皆様こんにちは!!
コジマです。
本日は実釣レポートです!!
なんと3回目の実釣ルポ!!
とりあえず三日坊主的な部分は回避出来ました(笑)
そんな今回の実釣ルポは和歌山県!!
テスターの平中さんと川でのヒラスズキです!!
平中さんの近況(笑)
先に言っておきますと、今回も釣れるんですが今回は釣り方と言うよりも『この一匹に辿り着く為には?』という釣りへの取り組み方というか、物の見方の話がメインになります。
さて、前置きは置いといて、私、平中さんとはもう10年以上のお付き合いで、この会社に入る前からの頼れる兄さんで御座います♪
でも実はイベントとかでやった以外では一緒に釣りをするのは初めて!!
『平中さんと和歌山でヒラスズキを釣る』ていうのが密かな夢だったので、非常に楽しみにしておりました!!
と言うのも個人的に昔から平中さんの釣りに向き合う姿勢や考え方が好きなんですよ。
平中さんは基本的に綺麗事無しの『誰よりも多く釣りたい』というスタンスです。
誤解を招く部分もあるかもしれませんが、『誰よりも多く釣りたい』為に移住までして、時間、タイミング、ルアー…とにかくありとあらゆる手を使って一匹を手にする努力をしている人です。
そんな釣りを何十年とやっていますから、色々な話が出てくるもんで、この日も気が付けば到着して3時間くらい話し込んでました(笑)
話の内容を幾つか挙げると…
・魚は居ないんじゃなくて反応しない、させれないだけ!!
・ショートバイトと言う概念は無い!!何かが違うから食い損ねてるだけ!!
・ルアーに食ってくる魚は山ほどいる中でほんの一握り!!
・今投げてるポイントには魚はいっぱい居ると思って投げる!!(食うとは言ってない)
・フックやリングを交換するだけで釣れるようになるルアーも沢山ある!!
・ルアーは推奨されている使い方以外もやってみる!!
・キャストに捨てキャストは無い!!
などなど…金言の連発でした!!
さて、しっかり話し込んでからいざ実釣となった訳ですが、タイトルにもあるように今回は『川ヒラ』。
平中さんに案内してもらったポイントに着くとあらかたポイントの説明を聞いて実釣開始!!
状況を簡単に説明するとタイミング的には上げ潮、川の流れは雨の影響もあってそこそこの流速で海に向かって流れるものの、淡水の下を上げ潮が上っているような感じです。
平『上げ潮のレンジが反応が良いかもやから、レンジ深いかもな』
なんて平中さんが言ってるそばから…
釣っとるがな!!!!(笑)
平中さんが大柄なので魚が全然大きく見えませんが、バックウォッシュビヨンド110Sでコンディション抜群の幅のあるヒラスズキ!!
やっぱり平中さんと言えばビヨンド110S!!釣れますね~♪
平中さんの物持ちだとサイズ感がわからないと思いますが、丸々としたボディーが素敵なヒラスズキでした!!
この画像ならわかるかな?
平『ビヨンドのSを沈めてチョン、チョンやで♪』
と言ってましたが、どうやらバックウォッシュビヨンド110Sをボトムまで沈めてチョンとアクションさせて流して、チョンとアクションさせて流して…ヒット!みたいな感じらしいです。
私も真似してやってみると、確かに時折お触りはあるものの明確なヒットには至らず…
小『これは何かが違う…お触りがあるけどガッツリ掛からん何かがある…』
と思っていたところに平中さんがやってきて話していると、とんでもない事が判明!!
なんと!!
平中さん!!
ビヨンド110Sの…
ウェイトを戻さず流してた!!!!
どういう事かと言うと、ビヨンドは重心移動のルアーなのでキャスト時にお尻側にウェイトがくる為、着水するとお尻が下になって真っ直ぐの状態です。
着水直後のイメージ
ウェイトを戻した状態
普通はここからリップに水を噛ませるためにウェイトを戻すんですが、ウェイトを戻さないままだと重心がお尻に集中しより沈むのが早くなります。
つまり、川の流れの中でもボトム付近にルアーを届けやすくなるんです!!
