念願のメーターオーバーとカラーローテ 花川常雄(愛媛県)

こんにちは、愛媛の花川です。
連日の猛暑で夏バテ気味です。

今年も暑いなぁと思いながら、早いもので私が四国に越して来て、もう15年が経とうとしています。

ラッキーな事に釣りをするには良い環境で、いつかは市内河川でメーターシーバスを獲りたいと考えてはいますが、シーバス以外のライトゲーム、渓流の釣行も多くなってきて、色々行くのは楽しいんだけど、このまま終わるのか?メーター釣りきれないのか?なんて思いも…。

数年ほど前に過去の釣行データをまとめ、そこから真剣にメーターシーバスを意識する釣行をしてきました。

しかし釣行数は増えてるのに、シーバス捕獲数は減る始末。

過去の爆裂状態定番だった消滅パターンはいくらでもあり、
一晩中お祭り状態の秋のイワシボイル、難攻不落の干潟のサヨリ、春のクリアのみに反応するイカパターン、太ももアタックする夏のコノシロ群…やっぱ環境変化もあるし厳しいのか。

そんな中でも継続しているパターンもあって、積み重ねたデータで隠れたパターンの引き出しを季節毎に確認しながら、良型の回遊を確認する、そんな釣行です。

梅雨の大雨後、いつものようにシーバスの反応を見に。

1ヶ月以上シーバスの反応を得られてなかったので、良型狙いでなく当初反応をみるだけのつもりでした。

ポイントに到着し、川を見ると増水もほぼなく、笹濁り程度。

この日は、数日前に預かっていたプロトカラーの確認もあり、シーバスがいればカラーの反応を色々見る予定の釣行でした。

ポイントの水深が1m以下と浅く、ベイトはイナっこ、ルアーのメインはパワードラブラ125Fリバード120S、サブでグラソルとマッチボウ120Fと他社ルアー数個など。

先発はマッチボウ120Fで表層反応なく、レンジを変えてパワードラブラ125Fで50cmクラスをヒット!

続いてリバード120Sに替え小さめのバイト。

その後グラソルでは反応が無い…シーバスのサイズ的にグラソルは無いかな。

パワードラブラ125Fとリバードのカラーローテーションで、ホロ系、白系、クリア系と反応をみるがどれも反応はある、反応が良いのはホロ・銀系かな。

水質的にクリアはちょいと反応悪い感じといったところ。

この時点でバイトは多かったが小さいシーバスを3尾捕獲、その後30分反応が無く、サイズも見込めないので帰ろうかと思いましたが、パワードラブラ125Fでお気に入りのマットハルクをまだ投げてなかったのでこれをキャストして帰ろう!ともう一粘り。

ルアー散々通したコース、少しダウン気味のキャスト…糸ふけを取るようにゆっくり巻き流れに乗せてユラユラと横方向にゆっくり動かすドリフト…

すると低音のズボッと言う破裂音が響き、同時にロッドを立てると、今までと異なるバットに掛かる重量感。

豪快にヘッドシェイクするが、しっかりフッキングできたので慌てず対応。

一旦寄ってくると目測的に90overはありそう?…これはデカい逃せない。

中々寄せれず大苦戦、何度も抵抗するが、一瞬弱ったとこでゆっくり浅瀬に引き上げハンドランディング。

パッと見でデカい…メーター?私の手幅20cmで手尺5つ?もしかして…

プロテクトメジャーに乗せてみると…

メーター越えてました。

念願の市内河川でのメーターシーバスは信頼と実績のパワードラブラ1205SFG、カラーはお気に入りのマットハルク。

信頼できるルアー、カラーでの念願のメーターオーバーは喜びもひとしおです。

忘れられない1匹になりました。

そこでふと思いました…

このマットハルクは実績十分のお気に入りカラーで、それのお陰か…

いや違う、このタイミングでここに立ててた事、この川のポテンシャル…

いやいやそれとも…

いっぱい考えて整理してみました。

そこで思ったのは、やはりここまで良型は運の要素が大きいですが、今回はカラーローテーションが釣果に繋がったと思います。

いつもなら帰るタイミングでカラーチェンジをして、キャスト=チャンスを増やした結果がこのメーターオーバー。

それに関しては普段から心掛けている事、「メインで使用するであろうルアーのカラーは可能な限り複数ケースに入れる」が功を奏したと思います。

シーバスの意識、ルアー動き、形状、大きさ、レンジを予測して、ルアーが決まればあとはそのルアーを何回キャストするか、もしくはコースを何度通すか。

ルアーが決まれば、出来る事はカラー変更がメインとなります。

個人的にはお気に入りが1個で100投するよりも、10カラーで10投づつする方が気持ちが続くと思います。
(お気に入りカラーでも反応が無ければ20投もすれば気持ちは下がるかも…)

