播州バチ抜け!アルバトロスでバチパターン!! 福田尊士(兵庫県)

こんにちは、兵庫県のタカです。

今回のログは、毎年この時期姫路周辺のバチパターンで一人勝ちする【アルバトロス150F】でのレポートとなります。

その前に、ここ最近休日も仕事のことを考える日々が続き、やっと一段落したと思えば、また次に新たなことが増えると言った日々を今現在も過ごしています…

週末釣りに行けていることが当たり前だと思っていたのに、行けなくなると、釣り行けることの幸せをすごく感じている今日この頃…

…釣りに行きたい(涙)

そんな苦しんでる私に、姫路の山本さん(釣友)からの嫌がらせを通り越したお誘いLINEが毎日のように届く、そしてログを書いてる今も届いてる…釣れてるのも釣れるのも、分かってる…

こんなLINEがほぼ毎日届くんやから…(-_-;)

SNSに投稿せず、私に投稿してくる…投稿するところを完全に間違えてる笑

これは、LINEのほんの一部の(-_-;)

無理矢理にでも時間を作って、下げのタイミングに合わせて、一番いいタイミングを見計らって出撃!

一番激アツなタイミングに到着し、準備して今からパラダイスって時に…あかん…やってしもた…

虫よけを持ってくるのを忘れてしまい…全く釣りにならん!!!!

山本さんからのLINE『虫除け忘れたらダメですよ!』って、今届いた(^_^;)

慌ててコンビニに虫よけを買いに行くが、同じようなアングラーが居るのか1件目は売り切れ…

2件目でようやく虫よけをゲット(^^;)

慌てて戻ると激アツなタイミングは既に終了していた…こうなるとある意味落ち着いて釣りができる(笑)

アップにキャストして3秒に1回転する速度で通して、色々角度と巻き速度を変えながら通しても全く反応がなく、シルエットと動きで存在感を出しても、流れの速度よりも早いと全く反応しない。

また、バチの流れていく向きも関係してる。

バチパターンは、サイズ・レンジともに、feelシリーズである程度攻略できるけど、アルバトロスでしか反応しない時の特徴として

・抜けているバチがデカく15センチはある
・風の影響を受けやすいポイントである
・巻き速度が速いと食ってこないことが多い

この3つの条件をクリアするのが、アルバトロス!

アルバトロスのサイズは、150ミリとサイズ・飛距離ともに申し分なし!

風の影響とルアーの速度は、他のルアーは風に流されルアーが流れよりも速く動いてしまう状況でも、アルバトロスはリップがあるため、風に引っ張られる影響が少ない

そのためアップにキャストして、ラインスラック(糸のたるみ)を利用した流れに同調させる釣りにめっぽう強い。

ラインを目で追い、ロッドの向きを変えながら今どの辺りにルアーが居るかをイメージして、ルアー流していく。

そして、満を持してココ!というポイントにさしかかる…手前の想像と違うタイミングで、捕食音が聞こえてきて焦ることもあります(笑)

いずれにしても上記の状況の時はアルバトロス無双!

もちろん現行のアルバトロスには、バチカラーがないのでお願いして試作品を作って貰いました!!!!


アルバトロス150Fバチカラー(プロト)

今回はマットピンクでの釣果でしたが、姫路では自分で様々なバチカラーに塗って釣られてる方も多くいるので、このバチカラーはご期待いただいて良いと思います♪

姫路・加古川の播州エリアの方はアルバトロスをバチパターンで是非お試しください♪

 

 

 

 

 

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【短期連載】リバード120S完成までの道 その④

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は【リバード120S完成までの道 その④】で御座います!!

前回までのログはこちら↓
【短期連載】リバード120S完成までの道 その①
【短期連載】リバード120S完成までの道 その②
【短期連載】リバード120S完成までの道 その③

すいません、出張やらイベントやら渓流解禁やら色々と立て込んじゃって随分と間が空いてしまいすいません(汗)

気が付けば4月も半ばに差し掛かろうとしており、リバード120S本生産分の入荷が迫ってきております!!

このままのペースだと…

発売前にこの短期連載が終わりませんw

まあ、発売後もサイドストーリー的に読んでいただければそれで良いかと思います(笑)

そんな【リバード120S完成までの道】、4回目の今回のテーマは『フックセッティングについて!!』です!!


『リバード120S』製品ページはこちら

これはリバード120Sに限った話ではないんですが、フックはルアーの泳ぎに大きく影響を与えます。

それもそのはず、サイズにもよりますがリバード120Sに標準装備予定のフックでも1つ約0.7g程度の重さです。

つまり、リバード120Sでも0.7gの外部ウェイトが2つ付いている状態な訳です。

しかもフックが受ける水の抵抗を考えればその影響は本体に0.7gの鉛シール×2枚よりも影響が大きいのは想像に易いと思います。

そんな前置きから本題に入っていくんですが、リバード120Sも当然ながら色々なフックのセッティングを試しました。


試したフックの一例

最後の詰めの部分ですらも上記の種類(笑)

まあ、こんな種類試す結果になったお陰でとても勉強になりましたがw

ただ、ここから先は私はフックの専門家ではないので、微妙に上手く表現できない部分もありますが、『結果的にリバード120Sのフックセッティングは着地した!』と思って読んでいただければ幸いです!!

