経験からくる引き出しの話し 平中竜児(和歌山県)

 

今回はちょっと長文になりますが釣りなんか簡単にサクッと釣れるに越した事ないんや!って方にはあまり向かないログかと思いますので、閲覧の際はご注意下さい。

 

 

気付けば30年近く釣りをしている事になりますがちょっと前に釣りを始めたような気持ちのままオッサンになってしまった感じの平中です。
この長くて短いような年月を釣りに費やしました結果いろんな事を経験させてもらえました。

一つの場所に長い間通っていると分かった気になる事も多いですが、実は仮に100ある内の2か3くらいしか分かってないものです。
その2か3だけで全てを分かった気になりその少ない知識が当てはまらなければ魚はここには居ないと断言してしまうような人が多いように感じます。

僕は常に魚や自然に学ばせてもらってるつもりで釣りをやってますから、アタリが無くても何でアタらへんねんとか掛かって外れた魚に対して何で外れんねんとは思いません。魚からするともしかしたら食いたくてもイマイチ気が乗らないようなルアーの選択や通し方、狙ってる時間帯や状況が違うなど釣れない理由を魚や場所や道具のせいにする事はせず、そういった時にしか投げれてない自分が悪い、魚は絶対そこに居る!と思うようにしています。

そうする事でモチベーションも下がらず長く携わって来れたのだと思うからです。

 

かなり前置きが長くなってしまいましたが今年も5月頃から磯を離れ河川内や河口部に絞って狙いのサイズが釣れるよう頑張ってみました。ですが6月になっても7月になっても状況が好転せず全くアタリの無い日もある悩めるシーズンを過ごしていました。
『今年はアカン今年はアカン』と言ってる内に8月になってしまい、この頃には今年はアカンまま終わりそうやなと半ば諦めも入っていました。

自分が思うパターンの中で毎日、日替わりで狙い方を変えながらヒラスズキへの問いかけを続けてみてもたまに小突かれるような小さいアタリや掛かってもすぐに外れるようなのばっかりでした。

過去に経験したパターンはそれはそれは膨大な引き出しとなっているにも関わらずそんな感じで、いくら強く折れない鋼のような心の持ち主でも反応させられへんのはしゃーないわって気にもなります。

しかしそんな状況であっても釣りに行かないという選択肢はないので開き直りながら本来ならまず投げる事のないルアーを投げに行ってみたりその時間帯はまず釣れんやろうって時に行ってみたりするようになりました。過去にも新しい発見がある時というのは良く釣れている時ではなく困って普段やらないような事をしてる時に起こってる事が多いからです。

そんなとある日、ふと過去に経験した事はあるけれどもここ最近はまずそれでは釣れないだろうと勝手に判断していた引き出しを思い出しました。どうせ行ってもアカンやろけど…と行かなければ何も起こらない。

行かずに家でゴロゴロする訳にもいかないのでその頭の中の奥底にしまっていた引き出しを開けてみるとポイントに着いた数投目で久しく味わってなかった糸を緩めても竿を振り回しても何をしても外れないような掛かり方(食い方)をするヒラスズキがヒット。

エラも洗いまくってバンバンジャンプしてそれなりの突っ込みも見せてくれたヒラスズキはサイズ的にそれほどでもなかった77cm 4.4kgでした。

このログを書いてる時点でまだ80を越えるヒラスズキに出会えてませんがこの程度のサイズは何匹かありました。

 

しかし何よりも嬉しかったのは数か月間アカンアカンと言って諦め半分だった所に納得のいく掛かり方をしてくれたヒラスズキに出会えた事自分で勝手にアカンと決めつけてただけで海や魚は何も変わってなかっ事を確認出来た事が何より嬉しかったです。

偉そうな事言える程釣ってる訳でもないですが、結局の所何が言いたいのかと言いますと、ただ魚が釣れやすい道具を使って簡単に釣ってしまえばそれまでの道具ありきのものではなく自分が実際のポイントで悩んで学んでする事で自分自身を磨いていけば世間でめっちゃ釣れないと言われるルアーも自分にとっては釣れるルアーに生まれ変わらせる事が出来るかも知れませんし、そんな自分に応えてくれるようにもなると思っています。

その上でreedルアー達はただ投げて釣れるだけではなくそういった部分にもめっちゃ応えてくれるルアー達であります。

 

ちなみにですが、この日の引き出しで見つかったきっかけを元にまた次の日から新しい引き出しを探す事になるのは言うまでもありません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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釣れなくても諦めずに通えば… 平中竜児(和歌山県)

 

皆さんこんにちは。
和歌山の平中と申します。

彼是ヒラスズキを追いかけて20数年になり、現在も通っているフィールドについては17年以上毎年欠かさず通い続けております。
一つのポイントに長い事通い続けるにはそれなりのモチベーションが重要になると思いますが、自身が納得のいくサイズのヒラスズキを釣り上げる事が出来ない限り今後も日夜彷徨い続ける事と思います。(死後も彷徨ってるかも知れませんが笑)

今シーズンというか毎年梅雨前辺りから気配が出始めてポツポツ顔を見る事は出来てたのですが、先月中頃から急に動向が分からなくなりアタリはあってもガッツリ掛かるような事がなくなってしまいました。
このログのネタになるような魚を釣りに…と日夜勤しんでおりましたが全くアカン日が何日も続きました。

もうアソコの魚の事はよーく知ってはるでしょ!とも言われますがこんなに長くやり続けてきたにも関わらず未だにさっぱり分かっておりません。
ただ月に何回かとか年に何回かくらいしか来られない方と比べると知っている事は雲泥の差かも知れませんが、実際は毎回釣れ方も違う、釣れるルアーも違う、アタリのある場所も違う等全然釣れないが故に毎回が初めて挑戦するかのように釣りが出来るので飽きずにやって来れたのだと思います。

