皆様こんにちは!!
コジマです。
本日は【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道!!
え~、皆様ご存知かと思いますが…
Akane88Fが出荷開始となりました!!
Akane88F(アカネ88F)
length:88㎜ weight:14g
type:トップウォーターペンシル
hook:#5 ring:#4
action:テーブルターン、ドッグウォーク
range:水面~水面直下
全12色
製品ページはこちら
まだ『完成への道』が完結してないのに(笑)
まあ、なんとなくそんな気はしてましたけどねw
出荷開始になったアカネですが、お陰様で出だし好調のようで早速釣果を上げていただいております!!
ポイント宮崎恒久店・酒井さんがチヌ・キビレ類最速フィッシュ!!
詳細はポイント宮崎恒久店様のブログにて↓
【いおりん☆レボリューション「初☆AKANE☆トップチニング」】
そしてなんと東京湾でも!!
羽田の人気ガイドボート・Orange fishing boatさんでの釣果!!
前日の雨による激濁りもあるなか、大型かつ移動距離の短いアクションが好要因だったようです!!
『大型かつ移動距離の短いアクション』なんてまさにAkane88Fことじゃないですか!!
まだ本格シーズンイン前なのに有難い限りで御座います!!
完成への道はもう少し続きますので是非続けて読んでいただければと思います。
といった感じで本題に入りましょう!!
前回はAkane88Fの『驚異的な飛距離の秘密』についてお話ししました。
アクション&解説動画はこちら↓
解説ブログはこちら↓(まだ短期連載続いてます!!)
・【2025新製品】天草生まれのトッププラグ!!『Akane88F』に要注目!!
・【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道① ~全ての始まり『ホットドッグ』との出会い編~
・【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道② ~スペック&特徴編~
・【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道③ ~魚を寄せるアクションの秘密編~
・【短期連載】Akane88F(アカネ88F)完成への道④ ~驚きの飛距離!その秘密とは!?編~
すでにご購入、キャストされた方は飛距離に関しては私が嘘・大袈裟・紛らわしい的な話をしていなかったとお分かりいただけたかと思います(笑)
アクションや魚への反応はこれからベストシーズンへ向かっていきますので、そこでお確かめいただけるかと思います。
随分前振りが長くなっておりますが、今回は『なぜそこまでヘビーデューティーな仕様なのか?』という部分を解説していきます。
アカネのスペックを見ていくと88mm、14gというボディサイズに加え
フック:MHクラス #5
リング:#4
貫通ワイヤー仕様
というチヌ用ルアーとしてはオーバースペックと言われそうな仕様となっています。
これだけ見ると『あ~、どうせデカい魚でも大丈夫!って言いたいんでしょ』と思われるかもしれませんが…
実はそれだけの理由じゃないんです!!!!
まあ、アカネが生まれた天草というフィールドの特性上、チヌだけでなくデカいシーバスにブリ(メータークラス)、カンパチ(50~60㎝クラス)なんていうゲストも食ってきますんで、もちろんそういうターゲット用というのはあります。
でもですね、単に『大型魚用のヘビーデューティー仕様』ではないんですよ。
じゃなかったらわざわざ解説ブログにまでしませんから。
アカネ88Fの生みの親・立石さんがさんざんチヌを釣ってきた経験の中でストレスに感じた部分をクリアにしたのがこの仕様なんです。
まず、『なぜ貫通ワイヤーなのか?』から解説していきましょう。
通常、貫通ワイヤーが採用されている理由としては『エイトカンの抜けや破損によるバラシを防ぐ』です。
ようは『本体がぶっ壊れてもワイヤーで繋がっていればまだチャンスがある』という概念ですね。
チヌ用に限らずシーバスプラグなどの大半はエイトカンと呼ばれる仕様になっていますが、正直、ファイト中にチヌがエイトカンを引き抜く程のファイトをするなんてことはほぼないと思います。
これがエイトカンです。これもまあ中々抜けたりしませんけどね。
じゃあ何故貫通ワイヤーなのか?
その理由はランディング後にあります。
チヌってランディング後に結構暴れますよね?
