【短期連載】リバード120S完成までの道 その③

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は【リバード120S完成までの道 その③】で御座います!!

前回までのログはこちら↓
【短期連載】リバード120S完成までの道 その①
【短期連載】リバード120S完成までの道 その②

本題に入るまでに一つお話があります!!

去る、2/9に弊社のお問い合わせにこちらのメールをいただいた方!!
(お名前はわかっておりますがここでは伏せます)

‘’早く『【短期連載】リバード120S完成までの道 その③』の掲載をお願いしたいです。
この商品にすごく関心があるので。
ちなみに、地元のショップに全色の予約を入れてます。’’

めちゃくちゃ嬉しいメール、本当に有り難う御座います!!
とてもとても励みになります!!

でも!!!!

最近話題のGmailの受信設定で弾かれて、返信メールが返ってきてしまいます…

なのでこの場をお借りして改めてお礼とご報告をさせていただきます!!

これからもブログ楽しんでいただければ何よりです♪

と、いう事で本題です!!

今回のテーマは『リバード120Sってどんなルアー?』です。


『リバード120S製品』ページはこちら

今回『は』というか、今回『こそは』と言うべきか…(笑)

前回も同じテーマだったはずですが、ちょっと熱量が上がり過ぎて結局90Sの説明で力尽きてしまいましたw

なので今回こそは120Sのお話をしたいと思います!!

ちょっと前回のおさらいも含みますが、リバード90Sの特徴は…

・イレギュラースラローム
・アップは糸フケを保ちながら不規則なスラロームで食わせのきっかけを作る
・ダウンは流れの中でも浮きがりにくく、小刻みかつイレギュラーなスラロームで食わせられる。
・この特徴を出すためにフロントヘビーの固定重心なので飛距離を出すのはちょっと苦手

こんな感じです。

じゃあ120Sの特徴は何なのか?と聞かれると…

【字面的には同じ】

という回答になります。

つまり、『基本的な特徴やコンセプトは同じ』という事です。

『なんだよ!つまんねーな、おい!』と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、【字面的には】という部分に120Sの秘密が込められているんです

リバード120Sも90S同様に基本アクションとしては『イレギュラースラロームのS字系』です。

そして90S同様に僅かに前傾姿勢になることと、フラットなヘッド部のお陰でダウンでの食いつきも良好です。


ヘッドは同様にフラットな仕様

この説明文だけ見ると90Sと同じものになりますが、120Sと90Sでは『その質が違う』んです。

リバード120Sのスラロームは90Sよりも圧倒的にパワーがあります。

リバード90Sを使ったことがある方はわかると思いますが、巻いた感じは『THE・ノー感じ』ですW
手元の感触だけでスラロームの回数や幅は把握できないと思います。
(まあ、90Sはアップ~クロスはノー感じの時の方が釣れますがw)

それに比べ120Sはタックルや流速によってはスラロームのターンをする時の感触が手元に『トン、トン、トン、トン』と伝わる程です。

まあ、ルアーって『手元に感触が伝わる=パワーがある』という単純な話ではないんですが、明らかにターンの時に『大きな質量が動いている感じ』というのは実感できると思います。

そこに加え、長さだけではなく、体高などの体積や重量と言ったボディーサイズが大幅にアップしているので、水中での存在感が90Sと格段に違います。

そのお陰か、テスト中もやはり90Sよりも集魚力や大型ベイトへの適性は120Sのが上だなと思わされるシーンに多く出会いました。

20㎝前後の大き目のイナッコと言うか小さめのボラと言うか…というサイズ感のベイトには特に強い印象です。


今年に入っての愛媛のテスター・花川さんの釣果!ベイトは大き目のイナッコ!


