少し兆しが見えた関門海峡 田口優空(福岡県)

皆さんこんにちは、北九州の田口(息子)です!!

今回のテスターログの内容は、私の在住している福岡県北九州市と山口県下関市の間を流れる関門海峡での釣行レポートです!!

通い始めて2年目、ようやく少し魚に触れるようになったので、今シーズンの私なりのまとめをレポートします!!

まず、始めに関門海峡ってどんな所?

っという所から簡単に説明します。

鳴門海峡、来島海峡と共に日本三大潮流の1つである関門海峡。

最大で9ノット(1分間に300m進みます)近くまで流れる超激流エリアで、約50mを10秒で駆け抜けるくらいジョギングのスピードをイメージして頂けると、流れの速さが伝わるかなと思います。 (めちゃくちゃ速い…)

そして、関門海峡ならではの特徴が!!

1日に4回、6時間周期で潮位の上下とは別で流れが変化します!!

⚪︎満潮付近は西流れ
(周防灘→響灘)
⚪︎干潮付近は東流れ
(響灘→周防灘)

これにプラスで干満差が発生します。


西流れ・東流れのイメージ図

前置きが少し長くなりましたが、「この爆速潮流を攻略するためにどういう方法を試したのか?」という内容が関門海峡はもちろん、激潮流エリアで釣行される方の参考に少しでもなれば幸いです!

私が関門海峡で多用しているルアーはreedから発売されているこちら!

【エルキャリバー150SF】

エルキャリバー150SF
価格:2,500円(税込2,750円)
length:150mm weight:45g
type:スローフローティング
マグネット式重心移動、貫通ワイヤー採用
hook:#3 ring:#5
action:エルウォブンロール
range:水面直下~90cm
製品ページはこちら

なぜエルキャリなのか?

まず、ルアーのボリューム感!

15㎝クラスかつ、ボディーも太めで存在感やサーチ能力に優れ、特に大型ベイトを捕食しているシーバスに有効的です。

冬の関門海峡の風物詩・コノシロパターンにもベストマッチだと思い、私は好んで使用しています!

もちろんコノシロがいなくても基本はオープンエリアの釣りとなり、このサーチ能力は強い味方となるので、通年オススメのルアーです。

ここで、私がエルキャリを使用するにあたり、気を付けている事があります!

それは…ルアーを泳がせ過ぎないこと!!

MAX流速時(7〜9ノット)は着水するとあっという間にダウンに流され、そこから巻くとルアーはブリブリと動き過ぎてしまいます。

熊本の釣りでルアーが動き過ぎると大型が釣れにくい、フッキングしにくい…などのデメリットを体験した経験から、流れの強いエリアは「いかにルアーを泳がせないか」を意識して釣りをしています。

ここで疑問が…出てきます。

あれ!?エルキャリバーって長めのリップが付いてるけど…
どーやって泳がせすぎない様にするの!?

それはですね…リップをカットします!!

昨年、熊本でお世話になっている方が爆発的な釣果を出してブレイクした、「エルキャリバーのショートリップver」です。

ショートリップver

これが関門シーバスにも効くんです!!

熊本と北九州という全く別のエリアですが、「急潮流」というキーワードに対しての攻略法は共通する部分がありました。

このリップカットですが、純正と比較してリップを半分ほど削ります。

左:ショートリップ 右:純正品

これにより流れを受けすぎず、上手く流れを逃がすような仕様になり、泳ぎが柔らかくなり、ロールが強めのアクションになります!

もちろん潜行レンジも浅くなります。

熊本釣行の際に直接ご本人から改造方法を聞いて作成してみましたが、エルキャリはリップカット、そしてリップレス仕様にしても釣れるんです!

これはどうやらエルキャリバーがリップのみではなく、ボディー全体でアクションを出しているから、リップを改造してもちゃんと釣れるとのことでした。

これがもう一つのエルキャリを使う理由です!!

一つのルアーで、ノーマル、ショートリップ、リップレス、というように水受け、アクション、潜行レンジなどを変えられますし、どの状態も良く釣れるルアーなんです♪

さて、肝心な狙い方です!

