【実釣ルポ】トップ出すために!!上・下の二段構えで攻める東京湾河川チヌゲーム!!

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は久し振りの実釣ルポ!!

今回のテーマは『東京湾河川のチヌゲーム』です!!

近年、年を追うごとに魚影、盛り上がり具合も上昇中の東京湾のチヌゲーム。

今まではバイブレーションやフリリグスタイルなどボトムの釣りがメインなイメージの東京湾でしたが、ここ最近はやっぱり…

トップゲームが熱い!!!!

特に今年は弊社もAkane88Fが発売されたこともあり、チヌゲームの楽しみ方の幅が広がっております!!

とは言え、フィールドやイベントでお話させていただいても関東では『トップって釣れますか?』と懐疑的な方が多いのも事実。

でもですね…


サポーターの勝田さん!東京湾河川にて!

釣れるんですよ、東京湾のショアからでも♪

ということで今回は先週の小助川さんとの東京ん湾河川での実釣の様子を交え、チヌトップゲームを楽しむポイントをお伝えできればと思います!!

まず、東京湾のチヌトップゲームを楽しむ上でのキーワードは…

【上下の二段構えで攻める】

です!!

つまり、アカネとディブル、水面とボトムの両方の釣りでアプローチするんです。

チヌトップを楽しむ!とか言いながら、いきなりボトムの話をしますw

安心してください、これにはちゃんと理由があります。

まず、チヌトップと言うかトップゲームにおいて最大の敵は『心が折れる』だと思います(笑)

トップって水中の釣りと違って『釣れてないのが一目瞭然』なので、最初はワクワクしているものの、5投、10投とキャストが増えていくたびに『…これ、本当に釣れる?ていうか魚…いる?』と心が折れていきます。

まあ、私はその昔バスのトッパー(トップウォーター偏愛主義)でしたから、『真冬だろうが一年中トップしか投げない』なんて日々を数年過ごしたので、心が折れるなんてことはありませんが普通は、そして今まで釣ったことが無い魚であれば『本当に釣れるのだろうか…』と疑心暗鬼になり心なんてあっさり折れます。

なのでコジマ的東京湾チヌトップゲームの楽しみ方は

①チヌがいることを確認する
②トップに反応しやすいタイミングに集中してトップを投げる
③実績が出たら色々な場所、タイミングを試してみる

ですね。

まず①ですが、これはどの魚も当たり前ですが『いない場所』で投げていても当然釣れません。

まずは俗に言う『有名ポイント』に行きましょう。

そしてワームでもバイブレーションでも良いのでルアーに反応するチヌがいること、どういう条件の場所にチヌがいるか確認してください。

この作業をするだけで『魚は確実にいる』という気持ちの余裕が出ます。
『いるのかな~、どうなのかな~…』という心理的なマイナスが無くなるだけでかなりプラスです。

先週の釣行でも東京湾の超メジャー河川で開始5分で小助川さんがディブルでファーストヒット!!


仕事が早い!入水時すでに下げ時合い!

そして続けざまにもう一発!!


あっと言う間に2連発!!

バラシはしたものの私も魚の反応が出て、魚影は確認できました!!
(撮影係だったので時合いを逃しとかなんとか←単なる実力不足)

ていうかやっぱりディブルシリーズはチヌ釣れるんですよね!!

特に東京湾河川チヌにはディブル65Sが断トツオススメ!!
※旧江戸川除く

ディブル65S製品ページはこちら

絶妙なウェイトとレンジキープ力でボトムゴリゴリな感じではなく、フワフワと誘ったり、転がしたり、中層タダ巻きで食わせたり…とグルグルドカーン!以外でも色々な釣りが展開できます。