こういうイメージですかね
平中さん曰く、『ボトム付近で釣れるけどバイブレーションやと沈むの早すぎるって時は良くやるやり方やで』との事でしたが、ついつい重心移動のルアーって、『着水したら一先ずウェイトを戻す』ていうのが習慣になり過ぎて『ウェイトを戻さない』という選択肢は完全に消えてました。
落ち鮎の時なんかにフローティングプラグを意図的にウェイトを戻さずに流すという話は良く効きますが、シンキングプラグを沈めやすくする為にウェイトを戻さないって言うのは目から鱗でした。(個人的にはですが)
目的のレンジまで沈めた後にウェイトを戻すか戻さないかは状況によって変わるでしょうし、この後、この釣りの肝となる必殺のアクションも教えてもらいましたがそれはまだ内緒にしときます(笑)
で、この話を聞いた後、ふと思う事があって私がチョイスしたのが、『ラブラエボリューション110SFG』。
そしてラブエボをキャストして2投目!!
釣れたー!!!!
頭からスッポリ!!!!
ここでラブエボをチョイスした理由は『浮力』と『レンジ』。
元々シャローランナーとしてはレンジが入る部類のラブエボ。
それに加え『SF(スローフローティング)』という浮力設定は海水での設定ですので淡水が強い場合は沈みます。
(この日の状況としては中層くらいまでレンジを入れたかったんです!!)
水道水だとこの通り沈みます。
しかもさっきのビヨンドみたいに『ウェイトを戻さない』と重心が一点に集中し、フローティングプラグなのにまあまあ沈みます。
ウェイトを戻さない状態だと若干早く沈みます。
これにより『フローティングプラグを沈める』という一見矛盾するような釣りが可能になります。
そして海水が入っているレンジに差し掛かると、水の比重が変わり沈みが遅くなる、もしくは沈まなくなるので、そこからはウェイトを戻して流していくと…
と言うイメージ通りに今回は釣れてくれたと言う訳です!!
今回のイメージ
本当にイメージ通りだったかどうかは不明ですが、考えて考えて導き出した答えは最高に嬉しいですし、自分の引き出しが確実に増えます。
これこそ釣りの魅力の一つだと思うんです。
何が良かったのか?、何がダメだったのか?、本当にそうだったのか?、再現性は?、他の場所でも使えるのか?…とにかく色々と考えを巡らし、一投一投考えながらキャストする。
動画や解説などの情報が多くある時代ですが、それはあくまで一つの側面に過ぎないと思いますし、我々含めそれを作っている側もそれはわかっていると思います。
解説はあくまでそのルアーの使い方の一つであって、それをきっかけに色々な可能性を探って貰えれば、もっともっと魚と出会える確率は上がるのではないかと思います。
さっきのウェイト戻す、戻さないの話だって、基本はウェイトを素早く戻して少しでも早く水を噛んでくれるようにするのが基本中の基本ですし、多くの場合はそれが功を奏すと思います。
でも、『戻さない方が良い時もあるんだよ』という選択肢はどこかで行き詰った時に一匹に辿り着く手立てになるかもしれません。
この一匹の後、『もう予定時間過ぎてるから上がろうか』からラスト1投を10回くらいやって、埼玉に戻る時間を大幅に過ぎて和歌山を後に。
いや~勉強になったな~っと思いながら埼玉へ戻っていると…
パワード!!
ビヨンド!!
マッチボウ120F(フックは#6に変更)
マッチボウ120Fの魚
いや、めっちゃ釣るやん(笑)
居残りしてた平中さんからの釣果ラインが大量に(笑)
(もちろんSAで停まって見てますよ~!!)
平『ルアーローテーションして目先変えてあげるんも一つの手やで♪あと、朝マズメは絶対やで!!』
という事でしたので、皆様もローテーション出来るルアーを持って、しっかり朝マズメはやりましょう(笑)
ちょっと長くて暑苦しい内容になりましたが、そんな感じの和歌山釣行でした!!
一見無駄に見える時間、キャストも釣れないなら釣れないなりの収穫があるものです。
皆様も是非、フィールドに足を運んで色々な自分のなりの発見をして釣りを楽しんでください♪
それでは今日はこの辺で。
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