このエルキャリのショートリップverを用いて、ドダウンの超デッドリトリーブorトローリング釣法で釣っていきます。

ここでトローリング釣法の説明ですが、これはキャストした
ルアーを巻かずに流れの中にダウンで置いておいて、こちらはほぼ巻かずに潮流を受けさせて釣る釣り方です。

実際にトローリングをしているわけではないですが、トローリングの時のようにリールを巻かずに釣るので、そう表現してみました(笑)

このトローリング釣法、要は「ダウンの流れに入れて、そのまま流れのヨレにルアーを送り込む」のがポイントなんですが、キャストする度にこの送り込む位置を変えながら探っていきます。

下記のイラストをご覧ください。

扇状の図(イラスト)

この図の番号のように、先ずは手前からショートキャストで立ち位置を細かく移動し、ルアーのトレースコースに変化をつけ、徐々に飛距離を伸ばし、シーバスにアプローチをしていきます。

基本はクロスからのダウンでヨレにルアーを流していきますが、ライン先行のドリフトでは無く、ここではルアー先行です。

着水時にラインを流れに預けるのではなく、ルアー側面から流れを当て、徐々にルアーの正面に水を受けさせるような感覚で流すというのを繰り返します。

関門海峡は15〜30分毎にノット数、流れが変化していきます。

なので、図のように本流と反転流のような明確な流れのヨレだけでなく、流れの中にも緩い場所や小さな反転などがあり、そういう場所にエルキャリがフラフラと入っていくようなイメージで釣りしてもらうと良いと思います。

その流れが速い場所と緩い場所の境目付近バイト集中ZONEとなります♪

釣果の一部です!↓

良型が揃った今シーズンでしたが、それもエルキャリの恩恵かと思います。
エルキャリだと良型を狙って食わせれる印象を受けています。

また、普段はあまりカラーに拘りがないんですが、今シーズンはやたらとRHマグマ、セクシーパールオレンジベリーに釣果が集中したと感じていますので、来シーズンの参考になればと思います。

ここで一つ!!

この「流れの境目」を見つける為に私が大事にしているのが「XG(エクストラハイギア)のリールを使用する」ことです!

リールのギア比の感度については諸説あるので、ローギアの方が感度が良い!と言う方もいらっしゃると思いますので、あくまで個人的な意見として見て下さい。

個人的には自転車のギア同様で、高いギア比=トルクの低いギアで坂道(強い流れ)を走ると、ペダルを漕ぐ際にも負荷が大きく、少しの勾配(流れの強弱)でも抵抗(変化)を感じやすいと感じます。

一方で、低いギア比=トルクの高いギアで坂道を走るとペダルを漕ぐ際の負荷が小さく、小さな勾配は気が付かないうちに走り切ってしまいます。

個人的にはリールでも同様で、ギア比の高いリールの方がより流れの「抵抗感」を感じられると思っています。

ローギアだと、どうしても流れの変化を巻き切ってしまうので、個人的には向いてないな…と感じています(笑)

ただ、この辺の感覚はひとそれぞれなので難しい部分ですが、ギア比の高い低いが問題ではなく、「流れの変化がわかるかどうか」が重要なので、流れが読み取りやすい方を使っていただければ良いと思います!
(ただ、XGだとちょっと巻いただけでも巻取り長が大きくなるので、ハンドル1回転5~6秒と言う具合の、本当にデッドスローを心掛けて使用してください!)

とにかく、関門海峡は流れの速い場所と緩い場所の境目付近でルアーを泳がせる事が、関門シーバスをキャッチする為の一つ大きなポイントだと思います!!

勿論、ベイトフィッシュが居ないとシーバスも居ないので、ベイトが溜まりやすいエリアを探す、見つける「目」も重要ですね!

私もまだまだ、通い出して2年目。

ようやく今年は魚に触れる機会も増えてきましたが、ポイントにしても釣り方にしても、まだまだ知らない事だらけ!!

コレは鉄板!という場所、タイミング、釣り方など模索中です。

今度は夏シーズンなど通い込んで、色々なパターンを紹介できるとよう頑張ります♪

と、ちょっとここで最近のお気に入りアイテムをご紹介します!!

発売以降気に入って使っていたプロテクトメジャー120ですが、昨年の秋冬で新色「ホワイトブルー」が追加されました!!


