皆様こんにちは!!
コジマです。
本日は霞ケ浦水系シーバスの続報です!!
年末年始の小助川さんの釣果と昨日のコジマ、ヤング志賀、小助川さんの三人での実釣をベースにしたお話になります。
さて、本題ですが、昨年末にアップしました霞ケ浦水系シーバスのログですが、お陰様で反響も大きく有難い限りで御座います。
ログはこちら↓
・【話題の釣り!】霞ケ浦水系シーバスにはマッチボウ120F!!
・霞ケ浦水系シーバス、マッチ率アップ大作戦 小助川光昭
小助川さんはすっかり霞ケ浦水系シーバスにハマり、このブログ後も暇さえあれば釣行しております(笑)
頻繁に連絡を取りながら状況を確認していると、やはり予想通り水温・気温の低下と共にシャローの魚、マッチボウ120Fのレンジに反応する魚は減ってきてはいるものの、それでも条件がハマれば相変わらず抜群のコンディションのシーバスが反応してくれるようでした。
そして昨日、コジマ、ヤング志賀、小助川さんで霞ケ浦水系へ!!
昨日の釣行の狙いとしては、小助川さんとコジマが昨年末から実釣だけでなく、色々な方から教えてもらった霞ケ浦水系シーバスについての情報を検証するのが目的です。
さらに小助川さんが年末からずっと話していた『16:30の時合い』の確認、実証も目的の一つでした。
ここで一つ大事な事ですが、ここで言う『色々な情報』というのは単純に『ここが釣れるよー』というようなピンの情報ではありません。
正直、『ここで、このルアーで釣れるよー』というピンの情報というのは確かに即効性はあるかもしれませんが、『何故そうなるのか?』を掴んでいないとちょっとした状況変化で釣れなくなるし、釣れなくなった後にどうしたらよいか見失ってしまうので意味がありません。
最近は『釣れる、釣れた』という結果の情報だけを追っかける傾向が強く、釣れた情報だけを追っかけて釣り場を回っている人も多いですが、それでは一向に釣りが進歩しないと思います。
SNSで簡単に情報が入手できる便利な時代ですが、釣れた情報はあくまでデータの一つであり、もっと大事なことは『何故そうなったのか?』と考え、仮説を立て、実証し、次を予測することだと個人的に思います。
例えば、『ここで釣れた!』という情報を入手したら『じゃあそこと同じような条件の他の場所はどこか?』と考える、『このルアーで釣れた!』という情報を入手したら『そのルアーをということはベイトは何か?』、『ならばこのルアーも釣れるのでは?』と考える…これの繰り返しでポイントや釣りの引き出しが増えていくのではないかと思います。
ってな具合ですが、ちょっと話がそれちゃってすいません(汗)
だから今回メインで入手した情報はポイントの情報じゃなくて
・年間を通しての魚の動向(最盛期や釣れ出すタイミング)
・冬シーズンの魚の動向(越冬や産卵、アフターなどについて)
・よく使っているルアー(アクションやサイズの傾向の確認)
・ナイトゲームについて
・バチ抜けについて
…etc
こんな感じの情報です。
これをチェックするために噂の『16:30の時合い』までの時間は3人で数か所をそれぞれタイプの違うルアーをキャストしながら入手した情報を基に考察した仮説を確認する作業を行いました。
地形、ベイトの有無、シーバスの反応などなどチェックしましたがあらかた予想通りの展開でした。
まあ…つまり…
無でした(笑)
12月の釣行の際は沖のフラットをディブルで巻いてるとベイトに触る感触があったりしましたが今回は完全に『無』w
事前情報通りの展開でしたので無の状態でも『まあそうだろうな』くらいの感じでしたが(笑)
ただ、これで安心して『16:30の時合い』で狙うエリアを絞り込むことが出来ました。
『16:30の時合い』で狙うのは前回の釣行で連発したエリア。
前回ここのエリアは水面がざわつく程の大量のボラが溜まっており、それにシーバスが捕食していました。
冬が進行してどうかな?と思いポイントに到着して水面を見てみますが、爆風で水面が荒れている事もあり、目視ではボラは確認できない状況です。
一先ずマッチボウ120Fを投げますが、シーバスの反応もベイトに当たる感触もありません。
『ん~、少し沈めてみるか』と、荒れ模様なので水中でルアーを安定させたいのと、前回いたボラのサイズが15~25㎝くらいと大き目だったことを踏まえリバード120S(プロト)をチョイス。
一投目、少し沈めて巻くと早速ベイトに触る感触!!
