Metro Arrow完成への道③ 小助川光昭

皆様、こんにちは。
パズデザインフィールドテスター小助川(コスケガワ)です。

久し振りのMetro Arrow完成への道です。

改めましてこのページの趣旨といたしまして
今年の5月にページを作りました「Metro Arrow(メトロアロー)完成への道①」を見てくださった方はご存知方お思いますが、今一度このページの趣旨を説明します。

「Metro Arrow(メトロアロー)完成への道」
Metro Arrow(メトロアロー)完成への道①
Metro Arrow(メトロアロー)完成への道②

暑かった夏も終わりついにシーバスシーズンの秋到来です。
気温も急激に下がり水温も徐々に低下。

海水温はまだ下がり切ってはいませんが河川の水温はだいぶ下がって来ましたね。
ウェーデインングしていてそれをもの凄く感じます。

それに伴い、シーバスの反応も出だしています。

 

表層はマッチボウで中層はリバード90Sで探り、ボトムはディブル65Sの組み立てでコンスタントにシーバスをヒットいますさせています。

関東フィールド、この時期はイナッコ、イワシ、サッパの様な個体がメインとなっていますので上記ルアーははまりやすいですね。

コノシロの様にベイトサイズが上がりますとリバード120Sの様なシルエットの大きいルアーサイズのヒット率が上がりますのでお勧めでもあります。

 

 

しかしながら、先ほどお話ししましたルアーローテーションだけではシーバスを釣りきれていない事も事実です。

当り前の事でありながら、改めてそのことを実釣テスト中のMetro Arrowを使う事によって理解しました。

マッチからスタートしてディブルで締める。
今までのいわゆる自分の勝利の方程式的な釣りであり、それで反応が無ければ…というのが定番でした。

知らず知らずのうちに釣りがワンパターン化していましたね…

しかし、Metro Arrowはその勝利の方程式の外側からシーバスを連れてきます。

すなわち

「Metro Arrowのアクションには反応する」

そういうシーバスが確実にいるという事です。

これがわかっただけでもこのルアーを開発してきた意義が見つかった気がしました。

他のルアーで代替できるなら別にMetro Arrowじゃなくていい。

Metro Arrowを使うことで「ならでは」の魚が釣れること、それにより使ってもらう人のキャッチ出来る魚が増えること…それこそが新ルアー開発の意義だと思います。

 

 

といったところ、今日の本題です。

 

前回では「Metro Arrow」を構成している主な3つのコンセプトのうち

1、巻き続けたくなる攻めのシンキングペンシル

についてお話させていただきました。

 

今回は「Metro Arrow」の主な3つのコンセプトうちの

2、情報伝達能力が高いシンキングペンシルに

ついて話をしようと思います。

 

率直に言いますとシンキングペンシルは初心者の方には非常に難しいルアーだと思います。

それは長年釣具店スタッフとして働いていても感じます。

シーバスルアーの代表格として紹介されることも多いですが

・巻き抵抗や巻き感が乏しい
・レンジコントロールが難しい

こういう理由から「何をやっているかわからない」、「気が付いたら根掛かっていた」など、苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか?

Metro Arrowはジャンル分けの難しいルアーですが、その①でも書いた通りMetro Arrowは何か?と聞かれれば、「シンキングペンシル」と位置付けています。

 

しかし、その巻き感や巻き抵抗はシンキングペンシルのそれとは全く異なります。

私の感覚ですが、巻き感のあるルアーはアングラー側にとってはもの凄く有利です。

釣りにおいて潮の効き具合や流れの強さを感じ取れることは釣果に直結します。

魚の活性が上がるのはもちろん、流れを掴む事でルアーの泳ぐ速度を調整し、ベストな状態を維持させ続けることが釣れる秘訣だと思います。

Metro Arrowに関してはシンキングペンシルであるものの、流れの強弱を感じやすくしています。

しかもその感じ方も独特です。

ちょっと口じゃ説明しにくいんですが、バイブレーションやミノーとも違う独特の巻き感です。

これは背中に設けたギミックにより実現することができました。

口じゃ説明しにくい独特の巻き感もこのギミックから生まれていると思います。

まあ、要因はいずれにしても今までのシンキングペンシルよりは明らかに流れの変化は感じ取りやすいという事実は間違いないのではないでしょうか。

 

でも、流れが感じ取りやすいという事が目的なら別にミノーでもバイブレーションでもリップ付きシンペンでもいいんじゃないか?と思われる方もいるかもしれません。

Metro Arrowはその点でもアクション自体が独特です。

シンペン的なお尻を振るとか、リバードのようなS字やスラロームであったりとか、そのどれにも当てはまりません。

その辺はまた追ってお話したいと思います。

 

 

とにかく、シーバスの捕食タイミングの条件として「流れ」や「潮位の変動」はとても重要で、それがわかるだけでもモチベーションが保たれます。

当り前のことのようですが、今までのシンキングペンシルでは慣れた人以外には中々難しかったことです。

また、Metor Arrowはボトム周辺を攻めるのも得意です。

というかどちらかと言うと水面直下系ではないと思います。

浮き上がりやすさよりもレンジキープ力、より水平方向への移動を意識した設定です。

ウェイトも約18gと約23gの2タイプなので、重量的にも割とヘビーなタイプのシンペンです。

Metro Arrowの場合はそのウェイトと浮き上がりにくさにより着底感度が良いのが特徴です。

ストップ&ゴーやボトムドリフトの際もラインに引っ張られて浮き上がることが少なく、明確にボトムを感知できます。

そしてその状態でありながらアクションはバイブレーション的ではなく、水平姿勢での特有のアクションになります。

 

本来、巻くと浮き上がりやすいのが特徴なシンキングペンシル。

そんなシンキングペンシルでボトムをトレースする事は容易ではありません。
ラインスラックを上手く調整しながら巻いてくるのが難しいんです。

しかし、Metro Arrowは着底感度が良く、ボトムから浮きにくいのでしっかりボトム周辺を探ることが出来ます。

しかもシンペン的なアクションで。

フォールスピードもシンペンより少し早く、でもバイブレーションよりゆっくりという絶妙なスピード感です。

ボトムに居着くベイト、例えばハゼやボラを意識しているシーバスに口を使わせるにはMetro Arrowでボトムをトレースしたりボトムをドリフトさせるのにも操作しやすく有効なルアーです。

このMetro Arrowでのボトムの釣りはディブルを使ったボトムの釣りとはまた違う魚を連れてきてくれているような感覚はありますね。

ちょっと長くなってきたので今日はこの辺にしておきたいと思います。

 

 

この秋、Metro Arrowは着々と釣果を積み重ねています。

そこで、次回。

3つ目のコンセプト

3、「ギミックだらけのシンキングペンシル」

をご説明したいと思いますので、「Metor Arrow」に興味のある方は引き続き宜しくお願いいたします。

なお、「釣りフェス2026 in Yokohama」にパズデザインも出展します。
その際に「Metro Arrow」の公開、展示ができる様進めています。

お時間ございましたら是非お立ち寄り下さいませ。

 

 

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