【永久保存版】 フローティングベストの正しい着用法

 

皆様、こんにちは!!
コジマです。

さて、今日から12月ですね。

いよいよ今年も残すところ一か月ですね!!
一昨日まで九州にいましたが、九州も冷え込みが厳しく、明け方は5℃以下の気温の日も多くなってきました。

当然ですが、水難事故は寒い時期の方が生存率が下がります。
低体温症もありますし、厚着した衣服が水を吸い身動きが取れなくなります。
フローティングベストやライフジャケットを着用していなければ生存率は更に下がるのは言うまでもありませんね。

今年も一年の締め括り無事に出来るように、しっかりと安全対策をしましょう!!

という事で今月もご覧ください!!

【Pazdesign×ルアマガ】オカッパリフロートベスト解説動画↓

詳細はこちら↓
・内外出版社WEBコンテンツ『釣りプラス』
・【Pazdesign×ルアーマガジン】オプション類を使用して多彩に攻める!!バス用ベストでのクリークランガンスタイル!!

本流トラウトの釣りの方はこちらの記事をご覧下さい。
・トラウト用フローティングベストについて
・レスキューホイッスルについて
・ウェーディングスタッフについて

あとはまだまだ問い合わせの多いこちらも↓
2018年2月1日より『ライフジャケット着用義務範囲拡大』が施行されています。

それに伴い弊社は昨年6月より記事にしてまいりましたので、詳細は下記の過去ログにてご確認下さい。

ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について。
超重要!!ライフジャケットの着用義務範囲の拡大についての追記事項!!
超重要!!補足です!! ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について!!※製品対応非対応一覧有り

ちょっと前置きが長くなりましたが、今月も『フローティングベストの正しい着用法』を『安全への啓蒙として』掲載させていただきます!!

『またかよ…』と思わずどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m

他の安全対策関連の記事も是非↓
・手軽な釣りにも安全対策を(ポーチタイプをご紹介)
フローティングベストのお話 その2 『そもそも何故フローティングベストが必要なのか?』

という事で以下本文です。↓

安全対策の第一歩でありますフローティングベスト。
最近では他メーカー様の商品も含め、非常に多くの方が釣行時には着用していただいています。(それでもまだ着用されていない方もいますが…)

しかし、実釣やイベントの際にアングラーの皆様を見ていると正しく着用出来ていない場合が多く見られます。

なのでこの機会に以前アップしましたフローティングベストの着用方法(弊社製品の場合)をfimoでも掲載したいと思いますので、ご覧いただき、参考にしていただければと思います。

また、正しい着用方法は安全対策だけではなくフィット感の向上や負担軽減と言う意味でもメリットが大きいのでそれもポイントです。

ちょっと長いですが、とても大事な事なのでご覧ください↓

2014/12/9掲載記事

今回のテーマは…

『フローティングベストの着用法です』

です!!

まず、何故このテーマになったのか?

それは、京都のエキスパートアングラー(個人情報もあるので、T様とします。)のフェイスブックの投稿がきっかけでございます。

まずは実際のT様の投稿内容と投稿画像をご覧下さい。
※ご本人に許可は頂いております。

ここから↓
『激流に流された経験者は語ります、落水に備えてください〜!

今朝は友人が釣りの最中激流に30mほど流されたそうです、助かりましたが。

私も若い頃は某河口で5回以上流された経験があるのですが洒落になりません。
ま、流されるのを想定しての特殊なスズキ釣りでしたし、ライフジャケットを着て浮力の確認やスイムテストもよくしていました!笑笑笑

ウエアー類の調節でダメージが軽減されるのは事実ですし、舐めてかかりますと泳げません!

ビギナーな方ならベテランに確認してもらうのがベストですが、わたし的にはライフジャケットの腰辺りにあるベルトは締め気味にしてます。
勿論股ヒモベルトはしましょう!

ウェダーの場合は腰のベルトもしっかりして、なるべく浸水しないようにして下さいね〜♪』


T様のベスト画像

この投稿を見まして、私はハッとしましたよ…

『それを伝えるのって、本来メーカーの役目でしょ…』

新商品情報もいいですけど、大事な事も伝えていかなければ!!
ということで、まずはこの2枚の写真をご覧下さい。

この2枚は、オススメできない、というよりも
『救命具として役割を果たさない可能性が高い着用法』です。

何がダメなのかお分かりになりますか?
分からなかった方は、是非、この機会に覚えて下さい!!