この霞シーバスの口の中にも20~25㎝くらいのボラのが入っていました。

今までのそういう状況でも90Sでも釣れてましたが、120Sの方が勝負が早いのと、釣れる魚のサイズをある程度選べている感はあります。

なので、120Sも90Sもどちらも字面的には【イレギュラースラロームのS字系シンペン】ですが、中身の質は全く別物となる訳です。

また、重量やボディー体積から言っても120Sの方がダウンでの踏ん張りや風や波がある時の水中での安定感は上になります。

なので90Sでは攻略の難しかった激流エリア(クロス~ダウンの場合)、ラフコンディションにも対応できるようになっています。

そして更に突っ込んだ話をします!!
(さあ、既に今回も長くなりそうな気配がしてますが、もう少しお付き合いくださいw)

120Sは『泳ぎのパワー』は得ましたが、代わりに失ったものもあります。

それは『泳ぎのキレ』と『浮遊感』。

やはり90Sの方が断然泳ぎのキレは良いです。
流れへのアクションレスポンスも当然ながら90Sの方が上です。

本体のサイズと言うか、比重と言うか、その辺の影響で少ない入力にも機敏に反応します。

そして90Sの独特の『浮遊感』。

何というか、漂うな感じと言うか無防備感と言うか…90Sにはどっからでも食べてください!と言わんばかりの無防備感があるんです。

そう、まるでラインに繋がっていないような。
そんな状態から少ない入力でもクイックにキレの良いアクションが出る。

それは90Sの最大の魅力であることは間違いないです。

まあ、だからこそ90Sはフック、リング共にベタベタのジャストセッティングでしか本領を発揮しないという、ちょっとワガママなルアーなんですけどね(笑)

120Sに関してはフックセッティングにも遊びを持たせてあると『その①』でも軽く触れましたが、フックセッティングのファジーさも120Sの特徴、魅力の一つです。
(ここからフックの話しだすと超大作になるので、フックの話はまた後日やりますw)

つまり90Sと120Sは基本別物なんです。

そしてどっちもそれぞれ使い所が別々であるので、『120Sが出たから90Sはもういらない!』とかそういう類の話ではないという事です。

特に今時期なんかはベイトサイズも小さいし、泳ぎの弱いものを好むシーバスの多い時期で、アクションもスローな展開になることが多い…そんな時は90Sの方が出し所は多いと思います。

逆に、ベイトサイズが大きい、ベイトも多い、風や波っ気があって水中でルアーを安定させたい、存在感を出したい…こんな時は120Sの方が良いと思います。

リバードに限った話ではないですが、やはり適材適所なんです♪

という事で今日の話をまとめるとリバード120Sとは…

・120SもイレギュラースラロームのS字系シンペン
・だけどそのアクションの質は90Sとは全く別物
・泳ぎのパワーがある
・水中での存在感がある
・アクションのキレ・レスポンスは90Sの方が上
・フックセッティングに幅がある

と、こんな具合ですかね!!

さしずめ、120Sのアクションは『パワー系イレギュラーS字スラローム』と表現しても良いかもしれませんね♪

そんなこんなで今回も長くなりましたが、実はこの90Sと120Sの違い、Pazdesignでもサポートさせていただいている新さん(元・邪道、現・バレーヒルソルト)のフィッシングショーOSAKA新製品紹介動画にて解説しておりますので、よかったらそちらもご覧ください!!


新 拓也さんYoutubeチャンネル『アメフラジオ』

と言った感じでまた次回をお楽しみに!!

次はフックの話か…サンプルヒストリーか…悩みますねw

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

↓Pazdesignの各SNSコンテンツは以下をクリック↓​​​​

・パズデザインHP

・TAGIRI HP

・パズデザイン公式Facebook

・パズデザイン公式【X】

・パズデザイン公式Instagram

・fimo釣りログ一覧

・スタッフ志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧

【短期連載】リバード120S完成までの道 その②

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は【リバード120S完成までの道 その②】で御座います!!