『おっ!やっぱりいた!』と思った矢先…
ヒット!!!!
マジか!!!?
一投目で!?
リバード120S凄いやん!!!!
今年初物なので慎重にやり取りし、無事ランディングしたのは…
極太でコンディションのえぐい70オーバーのシーバス!!!!
リリース直前に気が付いたんで画像はありませんが、この魚の喉からはボラの尻尾が飛び出していました。
この日唯一の生体反応がこの魚…痺れる一匹です♪
そしてこの魚の写真を撮っていると…
ヤング志賀もリバード90Sで初霞水系シーバスをキャッチ!!
完全に時合いです!!
『16:30の時合い』です!!!!
これ、『16:30の時合い』にもちゃんと理由があります。
俗に夕マズメと言われる時間帯ですが、『冬は晴れた日の夕マズメが良い』と言うのはバス釣りでは割とポピュラーな定説です。
これは、水温の低い冬場、晴天時の日光で暖められた水温が一日で一番高くなるのが夕マズメ付近なんです。
しかもそこに日が傾いてローライトの要素も入って魚をだましやすくなる。
だから『冬は夕マズメが良い』のです!!
ソルトウォーターの釣りだと潮流などの『流れの影響』もあるのでイメージが薄いかもしれませんが、止水&淡水エリアである霞ケ浦水系シーバスに関してはブラックバス同様にこの要素は色濃く出る傾向があると感じています。
しかも付け加えると、足元のコンクリート護岸もポイントでコンクリートは土よりも蓄熱性が高く、日光で温まった温度を保ちやすいので日光を浴びた夕方には土の護岸よりも水温が上がりやすくなります。
逆に冷えると温まりにくい性質もあるので、夜間に冷やされたコンクリートは朝~午前中などはマイナス要因になる事もあります。
日中の暖められた水温がMAXに達し、ローライトで魚の警戒心も薄まり捕食意欲も高まるタイミング。
それが今時期の霞ケ浦水系だと『16:30』なんですね♪
また、シャローは水深が浅いので外気の影響で水温が上下しやすくなります。
水温も上がりやすいかわりに水温が下がりやすいので、変温動物の魚からするとメリットとデメリットが混在するエリアです。
なので低水温期はシャローに入ってくる魚はその時点で食べる気満々かつ、水温の変動に耐えれる体力のある大型・良コンディションの魚である事が多いんです。
(釣果写真が良型・良コンディションの魚が多いのはその影響もあると思います)
なので冬の夕マズメのシャローというのは色々と狙う価値があるんです♪
ただ、水温が下がり過ぎてベイトがいなくなるとリスクを冒してまでシャローにいる必要性が減るので、捕食者もシャローに差してくる数が減ります。
(今度は水温が低くても安定しているディープの障害物やちょっとした窪みなどにベイトが溜まり、そこに捕食者が付くようになったりします)
また、産卵などの絡みで捕食者がディープに落ちてしまったりした時もシャローから魚がいなくなります。
魚にもちゃんと『何故そこにいるのか?』という理由があるんですね♪
と言った具合で、ルアー云々の話からは少し離れてしまいましたが、霞ケ浦水系シーバスの続報でした!!
(本当はリバードをチョイスした理由ももう少し話たいことがあるんですが、それはまたの機会に)
まあ、ルアー云々の前に『釣れる場所・条件を探す』のって本当に大事なんですよ。
当然、我々もメーカーなので自社製品の特長などのPRはやりますが、実釣に関しては『釣れる場所・条件を探す』がまず先です。
そしてその場所、条件にあったルアーをチョイスする。
そのチョイスの為に『このルアーはこういう性能です』という説明で皆様に理解してもらう。
大前提これだと思います。
これまたちょっと話がそれちゃいましたね(笑)
正直、これからのシーズンはイージーモードではなくなるようですが、次のハイシーズンに向けて色々と調査は続けたいと思います!!
この下調べがハイシーズンでの釣果繋がると信じて頑張ります(笑)
そんな感じで今日はこの辺で。
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