ダメなポイントはこちら!!

股ベルトがゆるゆる。

サイドベルトが緩く、体にフィットしていない。

肩ベルトが緩く、フロントが下がり過ぎ。

この3点です。
この、『股ベルト』、『サイドベルト』、『肩ベルト』は一体、何の役割をしているのでしょうか?
そして、ジャストサイズに調整されていないと何が起こるのでしょうか?

『股ベルト』
落水した際、人間の体は沈みます。
ベストは浮力で浮きます。
これが同時に起きると、ベストだけが水面に残り、体は水中に…となります。
それを防止する為の、『股ベルト』です。
※アルティメットV-1(現在ではスーパーライトベストも)のようにウェストベルトが着脱防止になっているものは原理が違うので、後ほど説明します。

時折、『股ベルト』を股に通していない人を見かけますが

言語道断です!!
※コンプリートⅣ、アルティメットシリーズ、スーパーライトベストはウェストベルトがありますので股ヒモ無しでも大丈夫です。
コンプリートシリーズでもⅢ以前、ウェーディングゲームベストV以前のタイプは股ヒモは必須です!!

また、股ベルトをしていても、写真のように緩いと
落水した際に、体とベストが離れてしまい、浮いてはいるけど
水中で思うように身動きがとれず、結果、思わぬ方向に流されてしまいます。

ですので、股ベルトは下の写真のように、股に沿うように、キッチリ締めましょう!!

『サイドベルト』
ここが体にフィットせず緩んでいると、落水及び入水時に写真のような状態になります。

このように、体とベストの間に隙間ができると、水中で身動きをとるのはかなり難しくなります。
陸上では感じにくいかもしれませんが、ベストの浮力はかなりのものです。
落水すれば、当然ベストは自分から見て、上に上に行こうとします。
逆に体は、衣服が水を吸い、下に下に行こうとします。
ましてや、足の着かない所では、いくら水を蹴っても力が伝わらないので浮き上がる事すらままなりません。

この状態でベストを着用しているのであれば『着ていない方がマシだ!!』と思える程、身動きがとれません。
※もちろん、ベストを着ていなければ浮いている時間は、ほんの僅かです。当然、着用時の方が生存率は上がります。

ですので、サイドベルトもキチンと体にフィットするように締めて下さい。

目安は、フロントポケットを手で前に強く押しても、隙間が開かないくらいです。

『肩ベルト』
ポケットへのBOXの出し入れの関係上緩めにしている方もいらっしゃいますが、極度に緩くすると、サイドベルト同様、隙間が開く要因となります。


前から

横から

もちろん、防寒衣料を着たりして、夏と冬とでは着用サイズは変わります。
面倒かもしれませんが、面倒と思わずに、都度調整して下さい。
それでだけ、生存率が大きく変わります。

また、コンプリートシリーズは、胴回り140cm弱くらいの方までは着用可能なように作っています。
細身の方でベルト調節後にベルトの余りが邪魔な方はベルトを切って頂いてもかまいません。
切った後は、先端をライターで炙って頂くと、ほつれ防止になります♪
※炙りすぎに注意!!

そして、先程チラリとお話しましたが、腰ベルト式の場合です。
※弊社ラインナップでいうと、アルティメットV-1、V-2(現在ではアルティメットV-3、スーパーライトベスト)です。

腰ベルト式のベストの肝は、こちら!!↓


腰ベルトと
※V-2を着ているので、股ベルトもあります。

脇のサイドベルト(スーパーライトベストはZ字型じゃありません)

この2つのベルトをキッチリ締めて着用する事で、落水時のすっぽ抜けを防ぎます。
イメージ的には、脇で止める感じですので、『キッチリ』締めて下さい。
特にアルティメットシリーズは、『Z字型』のサイドベルトが脇の下近くまできているので、このおかげで、よりすっぽ抜けにくくなっています。
※スーパーライトベストはインナーベルトとサイドベルトの両方を締めて下さい。

こんな着用はアウトです!!


腰ベルトゆるゆる

サイドベルトゆるゆる

この着用法は、真似しないで下さい!!