 

そんな中ログの締切前に警戒レベルの大雨が降り、さすがにその時には大人しくしていました。雨が落ち着きだした頃には沢山釣れてくれるだろうと確信していました。

雨の量も少なくなりダムの放水量もかなり減り、安全だと判断できた辺りから動きだしましたが予想に反して全くアカン日が続き、ログの締切も迫りかなり焦っておりました。

釣らなアカンという緊張感もそれはそれで面白いんですがアカン時はホンマに何をやってもアカンもんです。
ログの担当者の方に締切までに間に合いませんでした…申し訳ございません…と謝罪のメールをした日の次の日にやっと海の神が微笑んでくれました♪

バックウォッシュビヨンドを投げて巻いてくるにはちょっと水深が浅い所ではやっぱりパワードラブラ125SFGが良い仕事してくれます。

ただ、川や海の状況からすると既に釣れやすく条件が整った状態ではなくどちらかと言えば普通なら釣りにくく他の方があまり狙いに来る事がないような状況。
やっと食ってくれたと思っていても原稿用の画像をモタモタ撮っている内に時合は過ぎ去り後が続かない。
「さっきはガツーンって食ってくれたやん」ともう一匹を狙ってもウンともスンとも言わない。

まあまだ時間はあるから違うとこも投げに行ってみよと場所をちょっと変えてみると今度は着水後すぐにまたもやパワードラブラ125SFGでヒット!

この画像を撮って更なる一匹を狙いましたがここももうお相手してくれる魚はいませんでした。

これでやっと原稿が書けるという安堵感で今日は熟睡出来るかなと思いましたが、明日はまた、今日釣れてくれた魚がくれたヒントを元に違う切り口から攻める為彷徨い続ける事と思います。

 

こんな感じで毎日に近い程釣り(素振り)に出掛けてはおりますが安全にだけは十分過ぎるくらい配慮して釣りしております。
皆さんも『自己責任』だけで済まない事にはくれぐれも注意して安全に趣味を楽しんで頂ければと思います。

 

 

 

 

 

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バックウォッシュビヨンド新色発売間近!! 平中竜児(和歌山県)

 

皆さんこんにちは、和歌山の平中です。

 

もうすぐ(4月頃)発売される【バックウォッシュビヨンド110S・SP】の新色についてカラーの説明や簡単なSとSPの使い分などをちょこちょこ書かせて頂いておりましたが、実際に釣り場で出会った方や友人などから「Sの使い方がイマイチよー分からん」とか色々言われるので、今回は開発者ならではのより踏み入った所まで書いてみようかなと思います。

 

今までのログでざっくりとS・SPの自分なりの使い分は書いたと思うんですがおさらいのつもりでもう一度書きますと、基本、
S(シンキング)→河川内・河口域・漁港内等で使用し
SP(サスペンド)→磯・サーフ・漁港内で使用しています。

 

共通するのは漁港内くらいではっきりと使い分けているのが分かるかと思います。

 

それは何故かと言いますとまだ発売前のテストの段階で主にしていたフィールドがSは河川内でSPが磯だっただけの話しです。

 

大雨で増水した河川は当然流れが強く早い訳で、その状況下で良いサイズのヒラスズキが確実にアタックしてきてくれるという事はその強すぎるくらいの流れの時にこそ威力を発揮出来てるという事です。

そしてSPはタダ巻きだけでも十分釣れますが、波が荒れ狂う磯でヒラスズキが捕食しそうだなと思うピンポイントにルアーを少しでも長い時間しっかりと留めやすくする為に浮き上がりにくく沈みにくいサスペンドにさせて頂いた訳でございます。

これは実は使用するタックルも結構重要激流の河川でハイギアリール使用でビヨンドSを使ってしまうと早く巻き過ぎて絶妙なアクションが出来ていない(生かされていない)状態となっている可能性があるという事です。

逆に増水もなくあまり流れが強くない場合で使っても同じ事が言えます。

 

私の使用するリールは河川も磯も基本通常ギア(ローギア)が主体で、自分のタックルではSもSPもどういった感じの時に使えば魚が口を使ってくれるというのを一番知っている訳ですから、釣れなさそうな状況の時にはどうしてみれば良いかを考える事も出来る訳です。

 

時に流れのないのが分かってる普通の河川内でワザとハイギアリールを使用しルアーのリップに当たる水の抵抗を増水時の時のような感じにする事もアリな訳です。
ただ状況によってはもちろん同じタックルで磯でSも使いますし河川内でSPも使います。

 

たったの2種類(シンキング・サスペンド)しかないルアーですが使い方は様々でこれに他のルアーを合わせると自分でも訳が分からなくなるくらい無限なパターンに併せれる訳ですからお買い得商品だと思いますよ(笑)

 

自分の良く行くフィールドで相性の良い方がどちらなのか?自分のタックルに合った使い方が出来るのはどっちなのか?を探してみるのもいつまでもこの釣りを続ける楽しみの一つなのではないかと思います。

 

実際にポイントを前にしてみればもっともっと色んなアレコレが頭の中にはあるんだと思いますが文にするにはこれが限界ですので、分からない事や聞きたい事などがあれば直接聞いて下さい(笑)

今回書かせて頂いた事をあくまで参考にして頂いて、来月頃に発売されるバックウォッシュビヨンド新色で良い魚に出会って頂きたいものです。

 

 

先日関西では緊急事態宣言が解除され今まで釣りを我慢されてた方も多いとは思いますが、感染のリスクが無くなった訳ではないのでまだまだ慎重に行動して頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

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