前回のログはこちら↓
【短期連載】リバード120S完成までの道 その①


『リバード120S製品』ページはこちら

先日からスタートしました【リバード120S完成への道】

前回は『リバード120Sの自己紹介』という事で本体重量やフックサイズの紹介をさせて貰いましたが、2回目の今回は…

『リバード120Sってどんなルアー?』

という事で、リバード120Sの基本的なアクションなどをリバード90Sの事例も交えながら解説していきたいと思います。

もちろんその中で『なぜサイズアップするに至ったか?』みたいな話もしたいと思います。

まず、リバード120Sのアクションの前にリバード90Sの話をしましょう。

リバード90S最大の特徴は『イレギュラースラローム』です。

S字軌道を描くスラロームアクションのルアーも増えましたが、肝は『イレギュラー』という部分です。

と言っても言葉だけじゃイメージしにくいと思いますので水中動画をご覧ください。


0:35か2:28頃のアクションを見てもらえればわかりやすいと思います!!

動画で見ていただいた通り、タダ巻きするだけで流れの変化に機敏に反応してイレギュラー(不規則)なスラロームを描きます。

一定のS字ではなく、このイレギュラーが入った瞬間が食わせのきっかけになるので、言ってみればある程度オートマチックに食わせの間を演出できるルアーであります。

このイレギュラースラロームを生み出している要因の一つがこのお尻の所のキール。


イレギュラースラロームを生み出すキール部分

このキールにより流れのヨレだけでなくタダ巻きでもイレギュラーなスラロームが発生するようになっています。

そして使い方のポイントの一つ…というかリバードを使う上でのの基本的な部分として『ラインスラック(糸フケ)』の出し方が重要です。

タダ巻きでイレギュラースラロームが出る設定になっていますが、トップウォーターのドッグウォークと一緒で糸フケが出ている方がスラロームの幅が大きくなります。

しかも糸フケがしっかり出せていれば、ルアーにかかるテンションも少なくなるので、流れにも機敏に反応してよりイレギュラーなスラロームが出しやすくなります。

なので、リバードの基本の基本の使い方は『アップにキャストしてラインを張らず緩めずの状態で巻く』です。

ちなみに『張らず緩めずの状態で巻く』は着水後、ロッドを胸の位置あたりで水平に構え、ルアーとティップが一直線になるようにし、その時にできた『ラインのたるみが一定になるスピードで巻く』と感覚が掴みやすいかと思います。

流れがある所では流されるルアーに合わせてティップの向きを変えながら巻くのがコツです。

なので、イメージ的にはアップから流し込んでくる時に一番効果を発揮するルアー!…と思っていたんですが、数年前にそのイメージを覆す釣果を連発する人がいる事に気が付いたんですよ。

それは…


Mr.マッチボウは実はリバードも得意♪

そう、小助川さん(笑)

小助川さんがやたらダウンに入れたリバードを巻いて釣ってくるんです!!

最初は偶然かと思ってたんですが、やたら釣ってくるし、終いには『ダウンの方が釣れる』とか言い出す始末…

これは何かあるな…と思い色々考察と実証を重ねた結果、一つの答えが見え始めました。

『リバードのダウン、めっちゃ釣れる』

です(笑)

これにもちゃんと釣れる理由がありました!!

何でだろう?を重ねていった結果、リバードの裏メニュー的な特殊能力に気が付いたんですよ。

それはリバードの『重心位置』『スイム姿勢』、そして『頭部の形状』が大きく関係しています。

まず、リバードは前方重心(フロントヘビー)です。

下の画像を見てもらうとわかると思いますが、ウェイトの位置は頭部と中央やや後方よりで、ルアー後方にはウェイトが入っていません。


ウェイト位置

これによりスイム姿勢は『ごく僅かに前下がり』となります。


動画の切り抜き画像(1:17頃を見てもらうとわかりやすいです)

そして頭部の形状。

リバードの頭部は実は結構フラットになっています。


赤丸部分がフラットなのがおわかりでしょうか?


ちょい斜めから!!

これが何なのか?

そう、『リップ』です。

フロントヘビーで僅かに前下がり、そしてフラットな頭部。

これが何を意味するか?

『流れを受けても浮き上がりにくい』

なんです!!

