祝サクラマス解禁
みなさま開きましておめでとうございます。
とうとう解禁しました、北陸サクラマス、九頭竜川。今季はどんなドラマが起きるのか?ストリームビヨンド元年、皆様と共に楽しんでいけたら嬉しいです。
そんなこんなで2022サクラマスシーズンもお付き合いのほど、宜しくお願いします。
さて今回からのMAKING OF STREAM BEYONDですが、実釣を交えて現在進行形で発信していく形になります。(ようやく追いついた笑)
2022のストリームビヨンドのドラマをパズデザインスタッフ、テスターのみなさん、手に取って頂いたアングラーさんたちと共に作っていきましょう。
現在進行形…
僕は今、絶望的な気分になっています…
昨日の晩に書き上げた完成ログ、
投稿したら全部消えてなくなってしまったという、奇跡。
締め切りの時間まではあと1時間。僕がどこまで書けるのかをも含めて読んでいただけたら嬉しいです(笑)
そんなこんなで本題に入ります。
1年ぶりに立った九頭龍川。
天気も最高、気持ちの良いスタートを切れました。まずは川歩き。各ポイントの現状を知るためにひたすら川を歩き水の感触を確かめます。
MAKING OF STREAM BEYOND #5 ただ巻きのチカラ
MAKING OF STREAM BEYOND #6 続・ただ巻きのチカラ
やはりというか、予想通りというか、ダム河川の宿命というか。「なんだか浅くなってきているな~」っていう印象。
まあ、まだ雪代前、昨年は台風も来ず、大水も出ていないので、尚更地形が変わっていない印象。
「いや本当に平らだな…」。
しかも、河川改修で土手に生えた木々を伐採し、重機で掘り起こした感じ。これをすると美観は良くなるんだけど、雨が降ると泥系の濁りが入りやすくなるんだよね(残留農薬がないだけ、代掻きよりましですが…)
北陸河川の宿命ですが、ただでさえ川床の浅床化が起きやすいダム河川、河川改修をはじめると必ず数年後に川は徐々に浅くなり始めます。
降雨によって泥や砂が流れやすくなって、河川内に入っちゃうからね。
川が浅くなると、どうなるか?
河川内のサクラマスに絞って説明すると、環境によるストレスが増しなかなか口を使ってくれなくなります。安心して河川内で過ごせなくなるってこと。
また、浅くなるとアングラーが攻略しやすくなり魚のスレは進みやすくなります。
そのため、攻略法として激しい動きよりスローな動き、早い動きよりゆっくり見せる、威嚇より興味を引き出す釣りに。
そうやってサクラマスが口を使う条件が変わっていくのは九頭竜川より更に浅床化が進む地元富山の『庄川』で長年、その変化を見てきました。
そこを見越してです。
ストリームビヨンドは、そんなプレッシャーを感じたサクラマスにも対応するように動きとレンジを設定しています。
浮力で寄せる強波動のフローティング仕様ではなく(それも必ず要りますが、既に優秀なミノーが世の中にはたくさんあります)ギリギリまで浮力を押さえたサスペンド仕様。
動きも、結構振るのですが、ブリブリしないように、小さいテールスライドを起こすように水の抜けを良くしているのもそれが理由です。
また、九頭竜川を一通り歩いてみて気付いた事。
中角、天池橋より上流はほとんどが水深2m以下に見えます。(中角水位計53cm)瀬においては、1.5~1mくらいが多いように思えます。
個人的にサクラマスを狙う時に通すレンジは、ボトムから30㎝~50㎝上。水深が1.5mならば1m~1.2mを狙います。
「なぜボトムなのか?」
「サクラマスは、中層に居ないのか」
と思われる方もいるかもしれません。
ではここでサクラマスがなぜ河川に遡上するのか?考えてみましょう。
その理由は、ただ一つ。種を後世に残すため。ずばり産卵するためです。
そのため彼女らは安全に川で休み、安全に遡上することを最優先します。また、河川内に入ったサクラマスは基本捕食をしません(たまに食うやつも居ますが笑)。そのため定位するポジションは、捕食の為のポジションではなく、身の安全を第一に考えたポジションになります。
では、サクラマスは何に対して安全を確保しなければいけないのか?外敵は何なのか?
そう考えると、河川内にサクラマスを捕食するような大型フィッシュイーターはいません。となると、魚が襲われる要因ナンバーワンは「上からの脅威」つまり「鳥」です。
魚の背中の色は、水色に合わせ鳥から見えにくくするための進化の過程で獲得したもの。おおきな水深のある淵ならまだしも、浅くなってしまった河川内で中層や表層に居るメリットがない、ボトム付近にルアーを送り込むのは、それが理由です。(表層の誘い出しの釣りに関してはまた別の考え方なので、またの機会に説明しますね)
そしてストリームビヨンド95MDのレンジ設定は、40㎝から110㎝。僕(身長178cmのおじさん)でいうと、ひざ下からお腹までの水深でしょうか。
浅い所はショートキャストで、竿を立てて。
深い所はゆっくり水を噛ませて。
体感ですが、瀬の中を水とケンカさせずに流れを使って送り込んでいくともっと深くまでルアーを送り込むことが出来ます。
おそらく河川の浅床化はこの先ずっと続く問題。
そのためストリームビヨンド95MDのレンジ設定は従来のミッドダイバーより浅く設定しています。
つらつら書いていたらデメリットが書けなくなってしまった。またそれは次以降の機会に取っておくかな。
今回は大人の事情で、ストリームビヨンド95MDをデビューさせなかったのですが、次回はガッツリ泳がせて来ようと思います。その結果は、近いうちにレビューしますね。
ここまで1.5時間。俺、頑張った(笑)
ではまた~。
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