速やかに釣りを中断し、着替えたり暖を取ったりと体温が下がらないような対策を行ってください。

そして繰り返しの繰り返しですが、『なんせ落ちないように』十分注意を行ってください!!

特に冬場はまず落ちないこと!!!!

当り前のようですが、事故が無くならない現実を考えると『当り前のこと』ほど大事なことです。

寒くはなってきましたが海の中、川の中はこれからがシーズン本番!!

安全対策をしっかりおこなって良い魚釣ってください♪

それでは今月もご安全に!!

 

本流トラウトの釣りの方はこちらの記事をご覧下さい。
安全対策
・トラウト用フローティングベストについて
・レスキューホイッスルについて
・ウェーディングスタッフについて

あとはまだまだ問い合わせの多いこちらも↓
ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について。
超重要!!補足です!! ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について!!※製品対応非対応一覧有り

ちょっと前置きが長くなりましたが、今月も『フローティングベストの正しい着用法』を『安全への啓蒙として』掲載させていただきます!!

『またかよ…』と思わずどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m

他の安全対策関連の記事も是非↓
・手軽な釣りにも安全対策を(ポーチタイプをご紹介)
フローティングベストのお話 その2 『そもそも何故フローティングベストが必要なのか?』

という事で以下本文です。↓

安全対策の第一歩でありますフローティングベスト。
最近では他メーカー様の商品も含め、非常に多くの方が釣行時には着用していただいています。(それでもまだ着用されていない方もいますが…)

しかし、実釣やイベントの際にアングラーの皆様を見ていると正しく着用出来ていない場合が多く見られます。

なのでこの機会に以前アップしましたフローティングベストの着用方法(弊社製品の場合)をfimoでも掲載したいと思いますので、ご覧いただき、参考にしていただければと思います。

また、正しい着用方法は安全対策だけではなくフィット感の向上や負担軽減と言う意味でもメリットが大きいのでそれもポイントです。

ちょっと長いですが、とても大事な事なのでご覧ください↓

2014/12/9掲載記事

今回のテーマは…

『フローティングベストの着用法です』

です!!

まず、何故このテーマになったのか?

それは、京都のエキスパートアングラー(個人情報もあるので、T様とします。)のフェイスブックの投稿がきっかけでございます。

まずは実際のT様の投稿内容と投稿画像をご覧下さい。
※ご本人に許可は頂いております。

ここから↓
『激流に流された経験者は語ります、落水に備えてください〜!

今朝は友人が釣りの最中激流に30mほど流されたそうです、助かりましたが。

私も若い頃は某河口で5回以上流された経験があるのですが洒落になりません。
ま、流されるのを想定しての特殊なスズキ釣りでしたし、ライフジャケットを着て浮力の確認やスイムテストもよくしていました!笑笑笑

ウエアー類の調節でダメージが軽減されるのは事実ですし、舐めてかかりますと泳げません!

ビギナーな方ならベテランに確認してもらうのがベストですが、わたし的にはライフジャケットの腰辺りにあるベルトは締め気味にしてます。
勿論股ヒモベルトはしましょう!

ウェダーの場合は腰のベルトもしっかりして、なるべく浸水しないようにして下さいね〜♪』


T様のベスト画像

この投稿を見まして、私はハッとしましたよ…

『それを伝えるのって、本来メーカーの役目でしょ…』

新商品情報もいいですけど、大事な事も伝えていかなければ!!
ということで、まずはこの2枚の写真をご覧下さい。

この2枚は、オススメできない、というよりも
『救命具として役割を果たさない可能性が高い着用法』です。

何がダメなのかお分かりになりますか?
分からなかった方は、是非、この機会に覚えて下さい!!

ダメなポイントはこちら!!


股ベルトがゆるゆる。


サイドベルトが緩く、体にフィットしていない。


肩ベルトが緩く、フロントが下がり過ぎ。

この3点です。
この、『股ベルト』、『サイドベルト』、『肩ベルト』は一体、何の役割をしているのでしょうか?
そして、ジャストサイズに調整されていないと何が起こるのでしょうか?

『股ベルト』
落水した際、人間の体は沈みます。
ベストは浮力で浮きます。
これが同時に起きると、ベストだけが水面に残り、体は水中に…となります。
それを防止する為の、『股ベルト』です。
※アルティメットV-1(現在ではスーパーライトベストも)のようにウェストベルトが着脱防止になっているものは原理が違うので、後ほど説明します。

時折、『股ベルト』を股に通していない人を見かけますが

言語道断です!!
※コンプリートⅣ、アルティメットシリーズ、スーパーライトベストはウェストベルトがありますので股ヒモ無しでも大丈夫です。
コンプリートシリーズでもⅢ以前、ウェーディングゲームベストV以前のタイプは股ヒモは必須です!!

