川内川清流シーバス2024前半戦まとめ(前編) 田口優空(福岡県)

皆さんお疲れ様です。
北九州の田口です。

暑さが生死に関わるほどの猛暑日続きですが、いかがお過ごしでしょうか?

私は熱中症のリスクを軽減するため、日中の釣りは避けて朝や夜に釣りに行く頻度が増える今日この頃です!

さて、今回のログは昨年より本格的に通い始めた川内川清流域のシーバスについての前半戦(3月~5月期)のまとめです。

今年は昨年の同時期に比べて、釣果が格段にアップしたのでその要因も含めてをお話したいと思います!

少しでも清流域でシーバスを狙われる方の参考になればと思いますので是非ご覧ください!

※以前のログで少し紹介した清流域ですが、少しおさらいも含め以前のログもご覧ください↓
山鱸を求めて 田口優空

さて本題に入りますが、今年は昨シーズンより早めの3月初旬より遠征を組んでおりました!

この早めに始動したのには理由があります。

シーズン初期は「調査期間」にあてるためです。

3月初旬、今シーズン最初の釣行時は、前回の釣行から時間がが経っている為、釣果よりも調査がメインでランガンして歩きまくります。
(2023年は夏以降は中流~下流域での釣行だった為、ほぼ一年振りの清流域)

清流域に限ったことではありませんが、「地形変化や、地形変化に伴う流れの変化を早い段階で確認しておく」

この作業が後の釣果upへの大きなアドバンテージとなります!

川内川ではこの確認作業を行うのに、3月は最も適した時期だと思います。

3月は水量も多過ぎず、 水の透明度も高く地形が見やすく、雑草の量も少なくて藪漕ぎも楽です♪

なおかつ、まだ少なくはあるものの、2月よりは魚の反応もあるので自分の釣りが正解かどうかも確認が出来ます。

川はちょっとした増水などで地形が変化しやすく、半年経てばガラッと地形が変わっていることも。
特に夏~秋は台風などによる増水で大きく地形が変わる事も多いです。

なので、何が沈んでいる、どの位置にブレイクがある、どの立ち位置なら、どのルアーなら狙いのポイントに届くのかを再確認し、その情報を基に色々と考えながら攻略の手掛かりを探します!


3月はポイント移動も楽々ですが・・・


5月にもなると薮が背丈程に成長し移動が大変です笑

先に書いてしまいますが、今年の前半戦が好調だったのはこの調査の時間がしっかり取れたのがとても大きな要因の一つでした。

そして2回目の連休を利用して狙いにきた3月終盤。

狙う場所はこの時期の定番「シャロー隣接のディープエリア」です。

前回確認していた地形変化を目安に、サンドバーのかけ上がり+水深のあるエリアをラン&ガンします。

このサンドバー+かけ上がりのポイントの中でもより重点的に狙うのは反転流が絡み水が逆流してる場所です。

特に、急にドン深になってるドロップオフがある場所は念入りに探ります。

使用するルアーは昨年と同様、ビヨンドブラザーズ!!

川内川では欠かせないルアーで、特にシーズン初期は最推しです!!!!


バックウォッシュ・ビヨンド 110SP/110S
※画像はノーザンカラー。

110SP  ¥2,100(税込¥2,310)
110S  ¥2,200(税込¥2,420)
length:110mm
weight:110SP=17.5g・110S=19.5g
type:110SP=サスペンド・110S=シンキング
hook:#5
ring:#4
action:110SP=ウォブンロール・110S=ウォブンロール+スラローム
range:110SP=50〜180cm・110S=50〜200cm
製品ページはコチラ


ストリームビヨンド95MD
価格:¥1,400(税込¥1,540)
length:95㎜ weight:12.8g
type:サスペンド
hook:#6 ring:#3
action:ウォブンロール+テールスライド
range:40~110cm
全10色
製品ページはコチラ

さて、なぜシャロー隣接のディープを狙うのか?なぜビヨンドブラザーズが最推しなのか?関しては以前のログで詳しく解説しているので、是非ご覧ください↓
山鱸を求めて 田口優空

ただ…

今年は結果から言いますと、サンドバー付近のドロップオフを狙っていましたが、今年はそのエリアでの釣果はゼロでした…
(雨の増水で中々そのポイントに入れない等の条件もありましたがノーバイトはショック…)

しかし!!