フックセッティングの要件としては大まかに分けて『大きさ・線径』『形状』があります。

『大きさ』はもちろん番手のことで、『線径』は例えばMとかMH、オーナー社製だと36とか46と言った針の太さです。

リバード120Sは最初のサンプルからMHクラスの#4が乗っていたと思います。


1stの削り出しサンプル
(フックがカーブドポイントなのには特に理由はありません)

もちろん、基本的には大きさや線径が大きくなると重量が増すのと、抵抗が増えるのでアクションは落ち着く(小さく、おとなしく)なる傾向です。


同じ#4でも…


微妙に重さが変わるし、g差は×本数で増減するので結構重要…

次に『形状』。

最近見掛けるフックで言うとSP(スプロートベンド)タイプとRB(ラウンドベント)タイプに大別されます。

これ、意外と意識してない方も多いですが、SPとRBって結構アクション変わるんですよ!!
(もちろんあまり影響のないルアーもあります)

特に番手が大きくなればなるほどアクションへの影響は顕著だと思います。

と言うのも、フックメーカー様各社で色々規格は違うものの、基本的にRBタイプの方がシャンクが長く、ルアーに装着すると重心がSPタイプより外になります。


左:RB#4 真ん中:S-RB(ショートシャンク)#4 右:SP#4
同じがまかつ社製#4でも実はこれだけシャンクの長さが違うんです!!


実際に装備すると(左:RB 右:SP)同じ#4でもこれだけ重心の位置が変わるんですよ!!

つまり若干ですがアクションの際にRBの方がルアーの重心から離れるので、アクション的にはロールやルアーの倒れ込みが強くなる傾向になると感じています。

なので、これがプラスに働くこともマイナスに働くこともある訳です。

余談になりますが弊社のルアーだと、グランソルジャー、エルキャリバー、パワードラブラ、バックウォッシュビヨンドなどは基本SPタイプを推奨しています。
(推奨と言うか『できればSPを使ってください!』レベル!)

よく『水面系のルアーにはRBの方が乗りがいい』と言われますが、グランソルジャーなどは水面系ですがアクション的にRBタイプとは相性が悪いのでご注意下さい。
※トップウォーターでRBタイプが乗りが良いのは事実です。ここでの話は『乗りが良い=アクションも良い』ではないですよ!という話です。

さて、話をリバード120Sに戻しますが、リバード120Sは実は1stサンプルから中々良いアクションは出ていました。

ただ、なんとなく『何か違うな~…』というのがアクションチェックした際の共通意見でした。

まあ、これの原因はフック以外の部分にあったんで、その後内部構造やウェイトの配置を色々といじってかなり良い感じの2nd、3rdのサンプルになったし、魚も結構釣れていたんですがやっぱりもう一つパンチに欠ける感じだったんです。


3rdサンプルでいきなり鈴木さんが良型をキャッチ!!


この時はSPMH#4のフックが付いていますが、ちゃんと釣れてます!!
(ボディーの26gの表記はフック・リング抜きの重量です)

そんなある日、SNSを見ていると『fimoフックにRBタイプ登場!』みたいな記事を見かけ…

『お~、fimoフックにもRB出るんだ~…ん?RB?…RB?…ひょっとして!?』

そうです、リバード90SはRBなのにRBタイプのフックの存在を忘れていたんです!!
(この流れでRBフックが浮かんできたのは忖度じゃなくて実話です!!)

ちなみにサンプルにはSPタイプのMH(相当)#4が搭載されていました。

早速サンプルにRBタイプ(厳密に言うとショートシャンクのRB※以降RB(S)と表記)を付けて泳がせてみると…

S字のターンの時のヒラ打ちのキレが良い!!!!
これ!!このキレ!!

このキレの良さ、S字のレスポンスの良さが最後のピースだったんです!!

RB(S)を搭載したサンプルで早速…

まさかの一投目!!

 

この時はRB(S)のMクラスの#4!!

雨で増水した小規模河川、ドアップに投げて流心を通してのヒット!!

ドアップから増水の流れに押されてもしっかりS字が出て魚を誘ってくれました♪

この最終サンプルの時点では以前のブログでも書いたように『120Sは120Sとしてのアクション』という方向性に落ち着いていたので、90Sのアクションの幻影は追いかけていませんでしたが、やはりこのキレが出てくることで『リバード120Sとしての着地点』が見えました。

120Sならではの『存在感』、『泳ぎのパワー』に加えて『アクションのキレ』を手に入れたことによって、リバード120Sならではの『パワー系S字スラローム』が生まれたんです♪

ただ!!!!