シンペン、特にヘビータイプのシンペンは『浮き上がりの良さ』を売りにしているものが多いと思います。

『飛距離が出て沈みが早いけど、浮き上りが良くて重さのわりにシャローが引ける』

というコンセプトです。

これはこれで必要な要素なんで全然良いんですけど、このコンセプトのシンペンの多くは水平~尻下がりのスイム姿勢のものが多く、浮き上りが良すぎて流心のダウンでアクションが破綻したり、レンジが上ずり過ぎる事があるのも事実。

んで、リバード90Sはまさかの逆張りだったんですw

『軽いのに流れを受けても浮き上がりにくい』

だからダウンの流れを受けても浮きがり過ぎず、アクションが破綻せず誘えていたと言う訳です。

もちろん破綻しないと言っても限界はありますけどね。

ただ、フロントヘビーで固定重心ですから飛距離には難があります。
特に向かい風、横風は中々に厳しいですw

ただ、飛距離を犠牲にしても固定重心によるアクションレスポンスや、フロントヘビーによるダウンでの流れへの食いつきの良さなど、リバード90Sならではの特殊能力を手に入れたという訳です。

そしてもう一つ。

ダウンに入ると糸フケが少なくなるので、もちろんスラローム幅が狭くなります。

実はこれも大きなポイントでした。

これは知り合いの船頭さんやエキスパートの方々からの話でこういう話があります。

・ダウンで巻いてくると流れに逆らって捕食しないといけないので、早い動きや大きい動きは追うのを諦めたりミスバイトが多い。

・ダートやスラロームは魚の視界から消えるタイプのものと、魚が目線の移動だけで追えるタイプものとでは役割が違う。

この話を基に考えると、ダウンに入ったリバードはスラローム幅が小さくなることで、流れに逆らって捕食しようとするシーバスが反応できるアクションになったのではないかと思います。

逆にアップから流れてくるものに関しては、魚は反転しながら流れに乗って追っかけていけるので大きく不規則に動いても問題なく食えているのだとも思っています。

まあ、あくまで仮説ですが(笑)

この話を簡単にまとめると、リバード90Sは

・イレギュラースラロームが特徴
・アップは糸フケを保ちながら不規則なスラロームで食わせのきっかけを作る
・ダウンは流れの中でも浮きがりにくく、小刻みかつイレギュラーなスラロームで食わせられる。
・この特徴を出すためにフロントヘビーの固定重心なので飛距離を出すのはちょっと苦手

こんなルアーだという事です。

うん、中々に個性的w

じゃあ120Sはどうなのか?という話です…が!!

ちょっと話が長くなったんでそれは次回にしましょう!!(笑)

気が付いたら終始リバード90Sの話になってましたw

まあ、簡単に書き表せれないなとは思ってましたけど予想通りでしたねwww

次回は120Sのアクションについて言及したいと思いますのでどうぞお楽しみに!!

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

↓Pazdesignの各SNSコンテンツは以下をクリック↓​​​​

・パズデザインHP

・TAGIRI HP

・パズデザイン公式Facebook

・パズデザイン公式Twitter

・パズデザイン公式Instagram

・fimo釣りログ一覧

・Pazdesignテスター志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧

鍵は『16:30』!? 続報!霞ケ浦水系シーバス!!

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は霞ケ浦水系シーバスの続報です!!

年末年始の小助川さんの釣果と昨日のコジマ、ヤング志賀、小助川さんの三人での実釣をベースにしたお話になります。

さて、本題ですが、昨年末にアップしました霞ケ浦水系シーバスのログですが、お陰様で反響も大きく有難い限りで御座います。

ログはこちら↓
【話題の釣り!】霞ケ浦水系シーバスにはマッチボウ120F!!
霞ケ浦水系シーバス、マッチ率アップ大作戦 小助川光昭

小助川さんはすっかり霞ケ浦水系シーバスにハマり、このブログ後も暇さえあれば釣行しております(笑)

頻繁に連絡を取りながら状況を確認していると、やはり予想通り水温・気温の低下と共にシャローの魚、マッチボウ120Fのレンジに反応する魚は減ってきてはいるものの、それでも条件がハマれば相変わらず抜群のコンディションのシーバスが反応してくれるようでした。


この時期とは思えない体高!!