このノーバイト&雨のお陰でポイントの絞り込みに成功し、結果的には釣果アップに繋がりました。

ではどこのポイントに狙いを絞ったのか?

それは「河川を広い目で見た時に高低差のある場所」!!

例えば、こちらの画像の様な感じの場所です。


※Googleマップの衛星写真の為、画質が悪くすみません。

特に1枚目の画像がわかりやすいかと思いますが、河川本流の急流からのドン深になってる場所です!

ここも大きな意味では「シャロー隣接のディープ」にあたりますが、元々狙っていたポイントよりも規模間的にもっと大きなエリアです。

こういう場所は高低差の少ないフラットな場所よりも魚が一時的にストックされると思われる場所です。

また近くにはシャローもあるので、雨絡みの水量増加のタイミングでは普段は浅い場所もそれなりの水深になる事により、捕食モードのシーバスが射程圏内に差しやすくなります。

①季節的にベイトを追い遡上するシーバス
②捕食モードでシャローに差すシーバス
③増水で流れてくるベイトを深場で狙うシーバス

遡上組と待ち伏せ組の双方を上手く狙えるのではないか?という考えのもと場所の選択を行いました!

結果的にこの選択がハマったんですが、その釣り方は…

ちょっと長くなってきたので、後編で解説します!!

今回の前編では調査期間の重要性、シーズン初期の川内川でポイントを探す時のキーワードが伝われば嬉しいな思います。

是非とも後編もお楽しみに♪

 

 

 

 


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今年もシーズンイン! 長谷川克人(新潟県)

こんにちは。
新潟の長谷川です。

今年は例年よりひと月以上早くサゴシの回遊が始まり船の準備が間に合わないくらいでした(笑)

しかも尋常でないくらいの数で接岸しており、連日大賑わい。

そこでリードブランドのルアーで自分なりのローテーションを紹介します!

先ず朝イチはコレ!
『ストームビヨンド95MD』

製品ページはこちら

早い流れにも強いトラウトルアー。
早いテンポのジャーキングにもキビキビと反応してくれるのでその日の活性を見るうえで頼りになる一本。

↑で反応しなかった時やチェイスだけの時は
『バックウォッシュビヨンド110SP』

製品ページはこちら

発売当初からの実績を誇る信頼のルアー!
ゆっくりめに、ポーズもしっかり取り存在をアピール!
ストリームビヨンドの一段下のレンジを探れます。

更に下のレンジには
『バックウォッシュビヨンド110S』

製品ページはこちら

カウントダウン、ポーズを長くする事によってレンジキープ!

お腹に板オモリを貼ってファーストシンキングチューンすることで水深10㍍前後までカバー出来ます!

底ベッタリに張り付いていたりレンジが10㍍より下の時は
『海晴&海晴弾丸(ブレードチューン)』

海晴 ※製品ページはこちら


海晴弾丸(画像はブレードチューン) ※製品ページはこちら

どちらも着底もしくはターゲットのレンジまで沈めてただ巻きでOK!

ナブラ撃ちは
『海晴弾丸ブレードチューン&フェザーフックチューン』

表層ただ巻きで連発ですね♬

こんな感じでreedルアーでほぼ全ての状況をカバー出来ますので参考にしてもらえたら幸いです♪

 

 

 

 

 

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【実釣ルポ】和歌山で川ヒラ!!そしてもう一歩踏み込んで考える釣行!!

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は実釣レポートです!!

なんと3回目の実釣ルポ!!
とりあえず三日坊主的な部分は回避出来ました(笑)

そんな今回の実釣ルポは和歌山県!!
テスターの平中さんと川でのヒラスズキです!!


