サーフのゲータースタイル 河野剛志(鹿児島県)

 

皆さんこんにちは!
冬生まれですが、夏そして南国が大好きな、こうのです。

 

暑くてジメジメとした日が続いていますが今年の夏はどのようにお過ごしですか?
私は県内のプチ遠征を予定していましたが、豪雨の影響もあり安全第一で近場での釣行を楽しみました。

6月~8月上旬までは地元サーフに通っていてシーバスやマゴチが高活性!!
ベイトは表層のトウゴロウイワシなので荒食いとまではいかないですがコンスタントな釣果に恵まれていました。


海晴30g
ブレイク近くをストップ&ゴーでマゴチ!!

 


海晴30g
プラグでは届かない沖の表層をワンピッチジャークのリフト&フォールで!!

 

手前のブレイク3m、沖の表層(水深15m以上)と幅広いレンジをカバーできるルアーが扱いやすく、飛距離が出る海晴30gの出番が多いです。

ニューカラーの海晴(KAISEI)も楽しみです♪

 

『サーフは足で稼ぐ』という言葉があり、動いた分だけ釣果に繋がります。
30g~40gの重いルアーを何個もベストに入れて移動するので足回りが軽いほうが機動力が上がってランガンしやすい!

夏は膝くらいまで水に浸かっての釣りがメインで、ウェットゲーターⅡは涼しくて快適です。
『サンダルやウォーターシューズだと砂が入って歩きにい』、『ウェーダーだと暑い』を解消してくれます。

私が使っているのは…


WET GAITER Ⅱ(ウェットゲーターⅡ)
タイプⅡは膝上がずり落ちにくいように改良されていますので6時間ほど履き続けても快適でした。
陰干しすると半日ほどで乾くのも気に入っています。


ライトウェイトウェーディングシューズⅥ(SP)
ゲータースタイルで釣りをしていると、そのままサーフ横のテトラや岩場などを攻めるときも滑らないし牡蠣殻で足を痛める心配もないです。
フェルトスパイクのシューズを履いているのでフラットフィッシュからチニング、シーバス、そして河川や磯の釣行まで幅広く使っています。
暑い鹿児島ならこのスタイルで5月から10月の半年くらいは楽しめそうです。

 

ただ、濁りがあるときはエイを考慮して透湿ウェーダーを使うので、ウェーダーとゲーターの両方を準備して釣場に行くようにしています。
皆さんも安心安全なスタイルで釣りを楽しみましょう。

そして話は変わりますが、私が設計しているサーフ用ルアー(オーシャンルーラー)が今年発売になりますが、新たに別の要素を取り入れたパズデザインさんのリードルアーも開発中です。

新ルアーの開発は日々の釣りと色んなメーカーさんのルアーを使うことでヒントを得て、こんなルアーがあったらいいのにを形にできるように進めています。

 

かなり時間が掛かっていて申し訳ないのですが(写真、情報は引き続きこのログで公開予定です!)、今後のフィールドテストなどで少しずつ状況をお知らせできればと思っています。

 

 

 

 

 

 

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特別連載企画 【渓流ハンドメイドミノー TAGIRI 深掘り】 Vo.8

 

フィーモをご覧の皆様、こんにちはreedルアー部門担当の吉島(ヨシジマ)です。
いやいや連載も8回目に突入するとは…でも10年以上も温めていたネタなのでもう少しお付き合い下さいw

今回は何故に渓流で「アップストリームに拘るのか…」について書こうかと思っています。

皆様はアップストリームの釣りに拘っていますか?
理由はスタイリッシュだから…とか、カリスマビルダーが遣っているから…とか、渓流は釣り上がるもの等…と色々なご意見があると思います。

自分に関して言えば、アップストリームでもダウンストリームでも、その場所に合った釣り方がベストで、メーカーの立場からは「結果(釣れたか、釣れないか)が全て」と言う事になります。
なので追々ですが、ダウンストリームが得意なルアーも現在同時に進めていますので、改めてご紹介させて頂きます。

話が少し逸れましたが、アップストリームに拘るひとつとして、特に小渓流で大物を狙うときには出来るだけこちらの気配を消したいというのが一番の理由です。

渓流魚はほぼ上流に頭を向けて泳いでいる訳ですから、下流(背後)から忍び寄り、1投目のアプローチで勝負を掛ける事が、特に大物をキャッチできるチャンスがあると考えています。
近年ですと、やはり同じ事を考えているハンドメイドビルダーや、インジェクションの中でもアップストリーム寄りに作られているミノーもあります。

個人的には、ロッドティップのアクションはシェイク並みの細かな振動で左右にダートするモノが見つからなかったというのが、【TAGIRI】(タギリ)が生まれた理由なのかと思っています。