数は減ったもののヤル気のある魚はまだシャローにいる!!

そして昨日、コジマ、ヤング志賀、小助川さんで霞ケ浦水系へ!!


爆風!極寒!中々のフィールドコンディションw

昨日の釣行の狙いとしては、小助川さんとコジマが昨年末から実釣だけでなく、色々な方から教えてもらった霞ケ浦水系シーバスについての情報を検証するのが目的です。

さらに小助川さんが年末からずっと話していた『16:30の時合い』の確認、実証も目的の一つでした。

ここで一つ大事な事ですが、ここで言う『色々な情報』というのは単純に『ここが釣れるよー』というようなピンの情報ではありません。

正直、『ここで、このルアーで釣れるよー』というピンの情報というのは確かに即効性はあるかもしれませんが、『何故そうなるのか?』を掴んでいないとちょっとした状況変化で釣れなくなるし、釣れなくなった後にどうしたらよいか見失ってしまうので意味がありません。

最近は『釣れる、釣れた』という結果の情報だけを追っかける傾向が強く、釣れた情報だけを追っかけて釣り場を回っている人も多いですが、それでは一向に釣りが進歩しないと思います。

SNSで簡単に情報が入手できる便利な時代ですが、釣れた情報はあくまでデータの一つであり、もっと大事なことは『何故そうなったのか?』と考え、仮説を立て、実証し、次を予測することだと個人的に思います。

例えば、『ここで釣れた!』という情報を入手したら『じゃあそこと同じような条件の他の場所はどこか?』と考える、『このルアーで釣れた!』という情報を入手したら『そのルアーをということはベイトは何か?』、『ならばこのルアーも釣れるのでは?』と考える…これの繰り返しでポイントや釣りの引き出しが増えていくのではないかと思います。

ってな具合ですが、ちょっと話がそれちゃってすいません(汗)

だから今回メインで入手した情報はポイントの情報じゃなくて

・年間を通しての魚の動向(最盛期や釣れ出すタイミング)
・冬シーズンの魚の動向(越冬や産卵、アフターなどについて)
・よく使っているルアー(アクションやサイズの傾向の確認)
・ナイトゲームについて
・バチ抜けについて
…etc

こんな感じの情報です。

これをチェックするために噂の『16:30の時合い』までの時間は3人で数か所をそれぞれタイプの違うルアーをキャストしながら入手した情報を基に考察した仮説を確認する作業を行いました。

地形、ベイトの有無、シーバスの反応などなどチェックしましたがあらかた予想通りの展開でした。

まあ…つまり…

無でした(笑)

12月の釣行の際は沖のフラットをディブルで巻いてるとベイトに触る感触があったりしましたが今回は完全に『無』w

事前情報通りの展開でしたので無の状態でも『まあそうだろうな』くらいの感じでしたが(笑)

ただ、これで安心して『16:30の時合い』で狙うエリアを絞り込むことが出来ました。

『16:30の時合い』で狙うのは前回の釣行で連発したエリア。


連発したポイントです!!

前回ここのエリアは水面がざわつく程の大量のボラが溜まっており、それにシーバスが捕食していました。

冬が進行してどうかな?と思いポイントに到着して水面を見てみますが、爆風で水面が荒れている事もあり、目視ではボラは確認できない状況です。

一先ずマッチボウ120Fを投げますが、シーバスの反応もベイトに当たる感触もありません。

『ん~、少し沈めてみるか』と、荒れ模様なので水中でルアーを安定させたいのと、前回いたボラのサイズが15~25㎝くらいと大き目だったことを踏まえリバード120S(プロト)をチョイス

一投目、少し沈めて巻くと早速ベイトに触る感触!!

『おっ!やっぱりいた!』と思った矢先…

ヒット!!!!

マジか!!!?
一投目で!?
リバード120S凄いやん!!!!

今年初物なので慎重にやり取りし、無事ランディングしたのは…


極太!!!!!

極太でコンディションのえぐい70オーバーのシーバス!!!!


いや、体高ヤバイやん!!!!