PAC-316 プロテクトメジャー120Ⅱ 製品ページはこちら

ナイトゲームが主体の関門シーバスですが、ホワイトのベースカラーは目盛りが非常に見やすいです!


ナイト、デイ両方、目盛り読みやすいと思います

メジャーの縦の幅が30㎝有りますので魚がはみ出ず、地面直置きのダメージを少しでも軽減してくれるのもオススメポイントの一つです。

今年の春にはアカメ、オオニベ、大型青物などにも対応するプロテクトメジャー150も発売されておりますので、大型魚狙いの方は是非こちらを!!

季節的には4月に入り、いよいよ私が1番楽しみな地元・川内川上流の山鱸が始まりました!!

これからのシーズンは関門シーバスと併せて弾丸帰省しながら楽しんでいきます♪

 

毎年やっているこの釣りですが、昨年とは狙い方、狙う場所に変化があったのでこの辺りは次回のログで♪

最後になりますがGW、日中の気温も上がり潮干狩りなど水辺でのレジャーが増えてくる季節でもあります。

この位なら大丈夫と思わず安全に楽しい時間を楽しんで頂きたいです。

また次回のログもよろしくお願いします!!

 

 

 

 

 

↓Pazdesignの各SNSコンテンツは以下をクリック↓​​​​

・パズデザインHP

・TAGIRI HP

・パズデザイン公式Facebook

・パズデザイン公式【X】

・パズデザイン公式Instagram

・fimo釣りログ一覧

・スタッフ志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧

【動画で語る!】マッチボウの『パッケージ裏に書き切れなかった話』!!

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は動画公開のお知らせです!!

発売から4年…数々のシーバスにマッチしてきましたマッチボウ100F&120F。


マッチボウ100Fの製品ページはこちら


マッチボウ120Fの製品ページはこちら

今回はそんなマッチボウシリーズの生みの親・小助川さんに暑い思いを語っていただく動画です。

題して…

『パッケージ裏に書き切れなかった話』

ショートver ティーザー動画↓

本編↓

そう!!

ルアーのパッケージ裏にはそのルアーのスペックや特徴などが記載してある事が多く、初見のルアーを購入する際はここを参考にアクションのイメージを膨らませて購入することも多いと思います。

そんなパッケージ裏ですが、当然スペース的、文字数的に制限も多いので搔い摘んだ内容になっています。

そこで今回はパッケージ裏、いや、なんなら製品ページにも書き切れないほどの熱い思いを語っていただこう!という事でこの動画作成するに至りました!!

開発者である小助川さんがマッチボウの使い方や100Fと120Fの使い分けなどの実釣に役立つ情報はもちろ、開発に至ったきっかけ、開発中の裏話なども大いに語っていただいております。


熱く語る小助川さん

マッチボウを使ってみたい、買ったけどイマイチ使い方がピンとこない、マッチボウをもっと使いこなしたい、シャローの魚を攻略した…そんな方は是非こちらの動画をご覧ください♪

明日から、いや今日から使える話が盛り沢山ですのどうぞご期待ください!!

と言った感じで今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

↓Pazdesignの各SNSコンテンツは以下をクリック↓​​​​

・パズデザインHP

・TAGIRI HP

・パズデザイン公式Facebook

・パズデザイン公式【X】

・パズデザイン公式Instagram

・fimo釣りログ一覧

・スタッフ志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧

初めてのソール交換体験記 花川常雄

皆様こんにちは、愛媛の花川です。

ぽかぽか陽気で過ごしやすい季節になってきました。
魚の活性もグンっと上がってきているはずです。

さてこの春、シーズン前の準備で初挑戦したものがあります。
それはウェーディングシューズのフェルト貼替えです。

なんせ初めてなので、このやり方が完全に正解とは思いませんが、フェルト貼替えを考えている方の参考になればいいかなと思い、失敗も含む事例をログにしてみました。

数年前から始めている渓流も含め、ソルトも私の釣行は川や磯とウェーディングでの釣行が多いです。

そうなるとシューズのフェルトの消耗が激しいため、今回フェルトの貼替えをやってみようと思いました。

フェルトの接着は冬では気温が低くうまく接着できない可能性があるとのことで、暖かい春を待っていました。

暖かい季節になる前に下準備として、フェルトをしっかりと剥がし、ペーパーでソールを綺麗に仕上げて貼り付け準備完了。


※ここで古い接着剤と残ったフェルトをきっちり剥がすのがポイントです。
(もしサンダーなどをお持ちなら使用していただくのもオススメ。)