という感じで、ちょっと長くなってしまいまして、申し訳ないです。
でも、それでも『これは伝える必要がある!!』と思ったので、書きました。

安全面だけでなく、ちゃんとサイズ調整して、体にフィットさせれば着心地ももっと良くなりますし、体の負担も楽になります。
※体にフィットさせることで、荷重を体全体で分散する形になるので肩への負担が軽減されます。また、体の動きとベストの動きが同調し『ベストに振り回されるような感覚』がなくなり無駄な体力消耗を抑えます。

皆様、是非、これからは『ちゃんとサイズ調整』をして安全快適に釣りを楽しんで下さい!!

あと、最後になりましたが、T様、貴重な書き込み有難うございました!!

それでは今日はこの辺で♪

以上、フローティングベストの正しい着用法でした!!
皆様、是非実践してみてください!!

 

 

 

 

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超重要!!補足です!! ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について!!※製品対応非対応一覧有り

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日もとても重要なお話です。

『ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について』

の補足になります。

お陰様で非常に多くの方に読んでいただいた前回の記事。
前回の記事はこちら↓
『超重要!!ライフジャケットの着用義務範囲の拡大についての追記事項!!』

この記事を掲載後、幾つかご質問、お問い合わせがありましたので、今回はその補足をさせていただきます。

前回の『追記』では、弊社製品の『PSLラフトポーチⅤ』は2018年2月1日の法改正以降は遊漁船での使用はできなくなりますよ~という内容でした。
(2022年1月31日までは猶予期間の為、罰則は無し)


SLV-026 PSLラフトポーチⅤ

このタイプは高階救命胴衣社様でいう『Type-A(水域限定でDも可)』で、自動膨張式かつ、国土交通省型式承認品(所謂『サクラマーク』)ですが適応外で、その理由は『救命胴衣』ではなく『救命浮輪』だからという説明をさせていただきました。
※前回は『救命浮環』と表記していましたが、高階救命器具社様の表記に合わせ、今回から『救命浮輪』と表記しております。

『高階救命器具様製品一覧ページ』
※前回のWEBカタログよりこちらの方が見やすいかと思います。

で、掲載後にいただいたお問い合わせをご紹介しますと、一番多かったのが

『ベルトタイプは全部ダメなのでしょうか?』

でした。

まず、このお問い合わせへの回答としては

『ベルトタイプの救命胴衣はOKです』
※Type-A(水域限定でD)のサクラマーク付き

ただ、この回答にはいくつか説明しないといけない部分があります。
※弊社以外の製品のお使いの方にも伝わりやすいように、高階救命器具様の画像、型式番号を使用して説明していきます。

まず一つ。

PSLラフトポーチⅤと同様の自動膨張式ラフトポーチタイプの救命浮輪(高階救命器具社様のモデルで言うとBSJ-LR01R)ですが、これは『ウエストベルトタイプ』ではなく『ポーチタイプ』に分類されます。

見た目ベルト式に見えるのですが、分類としてはウエストベルトタイプではなく『ポーチタイプ』になります。
(ウエストベルトタイプはBSJ-5220RS等何種類かあります)
※先程の製品一覧を見ながらだとよりわかりやすいかと思います。


ウエストベルトタイプ(BSJ-5220RS) 出展:高階救命器具社様


ポーチタイプ(BSJ-LR01R) 出展:高階救命器具社様

何が言いたいかといいますと、『ウエストベルトタイプ』『ポーチタイプ』はどちらも腰に巻きますが、分類上別のものです。
分類上別物ですもので、文章上での表記も別になります。

なので、ポーチタイプをウエストベルトタイプと思い込んで、『ベルトタイプってダメなんですか?』と問い合わせると、『いや、大丈夫ですよ』という返事が返ってきます。

電話等で確認される場合は特にですが、現物が無い状態で問い合わせて、ポーチかベルトかを間違えると大きなトラブルに発展しますのでご注意下さい。

『ベルトタイプは大丈夫ですか?』と聞かれ、『大丈夫です』と答えたら実際は救命浮輪のポーチタイプで、罰則を受ける事になった。
※後述しますが、ポーチタイプでも対応品はあります。

どう考えてもトラブルにしかならないですよね、この状況…

そして、もう一つ。

『ウエストベルトタイプ』は型式承認の分類としては『救命胴衣』になります。

膨らんだ際は浮き輪のような形になりますが、あくまで型式承認としては『救命胴衣』に分類されます。


ウェストベルトタイプが膨らんだ状態。
これが腋の下で止まって、救命胴衣となります。
(出展:高階救命器具社様)