気持ちが続くことで辿り着く魚がいることは皆様もご承知の上でしょう。

そして出来れば、ただ流行り、定番、釣れるカラー…という言葉に惑わされる事なく、色々なカラーを試して自分の手数の一つとなるカラーバリエーションを増やすことにトライしてみてください。

reedルアーはスタッフが試行錯誤した他社に無い豊富なカラーラインナップです。

魚影の濃さ、アングラーの技術など多くの要素はありますが、いかにチャンスを増やすか、可能性を上げるか…その一つにカラーローテーションは重要な役割を持っているのではないかなと、改めて思わされる釣行でした。

現在テスト中のプロトカラー含め、今後もNEWカラーが続々登場するようなので、是非いろんなシチュエーションでreedルアーをお試しください。

 

 

 

 

 

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【新製品入荷】ついにリバード120S出荷開始!!

皆様こんにちは!!
コジマです。

皆様おまたせしました!!

ついに!!

ついについに!!

リバード120Sが出荷開始になりました!!!!


Rebird120S(リバード120S)
¥1,900(税込¥2,090)
length:120㎜ weight:28g
type:シンキング
hook:#4 ring:#3
action:イレギュラースラローム range:50~120cm
全10色
製品ページはコチラ

リバード120Sがどんなルアーなのかは是非こちらをご覧ください↓
【短期連載】リバード120S完成までの道 その①
【短期連載】リバード120S完成までの道 その②
【短期連載】リバード120S完成までの道 その③
【短期連載】リバード120S完成までの道 その④

※やっぱり発売までに完結しませんでしたねw

お陰様で発売前から数多くのお問い合わせをいただいておりましたリバード120Sがついに出荷になりました!!

リバード90Sのサイズアップ版として開発がスタートしたリバード120S。

リバード90Sの特徴を受け継ぎながらも、独自の『パワー系イレギュラーS字スラローム』という特徴を手に入れ、プロトから各地のテスター陣の釣果も絶好調でした。

こちらの画像は釣果の一部ですが、特にベイトサイズの大きくなる夏以降は良型の実績も高く、ボラ、イナッコ、マイワシ、コノシロなどのベイトに対しての相性は抜群です♪

また、上記のベイト以外でも泳ぎのパワーを活かして、広範囲から魚をサーチするのも得意ですので、小型ベイトの時期でも是非お試しください!!

カラーは厳選の10色!!


#001 ボラ


#002 ナチュラルベイト


#003 S・G・R


#004 レッドヘッドパール


#005 チャートバックフラッシュ


#006 クリアーハルク


#007 クレイジーチャート


#008 マットハルク


#009 スケパールオレンジベリー


#010 一撃ベイト

どのカラーも他のreedルアーでも実績抜群のカラーですので、安心して使っていただけると思います♪

と言った感じのリバード120S、すでに出荷になっておりますので小売店様の店頭に並んでいるかと思います!!

シーバス専門WEBショップの『キングフィッシャー』様では初回入荷分があっという間に完売して大至急補充させていただきました!!

弊社の在庫はまだ十分にありますので、店頭で欠品している際は是非とも小売店スタッフ様にお尋ねください♪

皆様も是非リバード120S実力をご体感ください!!

と言った感じで今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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【短期連載】リバード120S完成までの道 その④

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は【リバード120S完成までの道 その④】で御座います!!

前回までのログはこちら↓
【短期連載】リバード120S完成までの道 その①
【短期連載】リバード120S完成までの道 その②
【短期連載】リバード120S完成までの道 その③

すいません、出張やらイベントやら渓流解禁やら色々と立て込んじゃって随分と間が空いてしまいすいません(汗)

気が付けば4月も半ばに差し掛かろうとしており、リバード120S本生産分の入荷が迫ってきております!!

このままのペースだと…

発売前にこの短期連載が終わりませんw

まあ、発売後もサイドストーリー的に読んでいただければそれで良いかと思います(笑)

そんな【リバード120S完成までの道】、4回目の今回のテーマは『フックセッティングについて!!』です!!


『リバード120S』製品ページはこちら

これはリバード120Sに限った話ではないんですが、フックはルアーの泳ぎに大きく影響を与えます。

それもそのはず、サイズにもよりますがリバード120Sに標準装備予定のフックでも1つ約0.7g程度の重さです。

つまり、リバード120Sでも0.7gの外部ウェイトが2つ付いている状態な訳です。

しかもフックが受ける水の抵抗を考えればその影響は本体に0.7gの鉛シール×2枚よりも影響が大きいのは想像に易いと思います。

そんな前置きから本題に入っていくんですが、リバード120Sも当然ながら色々なフックのセッティングを試しました。


試したフックの一例

最後の詰めの部分ですらも上記の種類(笑)

まあ、こんな種類試す結果になったお陰でとても勉強になりましたがw

ただ、ここから先は私はフックの専門家ではないので、微妙に上手く表現できない部分もありますが、『結果的にリバード120Sのフックセッティングは着地した!』と思って読んでいただければ幸いです!!