で、チヌがいる事が確認出来たら次は②です。

これ、②は当然色々な状況、パターンがあるんで様々なご意見あると思いますが、私が出張先など初場所でチヌを探す時に目安にしているのが

イ、干潮前後、特に上げ始めを狙う
ロ、河口付近のシャロー(牡蠣瀬◎、砂・泥+人工物〇、砂・泥△)
ハ、出来ればハク、イナッコ、イワシなどの魚系ベイトがいる場所

大体、この3つです。

一旦イは置いといて、ロとハに関して言えばシーバスも含め、まあ当然狙い目になる場所だと思います。

そこに加えてトップゲームに置いて肝になるのが『水深』です。

色々細かいことは端折りますが、トップゲームにおいて魚とルアーの距離は近い方が当然有利です。

水深5mよりも水深1mの方が圧倒的にチヌがルアーを見つけてくれる率は上がります。

アカネは強アピールなので割と深い場所からでも魚を引っ張ってこれますが、深いと浅いのどちらが有利かと聞かれれば断然『浅い』です

かつ、河川だと下げ潮は川の流れがプラスされるので東京湾河川も下げは結構流れが速い場所が多いと思います。

そうすると釣れないわけではないんですが、トップウォーターだと流され過ぎてアップもダウンもルアーのコントロールが難しくなります。

そうすると必然的に『流れが緩く潮位の低い時間帯』という条件が浮かび上がってきますよね!!

これこそが『集中してトップを投げる時間帯』な訳です♪

この日も下げ止まりからおおよそ40分後、緩くなった川の流れに乗せてダウンでねちっこくアクションさせていると…突然のチェイス!からのDETA!!


Akane88F製品ページはこちら

その後、ちょっと移動して小助川さんも上げ潮でナイスDETA!!


この後、誤爆連発で悶絶の小助川さん(笑)

やっぱり上げ潮&河口付近、アツいです♪♪♪

でもせっかく釣りに行ってこの時間帯以外釣りしないのも勿体ないですよね?

だから水深があって流れが速い時間帯はディブルなどのバイブレーションを使ってしっかりチヌ釣りを楽しみましょう♪

このバイブレーションの釣りもしっかりパターンにハメないと釣果は伸びませんから、ちゃんとゲーム性があって楽しいですし、この釣りで水中をイメージすることがひいてはトップゲームの釣果に間違いなく繋がりますから!!

んで本題に戻ると、さらにハの条件が揃えばかなり確率はアップします。

というのもチヌ・キビレは貝、甲殻類、多毛類、魚類、割となんでも食べます。

甲殻類や多毛類などの底生動物系を捕食中はチヌの目線が下になるので、水面のルアーに興味を示さない時もよくあります。

水深があればなおさら水面には反応しにくくなります。
(水深のある場所での目線より上の貝やそこに付いている甲殻類を水面付近で捕食している時は別。あくまで目線が上か下かが重要)

そこに水面付近へ魚系のベイトが差すと一気にチヌの目線が上を向き、トップへの反応が強く出るようになります。
(この日も岸際にはマイクロベイト多数!対岸ストラクチャー際や流心では時折捕食音が!)

あとロについてなぜ河口域が良いかというと、河川のチヌって結構下げ潮に乗って川を下って海に出る個体が多いんですよ。

これ、下げ潮の時に橋とか高い所から川を観察しているとよくわかります。

10匹以上の群れが途中の障害物や地形変化で捕食&小休止しながら下げ潮に乗って次々と川を下ってるんですね。

で、これが上げ潮に変わると海からチヌが川に上ってくるわけですよ。

だからそのチヌが戻って来るのを最初に迎え撃てるのが『河口』なんです!!


上げ潮で入ってきたヒレも綺麗でコンディションも良い個体!

いや、もっと上流でもいいんですけど、時間が掛かるのと場所によってはチヌが上ってくる前に潮位の方が先に上がっちゃう場所もあるんで、潮の動き=魚の動きが一番近い河口域を狙う訳です。

で、ここで一つ重要なポイント!!

このシャロー帯でのオカッパリ・ウェーディング共に気を付けていただきたいのが『チヌとの間合い』

基本中の基本ですが『チヌの視界に入らない』!!

これだけでチヌの反応が大きく変わります!!

チヌって基本的に

ルアーロックオン→チェイス→チェイス&バイト(誤爆)→ヒット

という流れが多く、シーバスよりも明らかにチェイスの距離が長いと思います。

手前で出たように見えて、実は対岸のストラクチャーからずっと追尾してた…なんてのはザラにありますしね。

また、チェイス&バイトで誤爆した際のセカンドバイト、サードバイトも多いです。

なので、あまりポイントに近付き過ぎるとチヌの視界に入りやすく追わせられる距離が短くなり、追ってる最中に逃げてしまったり、人間の気配で反応が弱くなったりします。

だからアカネは『飛距離は正義』と謳ってるんです!!