腹、どうしたんw

リリース直前に気が付いたんで画像はありませんが、この魚の喉からはボラの尻尾が飛び出していました。

この日唯一の生体反応がこの魚…痺れる一匹です♪

そしてこの魚の写真を撮っていると…


ヤング!!

ヤング志賀もリバード90Sで初霞水系シーバスをキャッチ!!

完全に時合いです!!

『16:30の時合い』です!!!!

これ、『16:30の時合い』にもちゃんと理由があります。

俗に夕マズメと言われる時間帯ですが、『冬は晴れた日の夕マズメが良い』と言うのはバス釣りでは割とポピュラーな定説です。

これは、水温の低い冬場、晴天時の日光で暖められた水温が一日で一番高くなるのが夕マズメ付近なんです。

しかもそこに日が傾いてローライトの要素も入って魚をだましやすくなる。

だから『冬は夕マズメが良い』のです!!

ソルトウォーターの釣りだと潮流などの『流れの影響』もあるのでイメージが薄いかもしれませんが、止水&淡水エリアである霞ケ浦水系シーバスに関してはブラックバス同様にこの要素は色濃く出る傾向があると感じています。

しかも付け加えると、足元のコンクリート護岸もポイントでコンクリートは土よりも蓄熱性が高く、日光で温まった温度を保ちやすいので日光を浴びた夕方には土の護岸よりも水温が上がりやすくなります。

逆に冷えると温まりにくい性質もあるので、夜間に冷やされたコンクリートは朝~午前中などはマイナス要因になる事もあります。

日中の暖められた水温がMAXに達し、ローライトで魚の警戒心も薄まり捕食意欲も高まるタイミング。

それが今時期の霞ケ浦水系だと『16:30』なんですね♪

また、シャローは水深が浅いので外気の影響で水温が上下しやすくなります。

水温も上がりやすいかわりに水温が下がりやすいので、変温動物の魚からするとメリットとデメリットが混在するエリアです。

なので低水温期はシャローに入ってくる魚はその時点で食べる気満々かつ、水温の変動に耐えれる体力のある大型・良コンディションの魚である事が多いんです。
(釣果写真が良型・良コンディションの魚が多いのはその影響もあると思います)

なので冬の夕マズメのシャローというのは色々と狙う価値があるんです♪

ただ、水温が下がり過ぎてベイトがいなくなるとリスクを冒してまでシャローにいる必要性が減るので、捕食者もシャローに差してくる数が減ります。
(今度は水温が低くても安定しているディープの障害物やちょっとした窪みなどにベイトが溜まり、そこに捕食者が付くようになったりします)

また、産卵などの絡みで捕食者がディープに落ちてしまったりした時もシャローから魚がいなくなります。

魚にもちゃんと『何故そこにいるのか?』という理由があるんですね♪

と言った具合で、ルアー云々の話からは少し離れてしまいましたが、霞ケ浦水系シーバスの続報でした!!
(本当はリバードをチョイスした理由ももう少し話たいことがあるんですが、それはまたの機会に)

まあ、ルアー云々の前に『釣れる場所・条件を探す』のって本当に大事なんですよ。

当然、我々もメーカーなので自社製品の特長などのPRはやりますが、実釣に関しては『釣れる場所・条件を探す』がまず先です。

そしてその場所、条件にあったルアーをチョイスする。

そのチョイスの為に『このルアーはこういう性能です』という説明で皆様に理解してもらう。

大前提これだと思います。

これまたちょっと話がそれちゃいましたね(笑)

正直、これからのシーズンはイージーモードではなくなるようですが、次のハイシーズンに向けて色々と調査は続けたいと思います!!

この下調べがハイシーズンでの釣果繋がると信じて頑張ります(笑)

そんな感じで今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

↓Pazdesignの各SNSコンテンツは以下をクリック↓​​​​

・パズデザインHP

・TAGIRI HP

・パズデザイン公式Facebook

・パズデザイン公式Twitter

・パズデザイン公式Instagram

・fimo釣りログ一覧

・Pazdesignテスター志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