ここからもう一つ沼があるとは思いもしなかったんですよ(笑)

それは…

流石に長くなるので次回にしましょうw

という事で次回は『フックセッティング、もう一つの沼~SPタイプの必要性~』というテーマでお送りしたいと思います!!

間が空き過ぎないように頑張って書きますw

と言った感じで今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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【短期連載】リバード120S完成までの道 その①

皆様こんにちは!!
コジマです。

いよいよ2024年もスタートしました!!

現在、2024カタログの制作も佳境ですが、いよいよこちらのルアーが発売決定となりました!!


ジャーン!!

そうです!!

【リバード120S】

です!!!!

SNSでは既に結構な数の釣果情報を発信してますが、出す出す詐欺で相当引っ張りまして申し訳ありません(汗)

昨年のフィッシングショーで元気良く『秋頃に発売できれば!!』とか言っておりましたし、そもそも着手したの2020年のはずですが…ようやく完成、そして発売の目途がたちました!!


昨年のフィッシングショーでの展示

という事で、これから何回かに分けてリバード120Sの開発秘話、そしてルアーとしての特徴などを解説していきたいと思います!!

題して…

【リバード120S完成までの道】

です♪

そんな感じで前置きが長くなったので、一回目はジャブ程度に…

『リバード120Sの自己紹介』

という事でリバードのスペックを紹介していきたいと思います!!


Rebird120S(リバード120S)
¥1,900(税込¥2,090)
length:120㎜ weight:28g
type:シンキング
hook:#4 ring:#3
action:イレギュラースラローム range:50~120cm
全10色
製品ページはコチラ

比較参考にリバード90Sのスペックはこちら↓

Rebird90S(リバード90S)
¥1,700(税込¥1,870)
length:90㎜ weight:12.5g
type:シンキング
hook:#8 ring:#2
action:イレギュラースラローム range:50~120cm
全13色
製品ページはコチラ

まず、全長は当然のことながら3㎝増ですが注目すべきはウェイトです。

120Sは28gと90Sから15.5g増と大幅にアップしています。

この数値だけを見ると『ん?ヘビーシンキング化したの?』と思われがちですが、単純にそういう事ではないのがポイントです。

この辺は次回以降で詳しく説明しますが、リバード特有の『浮遊感』『漂い感』を損なわない為にウェイトとボディーの体積などを調整したウェイト設定になっています。

ちょうど1ozのウェイトになっていますが、これも『ウェイトありき』ではなく、調整していった結果、この『28g』が着地点となっています。

これ、横方向からの撮影画像ではわかりにくいんですが、並べて見比べてみると体高やボディー幅が大幅増となっています。


横からの画像


上からの画像

これにより体積が増え、浮力を確保することで大幅にウェイト増としながらもリバードの特徴である『絶妙な漂い感』を出せるウェイト設定となっています。

もちろん重量増による飛距離アップはいわずもがなです♪

そしてもう一つスペック上でわかる大きな変化はフックサイズです。

90SのRBMH#8に対して、120SはMH#4とかなり大きなフックを使えるようになりました。

ちなみに標準装備のフックは市販品で言えば『fimoフックRBMH#4』が線径、重量共に一番近いと思います。

そしてこれも次回以降で説明しますが、RBMH#8以外だとパフォーマンスが大きく変化してしまう90Sに比べ、120Sはフックの番手、線径、形状に対してある程度の許容範囲があります。
(『パフォーマンスが大きく変化する』の意味合いも次回以降で説明します)

これは結構重要な要素だと思います。

つまり、『許容範囲は狭いけどキンキンのベストセッティングが90S』と『場面や使い方でアングラー側でセッティングを調整できる120S』。

もっと極端に言うならば『ルアーにシチュエーションを合わせる90S』と『シチュエーションにルアーを合わせることが出来る120S』。

なんなら『ルアーがオートマチックに仕事をする90S』と『半マニュアルでベストセッティングが出せる120S』といった感じでしょうか。

この辺はフックに付いての結構深い話がありますんで次回以降をお楽しみに♪

という感じでスペック紹介でしたが、簡単にまとめると…

・ウェイトが15.5g増の28g
・使用フックがMH#4と大型化
・体積増でウェイトは増えたが『漂い感』はちゃんとある
・使用フックの許容範囲が広くなった

といった具合です。

一先ず今回は一回目ですのでこの辺にして、また次回以降話を掘り下げていきます!!

次回は何の話にするかは決めていませんが、『なぜサイズアップするに至ったのか?』あたりの話でもしようかなと思います♪

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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