アカネの飛距離についてはこちら↓
【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道④ ~驚きの飛距離!その秘密とは!?編~

広い範囲を探るためだけじゃなく、ポイントとの距離を取れるアドバンテージがアカネにはあります。

真っ直ぐ遠くに飛ぶから遠距離ピンポイントキャストも容易です。

着水音やラインの水切り音を気にする前にまず『チヌの視界に入らない』、これは最重要ポイントですんでお忘れなく!!

といった感じでチヌトップを楽しむための二段構えのお話でした!!

ストイックにトップだけ投げ続けるのも全然アリですが、チヌはパターンにハメれば複数釣れる好敵手ですから、水面とボトム、上と下…タイミングに合った釣りで気軽に楽しみましょう♪

我々昭和生まれトッパーは『トップで釣りたきゃ釣れるまでトップを投げろ!世代』ですがw

でも、やり続ける事で見えてくることもありますから、そういう千本ノック的な釣りって次に繋がるかな~ってのは思います♪

いずれにしても梅雨明けして日差しが強くなってくればいよいよチヌトップの本格シーズンですから、今のうちから色々試してみてください♪

今年はみんなでチヌゲーム楽しむぞーーーー!!!!

といった感じで今日はこの辺で。

 

 

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【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道⑥ ~タックルセッティング編~

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道!!

前回に引き続き各地で続々と釣果が届いており、いよいよシーズンインか!?という感じになってきました!!


サポーターの勝田さんは東京湾河川オカッパリ(ウェーディング)にてDETA!!


前回に続いてユーザーのみなみサンも!!今回はキビレがDETA!!


こちらも東京湾で!!


しかも年無しDETA!!


瀬戸内の聖地・広島でもDETA!!


前回の酒井さんに続き、ポイント宮崎恒久店スタッフ・大津留さんもDETA!!


さらにもう一発!!


別日にもDETA!!

詳細はポイント宮崎恒久店様のブログにて↓
おつる釣り日記~水面爆発師 Akane88F②~

言っておきます!!

まだシーズン前です!!!!(笑)

チヌトップとしてはまだまだ走りの時期ですが、Akane88F釣れてます!!

SNSにはここに掲載した以外の釣果もありましたし、中には70オーバーのヒラスズキを釣っている方もいらっしゃいました!!

70オーバーのヒラスズキもMH#5フックに貫通ワイヤーですから安心です♪
(ライン0.6号だったらしいのでそっちの方がヒヤヒヤですね汗)

さて、前置きが長くなりましたが、本題へ!!

前回はそのヘビーデューティーな仕様がただ強度面を求めただけではない理由についてお話ししました。

前回までで一先ずAkane88Fのスペック的な部分の解説は完了です。

今回からは『プラスαな部分』について少し話していきます。

そんな今回は【タックルセッティングについて】です!!


Akane88F(アカネ88F)
length:88㎜ weight:14g
type:トップウォーターペンシル
hook:#5 ring:#4
action:テーブルターン、ドッグウォーク

range:水面~水面直下
全12色
製品ページはこちら

アクション&解説動画はこちら↓

解説ブログはこちら↓(まだ短期連載続いてます!!)
【2025新製品】天草生まれのトッププラグ!!『Akane88F』に要注目!!
【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道① ~全ての始まり『ホットドッグ』との出会い編~
【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道② ~スペック&特徴編~

【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道③ ~魚を寄せるアクションの秘密編~
【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道④ ~驚きの飛距離!その秘密とは!?編~
【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道⑤ ~なぜそこまでヘビーデューティーな仕様なのか?編~

以前からこの連載内でちょいちょい言っていましたが、アカネを使う時は『少し強めのロッド』を使うのがオススメです。

その理由は色々あるので追って解説するとして、まず実際に私や立石さんが使っているロッドを紹介します。

まず私が使用しているのはGクラフト社『ミッドナイトジェッティTR MJS-782-TR 湾岸ピンショットスペシャル』です。


実物の画像

そして立石さんがメインで使用しているのはヤマガブランクス社『バリスティック73 ワイルドカード』というロッド。
(熊本のトップチヌ用として一世を風靡したロッドですが、残念ながら廃番モデルです…)

共通して言えるのは

・ベリー~バット部がしっかりしているけどカチカチじゃない
・ティップが細すぎない
・キャスト、アクションいずれにおいてもアカネのパワーを受け止められる
・アクションの負担が少ないレングスと重さ