それに対し、『ポーチタイプ』『救命浮輪』に分類される、BSJ-LR01R(弊社で言う『PSLラフトポーチⅤ』)と『救命胴衣』に分類されるBSJ-4320RJの2種類があります。


出展:高階救命器具社様


BSJ-LR01R(救命浮輪タイプ)とその膨らんだ状態。 出展:高階救命器具社様

出展:高階救命器具社様


BSJ-4320RJ(救命胴衣タイプ)とその膨らんだ状態。 出展:高階救命器具社様


※ポーチタイプの救命胴衣は、体の『後ろ』ではなく『前(お腹側)』に装着して下さい。
(出展:高階救命器具社様)

ここで、今回の法改正に対応するモデルをもう一度簡潔におさらいすると

国交省型式承認モデルの『A』もしくは『D』タイプの救命胴衣

なので、ウエストベルトタイプの『救命胴衣』、ポーチタイプの『救命胴衣』は対応モデルになります。

いや~、この辺が非常にわかりにくい部分ですね。
我々は日常的に接しているのでピンときますが、ユーザー様からすると『???』っていうとこですよね。

こんなに理解しにくい内容、説明してくれる人がいないと中々にちんぷんかんぷんですよね。
私自身も理解するのに結構な時間が掛かったので、皆様にはなるべくわかりやすく!!と思って記事にさせていただいております。
(ていうかまあ、自分で販売してるものですから気になりますよねw)

今回は弊社で歴代販売してきました膨張式のラフトジャケット、ラフトベルト、ラフトポーチの対応モデルかどうかも記載しておきますのでご参考にされてください。
※全て高階救命器具社様にて製造しております。

・SLV-003 ラフトベルト(自動膨張)※ツマミが赤色
非対応モデル 非対応理由:非検定品の為

・SLV-004 ラフトベルト(手動膨張)※ツマミが黄色
非対応モデル 非対応理由:非検定品の為

・SLV-005 ラフトポーチ(自動膨張) ※ツマミが赤色
非対応モデル 非対応理由:非検定品の為

※すみません画像が見つかりませんでした…

・SLV-006 ラフトポーチ(自動膨張) ※ツマミが黄色
非対応モデル 非対応理由:非検定品の為

※すみません画像が見つかりませんでした…

・SLV-009 PSLラフトポーチⅡ(自動膨張) ※ツマミが赤色
非対応モデル 非対応理由:救命浮輪の為

・SLV-010 PSLラフトポーチⅡ(自動膨張) ※ツマミが黄色
非対応モデル 非対応の理由:非検定品の為

※カラーはSLV-009と同様です。

・SLV-012 PSLインフレータブルライフジャケット
『着用義務拡大』対応モデル

・SLV-014 PSLラフトベルトⅡ(自動膨張)
『着用義務拡大』対応モデル

・SLV-016 PSLラフトポーチⅢ(自動膨張)
『着用義務拡大』対応モデル


※カラーは他にブラック、ブルー、レッド

・SLV-019 PSLラフトポーチⅣ(自動膨張)
非対応モデル 非対応理由:救命浮輪の為

・SLV-026 PSLラフトポーチⅤ(自動膨張)
非対応モデル 非対応理由:救命浮輪の為

一部画像が無くて申し訳ありませんが、弊社製品の対応一覧になります。

ご不明点につきましては下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。

・Pazdesign問い合わせメールフォーム
・048-430-7322

※各種SNSのメッセージは毎日確認出来ていないので、基本的にはこちらからお問い合わせ下さい。

前回も申しましたが3月下旬~4月上旬予定で、『着用義務拡大』対応モデルを発売いたしますので、こちらも宜しくお願い致します。


PFL-001 PSLインフレータブルライフジャケットⅡ メーカー小売価格 24,000円+税
カラー::ブラック/バレンシア、ブラック/グリーン、ブラック/ホワイト

以上、何卒宜しくお願い致します。

それでは今日はこの辺で。

 

 

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超重要!!ライフジャケットの着用義務範囲の拡大についての追記事項!!

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は超重要なお話です。
新製品情報もいいですが、そんなことよりとても重要なお話。
(新製品情報もいっぱいありますんでまた後日!!)

『ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について』

以前もこのログで書いておりましたが、ついにこの2018年2月1日より施行されることになります。
※以前の記事はこちら

細かい内容は上記の過去ログを確認していただくとして、今回は以前ログを書いた後から追加でわかった超重要な追記事項です。

結論から言いますと、このタイプの自動膨張ラフトポーチは今回の法改正で遊漁船での使用はできなくなります。


SLV-026 PSLラフトポーチⅤ

今回の常時着用に関して遊魚船で使用できるモデルは、ほとんどのメーカーの自動膨張救命具のOEM先である高階救命器具社様のHPを確認できますので見てみましょう。

高階救命器具社様WEBカタログ

このWEBカタログ(もしくは実際のカタログ)内で『A』と『D』という表記のあるモデルが今回の法改正後も遊漁船で使用できるモデルです。
※『Dタイプ』は使用できる水域に制限があります。

でもこれを良く見ると先程のPSLラフトポーチⅤは『Aタイプ』ですので問題ないのでは?となりますよね?

実はここが非常にわかりにくい部分なんです。

今回の法改正に対応するモデルを非常に簡潔にまとめると

国交省型式承認モデルの『A』もしくは『D』タイプの救命胴衣

なんですね。

ここで肝になるのが、『救命胴衣』という文言。
このPSLラフトポーチⅤ(高階救命器具社様のモデルで言うとBSJ-LR01R(32P))は、落水すると浮環(つまり浮き輪)が出てくるタイプです。

つまり救命『浮環』であり、救命『胴衣』ではないという事です。

高階救命器具社に確認したところ、国交省の型式承認も『救命浮環』での承認ですので、やはり救命胴衣という扱いではないようです。

わかりやすく言うと、船検備品のオレンジの浮き輪を遊漁船やフェリーなんかで見かけると思いますが、あれの自動膨張タイプと思ってもらうとわかりやすいかなと思います。
(なので救命器具である事には間違いありません。)
※要救助者を陸に引き上げる際はレスキューロープを併用下さい。
​※小型船舶用の搭載備品として使用される場合は付属の救命索(紐)をカバーのDリングに取り付けてください。

この件、非常にわかりにくく、弊社への問い合わせも多いので、今回記事にしてみました。

『えっ、この前そのタイプ買っちゃたよ!!』という方、一先ずご安心下さい。

法律の施行は2018年2月1日ですが、実際に罰則がスタートするのは2022年2月1日からになります。

これは法律が一般に周知され、人々が対応する為の猶予期間です。

なので、この4年間のうちに必ず買い替えをお願い致します。

また、この猶予期間は『猶予期間内だから使っていい』ではなく、実際に法律は施行され、その効力は発生してるが罰則がないだけです。

この期間内に適応外の製品を使用し、起きた事故等については様々な不利益が発生する可能性(あくまで可能性ですが)がありますので、決してプラス方向に捉えず、なるべく早く対応品への変更をお願い致します。
(専門外なんで詳しくはわかりませんが、保険の適応や賠償問題発生時等)

また、遊漁船での使用は出来ませんがポーチタイプもショアからの釣りには引き続き使用可能です。

また、もう一つ良くお問い合わせがあるのが、ブラックバスや湖でのボートトラウトとの淡水域の釣りに対してです。

これに関してももちろん適用されるんですが、非常にわかりやすく説明すると

船検が必要な船に乗る際は全て必要

と覚えて下さい。

つまり、3m以上で2馬力以上の動力を持つ船で釣りをする際は全て適応ですので、バスボートもダム湖などで見かけるレンタルボートも大半は適用になりますのでご注意下さい。

そしてこの法改正に対応する為に、弊社でも今年、自動膨張のジャケットタイプを3月末~4月上旬頃に発売いたします。


PFL-001 PSLインフレータブルライフジャケットⅡ メーカー小売価格 24,000円+税
カラー::ブラック/バレンシア、ブラック/グリーン、ブラック/ホワイト

ということで、ライフジャケット着用義務範囲拡大についての追記事項でした。

以前に弊社で扱っておりました自動膨張タイプの着用義務範囲の適応への不明点ついては、お手数ですが下記からお問い合わせ下さい。

・Pazdesign問い合わせメールフォーム
・048-430-7322
※各種SNSのメッセージは毎日確認出来ていないので、基本的にはこちらからお問い合わせ下さい。

新製品も大事ですが、まずは安全第一!!

と言う事で今日はこの辺で。

 

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