平中さんの近況(笑)

先に言っておきますと、今回も釣れるんですが今回は釣り方と言うよりも『この一匹に辿り着く為には?』という釣りへの取り組み方というか、物の見方の話がメインになります。

さて、前置きは置いといて、私、平中さんとはもう10年以上のお付き合いで、この会社に入る前からの頼れる兄さんで御座います♪

でも実はイベントとかでやった以外では一緒に釣りをするのは初めて!!
『平中さんと和歌山でヒラスズキを釣る』ていうのが密かな夢だったので、非常に楽しみにしておりました!!

と言うのも個人的に昔から平中さんの釣りに向き合う姿勢や考え方が好きなんですよ。

平中さんは基本的に綺麗事無しの『誰よりも多く釣りたい』というスタンスです。

誤解を招く部分もあるかもしれませんが、『誰よりも多く釣りたい』為に移住までして、時間、タイミング、ルアー…とにかくありとあらゆる手を使って一匹を手にする努力をしている人です。

そんな釣りを何十年とやっていますから、色々な話が出てくるもんで、この日も気が付けば到着して3時間くらい話し込んでました(笑)

話の内容を幾つか挙げると…

・魚は居ないんじゃなくて反応しない、させれないだけ!!
・ショートバイトと言う概念は無い!!何かが違うから食い損ねてるだけ!!
・ルアーに食ってくる魚は山ほどいる中でほんの一握り!!
・今投げてるポイントには魚はいっぱい居ると思って投げる!!(食うとは言ってない)
・フックやリングを交換するだけで釣れるようになるルアーも沢山ある!!
・ルアーは推奨されている使い方以外もやってみる!!
・キャストに捨てキャストは無い!!

などなど…金言の連発でした!!

さて、しっかり話し込んでからいざ実釣となった訳ですが、タイトルにもあるように今回は『川ヒラ』

平中さんに案内してもらったポイントに着くとあらかたポイントの説明を聞いて実釣開始!!

状況を簡単に説明するとタイミング的には上げ潮、川の流れは雨の影響もあってそこそこの流速で海に向かって流れるものの、淡水の下を上げ潮が上っているような感じです。

平『上げ潮のレンジが反応が良いかもやから、レンジ深いかもな』

なんて平中さんが言ってるそばから…


釣っとるがな!!!!(笑)

平中さんが大柄なので魚が全然大きく見えませんが、バックウォッシュビヨンド110Sでコンディション抜群の幅のあるヒラスズキ!!


やっぱり平中さんと言えばビヨンド110S!!釣れますね~♪

平中さんの物持ちだとサイズ感がわからないと思いますが、丸々としたボディーが素敵なヒラスズキでした!!


この画像ならわかるかな?

平『ビヨンドのSを沈めてチョン、チョンやで♪』

と言ってましたが、どうやらバックウォッシュビヨンド110Sをボトムまで沈めてチョンとアクションさせて流して、チョンとアクションさせて流して…ヒット!みたいな感じらしいです。

私も真似してやってみると、確かに時折お触りはあるものの明確なヒットには至らず…

小『これは何かが違う…お触りがあるけどガッツリ掛からん何かがある…』

と思っていたところに平中さんがやってきて話していると、とんでもない事が判明!!

なんと!!

平中さん!!

ビヨンド110Sの…

ウェイトを戻さず流してた!!!!

どういう事かと言うと、ビヨンドは重心移動のルアーなのでキャスト時にお尻側にウェイトがくる為、着水するとお尻が下になって真っ直ぐの状態です。


着水直後のイメージ


ウェイトを戻した状態

普通はここからリップに水を噛ませるためにウェイトを戻すんですが、ウェイトを戻さないままだと重心がお尻に集中しより沈むのが早くなります

つまり、川の流れの中でもボトム付近にルアーを届けやすくなるんです!!