そういう部分を意識したロッドチョイスです。

選んでいただくとしたら5~6㎝クラスのトップチヌ用のロッドより、MクラスのエギングロッドやLクラスのシーバスのロッドの方が良いと思います。

もしくはボトムチニング用のMLクラスあたりも良いと思います。

また、ベイト、スピニングはどちらでも問題ありません。

ただ、私と立石さんがスピニングを選んでいる理由は、天草というフィールド特性として『飛距離は正義』、『オープンで風もある』という条件下で『毎キャストストレスなく飛距離が出せる』という理由です。

むしろ立石さんはチヌ以外はシーバスもライトゲームも青物も全部ベイトでやるんで、初めて一緒にトップチヌやった時に『えっ!?はじめさん(立石さんの下の名前)、スピニングば使うこととかあるとですか!?』って驚いたくらいです(笑)

さて、では何故そういうロッドチョイスになるのかというと…

①アカネの最大の特徴である『水面を叩くアクション』を最大限活かすため
②首を振らせるだけでなく側面と頭でしっかり水を押し込むため
③フルキャストした先でも①、②に加えアクションのキレを出すため
④14gの重量をしっかり受け止めてフルパワーで射出するため
⑤フルキャストした先でしっかりフッキングを決めるため

こういう理由です。

『完成への道①』でも触れているので以下に抜粋します。

抜粋ここから↓

すご~くざっくり言うと、ルアー(Akane88F)を動かすのに抵抗が大きいんです。

なので柔らかい竿や弱い入力だと一見ちゃんと首を振ってアクションしているように見えますが、水を叩くパワーや水を動かすパワーが足りず真価を発揮できません。
(食わせのアクションで敢えて弱い入力にするのはまた別の話です)

しかもめちゃくちゃ飛ぶのでラインが水の抵抗を受ける為なおのこと…です。
(しかも有明海なんで潮の流れも速く、強いし…)

ロッドも6㎝クラスの小型トップで使うようなチニングロッドではなく、パワーのあるエギングロッドやシーバスロッドのLクラスのパワーが無いとあのアクションのパワーとキレは出ません。

ティップだけでちょこちょこ動かしてもダメで、ベリーの上~真ん中あたりを使ってグッ、グッと動かすのがコツでした。

これを理解するまでは、横並びで釣りをしているのに私にはチヌの反応が出ず、立石さんだけバコバコ!なんて状況に…。

抜粋ここまで↑

そうなんです、アカネの最大の特徴である水押し、水面の叩き、アクションのキレ、これを爆発的な飛距離で着水した先で理想通り表現するにはロッドのパワーが必要なんです!!

そして飛距離が出れば出るほど、そして特にウェーディングだと水面についているラインの量が多くなり、アングラーの入力したアクションへのパワーがスポイルされ、更に強い入力が必要になります。

時には流れに取られているラインを水を切るようにアクションさせることも。

だから強めのロッドでしっかりアクションをつけてあげることが必要なんです。

また、14gのアカネをキャスト時にしっかり振り切って飛距離を最大限伸ばすためにも、そのウェイトや抵抗を受け止めれるベリー~バットはもちろん、ティップ部もティップが繊細でクイッと入るような感じのロッドよりも、ティップから20㎝くらい下から曲がるイメージのロッドが使いやすいと思います。

あと、ロッドだけでなくラインセッティングですが、アカネは太糸でも全然動きます!!

リーダーはフロロ5号(20lbクラス)、6号(25lbクラス)、PEも1号以上でも全然アクション的には問題ありません。

そうなんです、シーバス用のラインセッティングで大丈夫なので、リールをそのまま流用することも可能です♪

ついでにスナップもシーバスに使っているエバーグリーン社のEGワイドスナップ#2を使用しているので、それもまんまシーバス用を流用出来ます。

ちなみに私はPE0.8or1号にリーダー・フロロ5号が標準セッティングです。

結構ナイスサイズなシーバスが食うことも多いのでこれくらいのセッティングなら安心感があります!!

あと、ちょっと余談ですが、いわゆる『リーリングのみでのドッグウォーク』も正直、アカネのアクションを最大限活かせているかと言われると『う~ん…』という感じです。
(まあ、状況にもよりますが…)

やっぱりちゃんとロッドで弾いてアクションの初速を出すことで『水面の叩き』がしっかり出ると感じます。

『それじゃラインの水切り音で逃げちゃうんじゃ…?』と思う方もいるかもしれませんが、元々アカネはそういうナーバスな魚はあまりメインターゲットにしていません(笑)

アカネは飛距離と泳ぎのパワーでやる気のある魚を寄せてくる、小型がナーバスな中でデカくて強い個体を反応させる『攻めのペンシルベイト』ですから♪

といった感じでタックルセッティングの解説でした!!