また、股ベルトをしていても、写真のように緩いと
落水した際に、体とベストが離れてしまい、浮いてはいるけど
水中で思うように身動きがとれず、結果、思わぬ方向に流されてしまいます。

ですので、股ベルトは下の写真のように、股に沿うように、キッチリ締めましょう!!

『サイドベルト』
ここが体にフィットせず緩んでいると、落水及び入水時に写真のような状態になります。

このように、体とベストの間に隙間ができると、水中で身動きをとるのはかなり難しくなります。
陸上では感じにくいかもしれませんが、ベストの浮力はかなりのものです。
落水すれば、当然ベストは自分から見て、上に上に行こうとします。
逆に体は、衣服が水を吸い、下に下に行こうとします。
ましてや、足の着かない所では、いくら水を蹴っても力が伝わらないので浮き上がる事すらままなりません。

この状態でベストを着用しているのであれば『着ていない方がマシだ!!』と思える程、身動きがとれません。
※もちろん、ベストを着ていなければ浮いている時間は、ほんの僅かです。当然、着用時の方が生存率は上がります。

ですので、サイドベルトもキチンと体にフィットするように締めて下さい。

目安は、フロントポケットを手で前に強く押しても、隙間が開かないくらいです。

『肩ベルト』
ポケットへのBOXの出し入れの関係上緩めにしている方もいらっしゃいますが、極度に緩くすると、サイドベルト同様、隙間が開く要因となります。

前から


横から

もちろん、防寒衣料を着たりして、夏と冬とでは着用サイズは変わります。
面倒かもしれませんが、面倒と思わずに、都度調整して下さい。
それでだけ、生存率が大きく変わります。

また、コンプリートシリーズは、胴回り140cm弱くらいの方までは着用可能なように作っています。
細身の方でベルト調節後にベルトの余りが邪魔な方はベルトを切って頂いてもかまいません。
切った後は、先端をライターで炙って頂くと、ほつれ防止になります♪
※炙りすぎに注意!!

そして、先程チラリとお話しましたが、腰ベルト式の場合です。
※弊社ラインナップでいうと、アルティメットV-1、V-2(現在ではアルティメットV-3、スーパーライトベスト)です。

腰ベルト式のベストの肝は、こちら!!↓

腰ベルトと
※V-2を着ているので、股ベルトもあります。


脇のサイドベルト(スーパーライトベストはZ字型じゃありません)

この2つのベルトをキッチリ締めて着用する事で、落水時のすっぽ抜けを防ぎます。
イメージ的には、脇で止める感じですので、『キッチリ』締めて下さい。
特にアルティメットシリーズは、『Z字型』のサイドベルトが脇の下近くまできているので、このおかげで、よりすっぽ抜けにくくなっています。
※スーパーライトベストはインナーベルトとサイドベルトの両方を締めて下さい。

こんな着用はアウトです!!

腰ベルトゆるゆる


サイドベルトゆるゆる

この着用法は、真似しないで下さい!!

という感じで、ちょっと長くなってしまいまして、申し訳ないです。
でも、それでも『これは伝える必要がある!!』と思ったので、書きました。

安全面だけでなく、ちゃんとサイズ調整して、体にフィットさせれば着心地ももっと良くなりますし、体の負担も楽になります。
※体にフィットさせることで、荷重を体全体で分散する形になるので肩への負担が軽減されます。また、体の動きとベストの動きが同調し『ベストに振り回されるような感覚』がなくなり無駄な体力消耗を抑えます。

皆様、是非、これからは『ちゃんとサイズ調整』をして安全快適に釣りを楽しんで下さい!!

あと、最後になりましたが、T様、貴重な書き込み有難うございました!!

それでは今日はこの辺で♪

以上、フローティングベストの正しい着用法でした!!
皆様、是非実践してみてください!!

令和4年2月1日から小型船舶の乗船者全員に国土交通省認可モデル『type A』(条件によってはtype Dも可)のライフジャケットを着用させなかった船長(小型船舶操縦者)には違反点数が付され再講習や免許の停止などの罰則が開始されました。

詳細はこちらのログをご確認ください!
【重要】ライフジャケットの着用義務拡大と違反点数の付与開始について。

 

 

 

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