 

おそらく最初にTAGIRIの泳ぎを見たときに、「こんなので本当に釣れるのか?」と思うくらい不細工な泳ぎに戸惑いを抱く事でしょう。

今回はこの辺りで
to be continued

 

 

 

 

 

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経験からくる引き出しの話し 平中竜児(和歌山県)

 

今回はちょっと長文になりますが釣りなんか簡単にサクッと釣れるに越した事ないんや!って方にはあまり向かないログかと思いますので、閲覧の際はご注意下さい。

 

 

気付けば30年近く釣りをしている事になりますがちょっと前に釣りを始めたような気持ちのままオッサンになってしまった感じの平中です。
この長くて短いような年月を釣りに費やしました結果いろんな事を経験させてもらえました。

一つの場所に長い間通っていると分かった気になる事も多いですが、実は仮に100ある内の2か3くらいしか分かってないものです。
その2か3だけで全てを分かった気になりその少ない知識が当てはまらなければ魚はここには居ないと断言してしまうような人が多いように感じます。

僕は常に魚や自然に学ばせてもらってるつもりで釣りをやってますから、アタリが無くても何でアタらへんねんとか掛かって外れた魚に対して何で外れんねんとは思いません。魚からするともしかしたら食いたくてもイマイチ気が乗らないようなルアーの選択や通し方、狙ってる時間帯や状況が違うなど釣れない理由を魚や場所や道具のせいにする事はせず、そういった時にしか投げれてない自分が悪い、魚は絶対そこに居る!と思うようにしています。

そうする事でモチベーションも下がらず長く携わって来れたのだと思うからです。

 

かなり前置きが長くなってしまいましたが今年も5月頃から磯を離れ河川内や河口部に絞って狙いのサイズが釣れるよう頑張ってみました。ですが6月になっても7月になっても状況が好転せず全くアタリの無い日もある悩めるシーズンを過ごしていました。
『今年はアカン今年はアカン』と言ってる内に8月になってしまい、この頃には今年はアカンまま終わりそうやなと半ば諦めも入っていました。

自分が思うパターンの中で毎日、日替わりで狙い方を変えながらヒラスズキへの問いかけを続けてみてもたまに小突かれるような小さいアタリや掛かってもすぐに外れるようなのばっかりでした。

過去に経験したパターンはそれはそれは膨大な引き出しとなっているにも関わらずそんな感じで、いくら強く折れない鋼のような心の持ち主でも反応させられへんのはしゃーないわって気にもなります。

しかしそんな状況であっても釣りに行かないという選択肢はないので開き直りながら本来ならまず投げる事のないルアーを投げに行ってみたりその時間帯はまず釣れんやろうって時に行ってみたりするようになりました。過去にも新しい発見がある時というのは良く釣れている時ではなく困って普段やらないような事をしてる時に起こってる事が多いからです。

そんなとある日、ふと過去に経験した事はあるけれどもここ最近はまずそれでは釣れないだろうと勝手に判断していた引き出しを思い出しました。どうせ行ってもアカンやろけど…と行かなければ何も起こらない。

行かずに家でゴロゴロする訳にもいかないのでその頭の中の奥底にしまっていた引き出しを開けてみるとポイントに着いた数投目で久しく味わってなかった糸を緩めても竿を振り回しても何をしても外れないような掛かり方(食い方)をするヒラスズキがヒット。

エラも洗いまくってバンバンジャンプしてそれなりの突っ込みも見せてくれたヒラスズキはサイズ的にそれほどでもなかった77cm 4.4kgでした。

このログを書いてる時点でまだ80を越えるヒラスズキに出会えてませんがこの程度のサイズは何匹かありました。

 

しかし何よりも嬉しかったのは数か月間アカンアカンと言って諦め半分だった所に納得のいく掛かり方をしてくれたヒラスズキに出会えた事自分で勝手にアカンと決めつけてただけで海や魚は何も変わってなかっ事を確認出来た事が何より嬉しかったです。

偉そうな事言える程釣ってる訳でもないですが、結局の所何が言いたいのかと言いますと、ただ魚が釣れやすい道具を使って簡単に釣ってしまえばそれまでの道具ありきのものではなく自分が実際のポイントで悩んで学んでする事で自分自身を磨いていけば世間でめっちゃ釣れないと言われるルアーも自分にとっては釣れるルアーに生まれ変わらせる事が出来るかも知れませんし、そんな自分に応えてくれるようにもなると思っています。

その上でreedルアー達はただ投げて釣れるだけではなくそういった部分にもめっちゃ応えてくれるルアー達であります。

 

ちなみにですが、この日の引き出しで見つかったきっかけを元にまた次の日から新しい引き出しを探す事になるのは言うまでもありません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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