次回以降は解説というよりはちょっと思い出話的な内容をお話しようかと思います。

いよいよこの短期連載もフィナーレに向かっていく感じですので、あと2、3回お付き合いください♪

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道⑤ ~なぜそこまでヘビーデューティーな仕様なのか?編~

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道!!

え~、皆様ご存知かと思いますが…

Akane88Fが出荷開始となりました!!


Akane88F(アカネ88F)
length:88㎜ weight:14g
type:トップウォーターペンシル
hook:#5 ring:#4
action:テーブルターン、ドッグウォーク

range:水面~水面直下
全12色
製品ページはこちら

まだ『完成への道』が完結してないのに(笑)
まあ、なんとなくそんな気はしてましたけどねw

出荷開始になったアカネですが、お陰様で出だし好調のようで早速釣果を上げていただいております!!


ポイント宮崎恒久店・酒井さんがチヌ・キビレ類最速フィッシュ!!


宮崎のキビレとしては良型の35㎝オーバー!!

詳細はポイント宮崎恒久店様のブログにて↓
【いおりん☆レボリューション「初☆AKANE☆トップチニング」】

そしてなんと東京湾でも!!


ユーザーのみなみサンの釣果!!東日本最速釣果です!!


羽田の人気ガイドボート・Orange fishing boatさんでの釣果!!

前日の雨による激濁りもあるなか、大型かつ移動距離の短いアクションが好要因だったようです!!

『大型かつ移動距離の短いアクション』なんてまさにAkane88Fことじゃないですか!!

まだ本格シーズンイン前なのに有難い限りで御座います!!

完成への道はもう少し続きますので是非続けて読んでいただければと思います。

といった感じで本題に入りましょう!!

前回はAkane88Fの『驚異的な飛距離の秘密』についてお話ししました。

アクション&解説動画はこちら↓

解説ブログはこちら↓(まだ短期連載続いてます!!)
【2025新製品】天草生まれのトッププラグ!!『Akane88F』に要注目!!
【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道① ~全ての始まり『ホットドッグ』との出会い編~
【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道② ~スペック&特徴編~

【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道③ ~魚を寄せるアクションの秘密編~
【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道④ ~驚きの飛距離!その秘密とは!?編~

すでにご購入、キャストされた方は飛距離に関しては私が嘘・大袈裟・紛らわしい的な話をしていなかったとお分かりいただけたかと思います(笑)

アクションや魚への反応はこれからベストシーズンへ向かっていきますので、そこでお確かめいただけるかと思います。

随分前振りが長くなっておりますが、今回は『なぜそこまでヘビーデューティーな仕様なのか?』という部分を解説していきます。

アカネのスペックを見ていくと88mm、14gというボディサイズに加え

フック:MHクラス #5
リング:#4
貫通ワイヤー仕様

というチヌ用ルアーとしてはオーバースペックと言われそうな仕様となっています。

これだけ見ると『あ~、どうせデカい魚でも大丈夫!って言いたいんでしょ』と思われるかもしれませんが…

実はそれだけの理由じゃないんです!!!!

まあ、アカネが生まれた天草というフィールドの特性上、チヌだけでなくデカいシーバスにブリ(メータークラス)、カンパチ(50~60㎝クラス)なんていうゲストも食ってきますんで、もちろんそういうターゲット用というのはあります。

でもですね、単に『大型魚用のヘビーデューティー仕様』ではないんですよ。

じゃなかったらわざわざ解説ブログにまでしませんから。

アカネ88Fの生みの親・立石さんがさんざんチヌを釣ってきた経験の中でストレスに感じた部分をクリアにしたのがこの仕様なんです。

まず、『なぜ貫通ワイヤーなのか?』から解説していきましょう。

通常、貫通ワイヤーが採用されている理由としては『エイトカンの抜けや破損によるバラシを防ぐ』です。

ようは『本体がぶっ壊れてもワイヤーで繋がっていればまだチャンスがある』という概念ですね。

チヌ用に限らずシーバスプラグなどの大半はエイトカンと呼ばれる仕様になっていますが、正直、ファイト中にチヌがエイトカンを引き抜く程のファイトをするなんてことはほぼないと思います。

これがエイトカンです。これもまあ中々抜けたりしませんけどね。

 

じゃあ何故貫通ワイヤーなのか?