そして春、気温上昇を待ち、天気の良い日に貼り付けをやりました。

接着剤は、ホームセンターで購入可能なG17を使用。

まずはシューズに新聞紙などを詰め込みます。
貼った時にソール全体に力が掛けれるかなと考えてしっかり新聞紙を詰めました。

作業スペース周辺には新聞紙を敷き、接着剤が付いたときに拭き取れるようにあらかじめキッチンペーパーを数枚、そして貼り合わせた後に固定するためのビニールテープを3個ほど準備。
(足りないのは固定不足になるかなと思い多めに準備しましたが、しっかり3個使い切りました)

さて、いよいよ作業に入ります。

まず、フェルトとシューズソール両面全体に均一に塗り20分ほど乾燥させます。

【この時の注意点!】
シンナー臭がきついので屋外での作業をお勧めします。

指で触ると表面が乾いてくるので2回目を均一に塗って、再び乾燥させます。

■ここで失敗談その1

接着剤を均一に塗ることができませんでした。

接着剤が濡れてないと剥がれの原因になるのが気になって厚塗りになったと考えられます。

※フェルトは接着剤が染み込みますが、フェルト側には染み込まなくなるまでたっぷりと接着剤をつけるのがコツですので接着剤は多めに準備しておくのをオススメします。

再び20分ほど乾燥させると同じように表面が乾いてきますので、ここでフェルトを貼り合わせます。

一度貼り合わせると調整はできないので、しっかりと位置調整をして貼り合わせます。

この時につま先側を揃えて貼るのが良かったかと思います。(理由は後程)

フェルトを張り合わせたら、まずハンマーなどで叩いて圧着します。

その後、ビニールでグルグル巻きにして固定します。
この時フェルトが浮いている部分がないようにしっかりと巻きます。

※ビニールテープの材質などによってはテープ跡のベタつきが出る事があります。気になる方はレジ袋などを被せた上からテープを巻くとテープ跡が残りません。

ここで失敗その1の厚塗り接着剤が出てきましたができるだけ拭き取ります。(乾燥後にもカット)

これで2日ほど乾燥放置しました。

そしてゆっくりとビニールを剥がし、はみ出した接着剤はカット。(カッターなどの使用には十分注意ください)

フェルトの余分な出っ張りもカットして綺麗にソール部分と合わせます。

■ここで失敗談その2

私は、かかとを揃えて貼り付けましたが、つま先側を揃えて貼りり合わせた方が綺麗に仕上がるかなと思いました。
もしくは事前に型を合わせておく。

フェルトをカットするのが中々難しく…あまり綺麗にできなかったですね…

なんとなくですが、つま先側に余分なフェルトが出っ張っていると、それが歩き時に引っ掛かってフェルトが剥がれやすいかな…とも思いました。

これで一応フェルト張替え完了!


接着剤G17は黄色いため、下手な接着がバレバレでしたので、ゴム製の黒い接着剤でG17を隠しました(笑)

後日、張替えテストもかねて3時間ほど磯での釣行をしました。

さらに翌日、渓流へ午前2時間、午後3時間ほど渓流を歩きましたが、剥がれる感じも全くなく、フェルトのグリップ感もいい感じ!!

見栄えはちょっとアレですが、使う分には今の所問題なさそうです。

そのお陰か?釣果もバッチリ♪

耐久性はこれからの釣行で確認していきますが、初めてにしてはしっかり使えているかなと思います。

これで私もウェーディング釣行にバリバリ行けそうです!!

色々大変な部分はありますが、DIY好きの方は楽しんで作業できると思いますし、自分で作業したシューズは何となく誇らしげです♪

アッパー部分が元気なうちは皆様も是非トライしてみてください。

 

 

 

 

 

↓Pazdesignの各SNSコンテンツは以下をクリック↓​​​​

・パズデザインHP

・TAGIRI HP

・パズデザイン公式Facebook

・パズデザイン公式【X】

・パズデザイン公式Instagram

・fimo釣りログ一覧

・スタッフ志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