フィーモをご覧の皆様、こんにちはreedルアー開発担当の吉島(ヨシジマ)です。
今回は、二回にわたって本流&湖用のスプーン【Fallon】(ファロン)の深堀りを皆様にお伝えいたします。
前回の記事はコチラ↓
【特別企画】本流&湖用スプーン Fallon(ファロン) 深掘り ~第一章~
まずはスペックのご紹介から。
全長:65mm
重さ:15g/19g/22g(※肉厚違い)での展開になります。
15gは主に湖を意識した重さに調整し、19g/22gは太い流れにも負けないよう肉厚ボディーに仕上げました。
ここまでは在り来たりの仕様ですが、ここからがルアー開発の変態w…いや、技量の見せ所です。
お話が逸れましたが【Fallon】(ファロン)の最大の特徴としてリングを通す穴にテーパーが入っている事です。
このテーパーが入ることで、よく肉厚スプーンに起きるリング等の接地面による動きの「ガタ付き」を解消しています。
トップの穴 表面↓
トップの穴 裏面↓
よく肉厚スプーンに起こる動きの「ガタ付き」とは、平行な穴の形状に対してリングが穴の内側の角に当たり、「ガクンガクン」とイレギュラーな泳ぎが入ってしまう現象です。
これをイレギュラーアクションとしてリアクションバイト(反射喰い)を誘うという手もありますが、この辺りのトラウトは大型がターゲットになるので、完全なフィッシュイーター化しているモノも多く、やはり圧倒的に賢い個体が多いのも特徴と言えます。
経験から言えば「ガクンガクン」と言うイレギュラーアクションは、大型トラウトには不向きと感じています。
テール部の穴に関してもテーパーを入れる事により、リングの軌道がスムーズになり当然フックの軌道も滑らかになる為、バラシの軽減にも繋がります。
テール部の穴 表面↓
テール部の穴 裏面↓
このテーパーカットシステムと絶妙なベンドカーブの角度により、金属とは思えない程の滑らかな動きを実現しています。
さて昨年(2021年)の秋口よりスタートしたフィールドテストですが、結果としては上々の仕上がりと感じています。
先ずは北海道。
道北の河川での大型レインボ―トラウトを皮切りに、
同じく道北湿原河川にてイトウをキャッチ!!
道東では釧路湿原にてアメマス!!
さらに今期(2022年)はダメ押しで、本州宮城県北上追波川にてサクラマス62㎝をキャッチ。
各地で、やや神憑った釣果(※しかも全て初日)で、私自身が震え上がる程の内容です。
これからも各地のフィールド(聖地)に向かって挑戦し続けてゆきます。
発売時期などは決まり次第お知らせいたしますのでお見逃しなく!!
Fin
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