こういうイメージですかね

平中さん曰く、『ボトム付近で釣れるけどバイブレーションやと沈むの早すぎるって時は良くやるやり方やで』との事でしたが、ついつい重心移動のルアーって、『着水したら一先ずウェイトを戻す』ていうのが習慣になり過ぎて『ウェイトを戻さない』という選択肢は完全に消えてました。

落ち鮎の時なんかにフローティングプラグを意図的にウェイトを戻さずに流すという話は良く効きますが、シンキングプラグを沈めやすくする為にウェイトを戻さないって言うのは目から鱗でした。(個人的にはですが)

目的のレンジまで沈めた後にウェイトを戻すか戻さないかは状況によって変わるでしょうし、この後、この釣りの肝となる必殺のアクションも教えてもらいましたがそれはまだ内緒にしときます(笑)

で、この話を聞いた後、ふと思う事があって私がチョイスしたのが、『ラブラエボリューション110SFG』

そしてラブエボをキャストして2投目!!


釣れたー!!!!


頭からスッポリ!!!!

ここでラブエボをチョイスした理由は『浮力』『レンジ』

元々シャローランナーとしてはレンジが入る部類のラブエボ。
それに加え『SF(スローフローティング)』という浮力設定は海水での設定ですので淡水が強い場合は沈みます
(この日の状況としては中層くらいまでレンジを入れたかったんです!!)


水道水だとこの通り沈みます。

しかもさっきのビヨンドみたいに『ウェイトを戻さない』と重心が一点に集中し、フローティングプラグなのにまあまあ沈みます。


ウェイトを戻さない状態だと若干早く沈みます。

これにより『フローティングプラグを沈める』という一見矛盾するような釣りが可能になります。

そして海水が入っているレンジに差し掛かると、水の比重が変わり沈みが遅くなる、もしくは沈まなくなるので、そこからはウェイトを戻して流していくと…

と言うイメージ通りに今回は釣れてくれたと言う訳です!!


今回のイメージ

本当にイメージ通りだったかどうかは不明ですが、考えて考えて導き出した答えは最高に嬉しいですし、自分の引き出しが確実に増えます

これこそ釣りの魅力の一つだと思うんです。

何が良かったのか?、何がダメだったのか?、本当にそうだったのか?、再現性は?、他の場所でも使えるのか?…とにかく色々と考えを巡らし、一投一投考えながらキャストする。

動画や解説などの情報が多くある時代ですが、それはあくまで一つの側面に過ぎないと思いますし、我々含めそれを作っている側もそれはわかっていると思います。

解説はあくまでそのルアーの使い方の一つであって、それをきっかけに色々な可能性を探って貰えれば、もっともっと魚と出会える確率は上がるのではないかと思います。

さっきのウェイト戻す、戻さないの話だって、基本はウェイトを素早く戻して少しでも早く水を噛んでくれるようにするのが基本中の基本ですし、多くの場合はそれが功を奏すと思います。

でも、『戻さない方が良い時もあるんだよ』という選択肢はどこかで行き詰った時に一匹に辿り着く手立てになるかもしれません。

この一匹の後、『もう予定時間過ぎてるから上がろうか』からラスト1投を10回くらいやって、埼玉に戻る時間を大幅に過ぎて和歌山を後に。

いや~勉強になったな~っと思いながら埼玉へ戻っていると…


パワード!!


ビヨンド!!


マッチボウ120F(フックは#6に変更)


マッチボウ120Fの魚

いや、めっちゃ釣るやん(笑)

居残りしてた平中さんからの釣果ラインが大量に(笑)
(もちろんSAで停まって見てますよ~!!)

平『ルアーローテーションして目先変えてあげるんも一つの手やで♪あと、朝マズメは絶対やで!!』

という事でしたので、皆様もローテーション出来るルアーを持って、しっかり朝マズメはやりましょう(笑)

ちょっと長くて暑苦しい内容になりましたが、そんな感じの和歌山釣行でした!!

一見無駄に見える時間、キャストも釣れないなら釣れないなりの収穫があるものです。

皆様も是非、フィールドに足を運んで色々な自分のなりの発見をして釣りを楽しんでください♪

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

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