フックセッティングの要件としては大まかに分けて『大きさ・線径』『形状』があります。

『大きさ』はもちろん番手のことで、『線径』は例えばMとかMH、オーナー社製だと36とか46と言った針の太さです。

リバード120Sは最初のサンプルからMHクラスの#4が乗っていたと思います。


1stの削り出しサンプル
(フックがカーブドポイントなのには特に理由はありません)

もちろん、基本的には大きさや線径が大きくなると重量が増すのと、抵抗が増えるのでアクションは落ち着く(小さく、おとなしく)なる傾向です。


同じ#4でも…


微妙に重さが変わるし、g差は×本数で増減するので結構重要…

次に『形状』。

最近見掛けるフックで言うとSP(スプロートベンド)タイプとRB(ラウンドベント)タイプに大別されます。

これ、意外と意識してない方も多いですが、SPとRBって結構アクション変わるんですよ!!
(もちろんあまり影響のないルアーもあります)

特に番手が大きくなればなるほどアクションへの影響は顕著だと思います。

と言うのも、フックメーカー様各社で色々規格は違うものの、基本的にRBタイプの方がシャンクが長く、ルアーに装着すると重心がSPタイプより外になります。


左:RB#4 真ん中:S-RB(ショートシャンク)#4 右:SP#4
同じがまかつ社製#4でも実はこれだけシャンクの長さが違うんです!!


実際に装備すると(左:RB 右:SP)同じ#4でもこれだけ重心の位置が変わるんですよ!!

つまり若干ですがアクションの際にRBの方がルアーの重心から離れるので、アクション的にはロールやルアーの倒れ込みが強くなる傾向になると感じています。

なので、これがプラスに働くこともマイナスに働くこともある訳です。

余談になりますが弊社のルアーだと、グランソルジャー、エルキャリバー、パワードラブラ、バックウォッシュビヨンドなどは基本SPタイプを推奨しています。
(推奨と言うか『できればSPを使ってください!』レベル!)

よく『水面系のルアーにはRBの方が乗りがいい』と言われますが、グランソルジャーなどは水面系ですがアクション的にRBタイプとは相性が悪いのでご注意下さい。
※トップウォーターでRBタイプが乗りが良いのは事実です。ここでの話は『乗りが良い=アクションも良い』ではないですよ!という話です。

さて、話をリバード120Sに戻しますが、リバード120Sは実は1stサンプルから中々良いアクションは出ていました。

ただ、なんとなく『何か違うな~…』というのがアクションチェックした際の共通意見でした。

まあ、これの原因はフック以外の部分にあったんで、その後内部構造やウェイトの配置を色々といじってかなり良い感じの2nd、3rdのサンプルになったし、魚も結構釣れていたんですがやっぱりもう一つパンチに欠ける感じだったんです。


3rdサンプルでいきなり鈴木さんが良型をキャッチ!!


この時はSPMH#4のフックが付いていますが、ちゃんと釣れてます!!
(ボディーの26gの表記はフック・リング抜きの重量です)

そんなある日、SNSを見ていると『fimoフックにRBタイプ登場!』みたいな記事を見かけ…

『お~、fimoフックにもRB出るんだ~…ん?RB?…RB?…ひょっとして!?』

そうです、リバード90SはRBなのにRBタイプのフックの存在を忘れていたんです!!
(この流れでRBフックが浮かんできたのは忖度じゃなくて実話です!!)

ちなみにサンプルにはSPタイプのMH(相当)#4が搭載されていました。

早速サンプルにRBタイプ(厳密に言うとショートシャンクのRB※以降RB(S)と表記)を付けて泳がせてみると…

S字のターンの時のヒラ打ちのキレが良い!!!!
これ!!このキレ!!

このキレの良さ、S字のレスポンスの良さが最後のピースだったんです!!

RB(S)を搭載したサンプルで早速…

まさかの一投目!!

 

この時はRB(S)のMクラスの#4!!

雨で増水した小規模河川、ドアップに投げて流心を通してのヒット!!

ドアップから増水の流れに押されてもしっかりS字が出て魚を誘ってくれました♪

この最終サンプルの時点では以前のブログでも書いたように『120Sは120Sとしてのアクション』という方向性に落ち着いていたので、90Sのアクションの幻影は追いかけていませんでしたが、やはりこのキレが出てくることで『リバード120Sとしての着地点』が見えました。

120Sならではの『存在感』、『泳ぎのパワー』に加えて『アクションのキレ』を手に入れたことによって、リバード120Sならではの『パワー系S字スラローム』が生まれたんです♪

ただ!!!!

ここからもう一つ沼があるとは思いもしなかったんですよ(笑)

それは…

流石に長くなるので次回にしましょうw

という事で次回は『フックセッティング、もう一つの沼~SPタイプの必要性~』というテーマでお送りしたいと思います!!

間が空き過ぎないように頑張って書きますw

と言った感じで今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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