その理由はランディング後にあります。

チヌってランディング後に結構暴れますよね?

例えばランディングネットにフックが掛かった状態でチヌがグリグリと暴れると魚に掛かっている側のフックのエイトカンがねじれてぐちゃぐちゃになる、お尻が割れエイトカンが抜ける。

また、ルアーのお尻がチヌの口の中に入っているとエイトカン部分が潰される、お尻を噛み割られる(ヒビが入る)。

こんな経験をされた方も多いと思います。


こんな感じでルアーのお尻が入ってるとガジガジされて(というか噛みしめられて)結構ヒビが入る事が…

その際にエイトカンだと抜ければ当然再起不能、割れた場合もエイトカンが抜けやすくなっており使うのが不安…

でも貫通ワイヤーならワイヤーが抜ける事はないので、お尻の部分の割れやヒビを接着剤などで補修すれば復活可能です。

貫通ワイヤーなら抜けることはないので多少の割れ・ヒビなら接着剤で補修可能

 

これはアカネの生みの親である立石さんの『せっかく買ったルアーやけん出来れば長く使いたいやん』という気持ちの表れです。

もちろん使えば使うだけルアーは壊れていくんですが、出来るだけ長く使って欲しい、良く釣れるルアーだからこそ何回も何回も使って欲しい。

そういう気持ちの入った貫通ワイヤー仕様なんです。

もちろん前回お話ししたように、この貫通ワイヤーが飛距離アップに貢献しているのも貫通ワイヤーである理由の一つです!!

続いてフックのサイズについてです。

大体のチヌ用ルアーのフックは#8~6あたりのフックが使われていることが多いと思いますが、アカネはMH#5と結構大きめのセッティングです。

まあ、5㎝クラスのプラグであることを考えればバランス的に#8あたりがちょうど良くなると思うのでそうなると思います。


同じ9㎝クラスのリバードと比べても強気のフックサイズ!!

ただ、小型の針だと唇や閂(かんぬき)にかかれば良いんですが、チヌの口の中に入ると潰されることが多くなり、結果的にバラシに繋がります。

フック起因のバラシに関してはチヌは『伸びる』というより『潰される』という現象が多いと感じます。

私はフカセや落し込みも昔やっていたんですが、特に落し込み・ヘチ釣りの界隈では通称『歯乗り』と言って、チヌの口の中にある歯に針が乗ってしまい、上手く貫通せずにバラす、針を潰されてバラすという現象が起こります。
※針が伸びている時もこの『歯乗り』で貫通していない針にチヌの反転などにより重みが乗って針が伸びていることも多い。

このようにチヌに『針を潰されにくくする』というのがこのMH#5という大型フック採用に至った理由です

デカいチヌ何度も針を潰されて煮え湯を飲まされた立石さんが導き出したセッティングがこのフックサイズなんです!!

ちなみにフックはシングルに変えると結構大きなサイズまで乗せれますので、青物狙いの時などはシングルフックセッティングもお試しください♪

この貫通ワイヤーに#5フック、#4リングというセッティングが成立するのもやはりこの88mmサイズの本体と浮力があってこそです。

アピール力、飛距離、本体・フックの耐久性…その全てが噛み合って生まれてきたのがこのアカネのセッティングなんです♪

といった感じでアカネのヘビーデューティー仕様の理由を解説してきました。

この仕様こそ立石さんの経験を色濃く反映した部分です。

いわゆる『一般的なチヌトップルアー』にとらわれることなく、『自分の経験上、魚を獲るのに一番ストレスの少ない形は何か?』というイメージがこのアカネの形になっています。

定型文的な感覚や市場に合わせるのではなく、『自分が一番釣る為にはどの仕様がベストか?』のみに焦点を当てて生まれてきたルアーだからこそ信用出来るんです。

だから安心してください!!

アカネはデカ過ぎることもオーバースペック過ぎることもないです!!

アカネはこのバランスだからこそ『Akane88F』なんです!!

と、だいぶ長くなってきたので今日はこの辺にしておきましょう。

次回は『Akane88Fを扱うタックルについて』解説したいと思います!!

なんせ癖ツヨルアーのアカネですから、タックルも通常のチヌトップ用タックルと変わってきますので、その辺を踏まえたオススメセッティングを紹介したいと思いますのでお楽しみに!!

といった感じで今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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