皆さんこんにちは。
全国的に梅雨入りが発表されレインウェアが欠かせない季節となりました。
『クローゼットから引っ張り出してきたレインを着てみたら撥水が…生き返るかな…』
『な…!!!洗わないでしまっていたのか、去年の自分…!!』
なんて事態に陥っている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は以前【保存版】としてアップしたウェアメンテナンスの再投稿です♪
そこで!今回はおうちで出来るレインウェアのメンテナンス方法のご紹介です♪ご家庭の洗濯機を使ってレインウェアを綺麗にしていきたいと思います。(綿入りの防寒ウェアとは少しメンテナンス方法が変わってきます。今回はレインウェアのメンテナンス方法のご紹介となります。)
どうか最後までお付き合いくださいm(__)m
撥水の敵は『汚れと摩擦』。
つまり使っているうちにだんだん撥水は効かなくなってきます。レインウェアが汚れている状態でいくら撥水を復活させようとしても、その汚れが邪魔をして撥水が復活しません。なのでまずは汚れを落す事からスタートです!!
では、メンテナンスTIME!!!
(所要時間約2時間)
1、洗うウェアの洗濯表示を確認。洗濯表示に従って洗います。
2、チャックを全て閉め、簡単に畳んでネットに入れます。
(チャックが開いていると生地にあたり傷めてしまう可能性があります)
3、2を洗濯機へ入れ、『ドライモード』もしくは『手洗いモード』を選択します。この時、『すすぎ』を通常のお洗濯時より2~3回多く、脱水は無し、もしくは1番短い時間で設定してください。
4、洗剤を投入。柔軟剤入り洗剤は絶対NG。専用洗剤が好ましいですが、液体の中性洗剤でも一応OKです。粉洗剤も避けた方が良いです。(柔軟剤は撥水効果を無力化してしまいます。粉洗剤は溶けきらず繊維の間に詰まり、同じく撥水効果を無力化してしまう可能性があります。)
弊社で取り扱ってる専用洗剤はこちら。
プロクリーナー→高機能ウェアの専用洗剤。通常の洗濯洗剤に比べて洗剤残りがほとんど無いのが特徴。撥水復活の心強い味方です♪
5、スタートボタンを全身全霊で押す。
6、終了後、洗濯機から取り出し水気が多く残っている場合はタオルなどで軽くふき取る。
(7、洗濯のみの場合は風通しの良い日陰にて吊るし干しで乾燥させてください。)
続いて撥水処理です。
弊社で取り扱っている撥水剤は以下の3種類です。
①インスタントウォーターリペレント→乾いた生地にシュッとスプレータイプ。撥水スプレー。熱処理をしなくても撥水の分子が安定しやすのが特徴。もちろん熱処理をすればなおOK。
②デュラブルウォーターリペレント→濡れた生地にシュッとスプレータイプ。撥水スプレー、スプレーオンタイプ。洗濯後にこのスプレーを吹きかければOK。(熱処理か48時間以上乾燥が必要)
③ウォッシュインウォーターリペレント→ムラなく仕上がる浸け込みタイプの撥水剤。仕上げの熱処理が必要。
ここでは③、浸け込みタイプの手順をご紹介します。
1、プロクリーナーで洗濯したウェアを撥水剤を入れたタライの中に漬け込みます。(素材の確認か必要ですが、洗濯機、浴槽、30リットル位のクーラーボックスでも代用可能です。)
水の量は『ウェアが浸る程度』。撥水剤の量はジャケット1着で付属のオレンジキャップ4杯分が目安です。大きいサイズのジャケットは4~9杯の間で調整して下さい。
洗濯機の場合、撥水剤を入れたらウェアはネットに入れ10分間回し、すすぎはしないで下さい。手作業の場合はムラにならないようにしっかりかき混ぜて、そのまま10分~1時間程度漬け置きます。
2、漬け込みが済んだら形を整え、ハンガー等に掛けて水が滴らないくらいまで陰干しします。(完全に乾かさなくてもOKです。)
3、最後に熱処理です。
方法として、
・乾燥機にて中温で40~60分
・当て布してアイロンの中温で
・ドライヤーの温風
が代表的な熱処理方法です。
一番楽でムラなく仕上がるのは乾燥機での熱処理です。
乾燥機に入れて中温に設定して40~60分回せば出来上がり。
基本的にこのやり方を推奨している場合がほとんどです。
当て布してアイロン。
洗濯機、乾燥機が使用できないタイプのウェアの熱処理や乾燥機が無い場合に向いてます。
実際にやるとこんな感じです。
80℃~120℃でサッと撫でるようにアイロン掛けすること。当て布をしても長い時間アイロンを当てていると表地のナイロンが溶けたりしますので、あくまでサッと撫でるようにやって下さい。
そしてドライヤーの温風。
これはアイロン使用禁止のウェアの熱処理に。
アイロン使用禁止の洗濯表示があっても熱処理の際はアイロンを使用する事があります。アイロン使用禁止の洗濯表示はあくまで、一般的なアイロン掛けが禁止という事です。
先ほども説明した通り、アイロンは当て布してサッと撫でるだけなので表地が溶けたり生地が痛む温度にならないように使う形になります。熱処理の為のアイロン使用は、ある程度の熱を加える事ができればそれでいいので、洗濯表示に従わずにアイロンを使用しています。ただ、ここは一応自己責任になる部分ですので、気になる方はドライヤーの温風を使用していただいた方が良いと思います。
という事で…
完成です。
洗濯から仕上げの熱処理まで手順を説明してきました。
洗濯機と乾燥機が使える状態であれば、手軽に出来上がります。
皆様も是非やってみて下さい♪
【レインウェアについての記事はコチラ】
ウェアの基礎知識講座①『レインウェアって何?』
ウェアの基礎知識講座⑰『ウェアの天敵!!劣化の原因!!加水分解とは?』
ウェアの基礎知識講座29『来年も快適に!!衣替えのウェア保管時の注意点!!』
ウェアの基礎知識講座②『撥水と防水 ~その1~』
ウェアの基礎知識講座③『撥水と防水 ~その2~』
ウェアの基礎知識講座⑦『透湿性と通気性の違い』
ウェアの基礎知識講座⑩『ウェアの性格?価格差の一因?レイヤーって何だ?』
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