例えばランディングネットにフックが掛かった状態でチヌがグリグリと暴れると魚に掛かっている側のフックのエイトカンがねじれてぐちゃぐちゃになる、お尻が割れエイトカンが抜ける。
また、ルアーのお尻がチヌの口の中に入っているとエイトカン部分が潰される、お尻を噛み割られる(ヒビが入る)。
こんな経験をされた方も多いと思います。
こんな感じでルアーのお尻が入ってるとガジガジされて(というか噛みしめられて)結構ヒビが入る事が…
その際にエイトカンだと抜ければ当然再起不能、割れた場合もエイトカンが抜けやすくなっており使うのが不安…
でも貫通ワイヤーならワイヤーが抜ける事はないので、お尻の部分の割れやヒビを接着剤などで補修すれば復活可能です。
貫通ワイヤーなら抜けることはないので多少の割れ・ヒビなら接着剤で補修可能
これはアカネの生みの親である立石さんの『せっかく買ったルアーやけん出来れば長く使いたいやん』という気持ちの表れです。
もちろん使えば使うだけルアーは壊れていくんですが、出来るだけ長く使って欲しい、良く釣れるルアーだからこそ何回も何回も使って欲しい。
そういう気持ちの入った貫通ワイヤー仕様なんです。
もちろん前回お話ししたように、この貫通ワイヤーが飛距離アップに貢献しているのも貫通ワイヤーである理由の一つです!!
続いてフックのサイズについてです。
大体のチヌ用ルアーのフックは#8~6あたりのフックが使われていることが多いと思いますが、アカネはMH#5と結構大きめのセッティングです。
まあ、5㎝クラスのプラグであることを考えればバランス的に#8あたりがちょうど良くなると思うのでそうなると思います。
ただ、小型の針だと唇や閂(かんぬき)にかかれば良いんですが、チヌの口の中に入ると潰されることが多くなり、結果的にバラシに繋がります。
フック起因のバラシに関してはチヌは『伸びる』というより『潰される』という現象が多いと感じます。
私はフカセや落し込みも昔やっていたんですが、特に落し込み・ヘチ釣りの界隈では通称『歯乗り』と言って、チヌの口の中にある歯に針が乗ってしまい、上手く貫通せずにバラす、針を潰されてバラすという現象が起こります。
※針が伸びている時もこの『歯乗り』で貫通していない針にチヌの反転などにより重みが乗って針が伸びていることも多い。
このようにチヌに『針を潰されにくくする』というのがこのMH#5という大型フック採用に至った理由です
デカいチヌ何度も針を潰されて煮え湯を飲まされた立石さんが導き出したセッティングがこのフックサイズなんです!!
ちなみにフックはシングルに変えると結構大きなサイズまで乗せれますので、青物狙いの時などはシングルフックセッティングもお試しください♪
この貫通ワイヤーに#5フック、#4リングというセッティングが成立するのもやはりこの88mmサイズの本体と浮力があってこそです。
アピール力、飛距離、本体・フックの耐久性…その全てが噛み合って生まれてきたのがこのアカネのセッティングなんです♪
といった感じでアカネのヘビーデューティー仕様の理由を解説してきました。
この仕様こそ立石さんの経験を色濃く反映した部分です。
いわゆる『一般的なチヌトップルアー』にとらわれることなく、『自分の経験上、魚を獲るのに一番ストレスの少ない形は何か?』というイメージがこのアカネの形になっています。
定型文的な感覚や市場に合わせるのではなく、『自分が一番釣る為にはどの仕様がベストか?』のみに焦点を当てて生まれてきたルアーだからこそ信用出来るんです。
だから安心してください!!
アカネはデカ過ぎることもオーバースペック過ぎることもないです!!
アカネはこのバランスだからこそ『Akane88F』なんです!!
と、だいぶ長くなってきたので今日はこの辺にしておきましょう。
次回は『Akane88Fを扱うタックルについて』解説したいと思います!!
なんせ癖ツヨルアーのアカネですから、タックルも通常のチヌトップ用タックルと変わってきますので、その辺を踏まえたオススメセッティングを紹介したいと思いますのでお楽しみに!!
といった感じで今日はこの辺で。
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