特別連載企画 【渓流ハンドメイドミノー TAGIRI 深掘り】 Vo.7

 

フィーモをご覧の皆様、こんにちはreedルアー部門担当の吉島(ヨシジマ)です。

前回よりようやくそれっぽいディープな内容になってきましたね。
でも記事を書いていて「何を訳の分からない事を言ってんだろう…このオジサンは」って思われていないか密かに心配している52才ですw

 

最近ですとSNSで動画を配信すれば一目瞭然かと言われがちですが、それも当然必要だと思っています。
でも文面から想像するところからの配信は如何にもハンドメイドっぽくて、たまには良いのではと思っています。

前回【TAGIRI】(タギリ)の材質について書きましたが、八の字を描くようなウネウネとした唯一無二のアクション…単にハードウッドを採用しただけでは中々納得した動きにはなりません。

画像でも分かるように、TAGIRIはトップアイ(※ラインやスナップを結束する場所)がボディーに対して横に向いています。(※横アイ)このセッティングは左右にダートさせたい時に採用されますが、基本的に渓流では向かないとされています。
理由は流れの中で泳ぎが安定しないからです。あと真っ直ぐ泳ぐようにトップアイを左右曲げるチューンが出来ない事も上げられます。

TAGIRIに関しては極端な話「流水の中で安定性を求めてない」と言っても過言ではありません。
下流から上流に向かって投げて、シンキングミノーが水面から飛び出す事はないからです。
むしろ八の字にジグザグとダートをさせて、出来るだけ足元に戻らないように喰わせの間を演出させる事がアップストリームでは最も重要な事だと感じたからです。

 

TAGIRIダウンストリーム(逆引き)では浮き上がり、破綻してしまい使い物にならない設定ですが、その時は流れに強いルアーをチョイスすれば良い事。

ルアーフィッシングは、どのジャンルもトータルバランスが大事かと常々思っています。

今回はこの辺りで…
to be continued

 

 

 

 

 

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特別連載企画 【渓流ハンドメイドミノー TAGIRI 深掘り】 Vo.6

 

フィーモをご覧の皆様、こんにちは。
reedルアー部門担当の吉島(ヨシジマ)です。

前回は【TAGIRI】(タギリ)の外観で力尽きましたw

でもリリースは来年(2022年)の予定ですので、広報(シ〇ズ)に突かれない程度にダラダラと進めていきます。

 

=主なスペック=
全長:50mm
重さ:約4.5g(シンキング)
材質:ハードウッド
リップ:基板を採用

 

とかなり在り来りですが、この中で「材質」に関して今回はうんちくを述べようかと思います。

渓流のハンドメイドミノーってバルサ材だけでは…って声が聴こえてきそうですが、それは正解でもあります
でも開発の観点から見ますとルアーに求める波動(動き)によって材質を変えるというのが変態の域w…いや王道かと感じてます。

渓流ミノーがバルサ材で作られる理由として、キビキビとした細かい動き(※以後ローリングアクション)を強めに出したいのと、ボディーサイズがミニマムな為、他の木材では浮力を持たせ難いからという事が上がられます。

 

【TAGIRI】は在り来りのローリングアクションを捨て、八の字を描くようなウネウネとした滑り感を表現したかったのです。
ダウンストリームで流し込み、小刻みなローリングアクションとロッド(竿)のティップアクションで誘い出すメソッドは、既に20年以上前から市場に出回っているミノーで事足りている訳で、それを敢えてTAGIRIには求めませんでした。

 

結果的にはアップストリーム、又はアップクロスのみの仕様で
汎用性の全くない「先の尖がった渓流ミノー」
が誕生となります。

今回はこの辺りで…
to be continued

 

 

 

 

 

 

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特別連載企画 【渓流ハンドメイドミノー TAGIRI 深掘り】 Vo.5

 

フィーモをご覧の皆様、こんにちは。
reedルアー部門担当の吉島(ヨシジマ)です。

先日広報(〇ミズ)より指導があり「もうそろそろ本題に…(怒)」との事でしたので。。

 

Youやっちゃいますw

【TAGIRI】(タギリ)の特徴のひとつとして、外観のインパクトが上げられます。

自然界では、小魚(ベイトフィッシュ)は空からも水中からも狙われないようにカモフラージュされたカラーリングになっているそうです。
外敵から見つからないよう、普段はジ~っとして漂っているのはその為だと言われています。

 

ルアーフィッシングを遣られている方は既にご存知でしょうが、ルアーの基本は「弱って死にかけたベイト」を演出する事です。
TAGIRIは渓流ミノーらしからぬボディーを思いきって逆さまにし、喰わせの間を演出…と最もらしい事を書いていますが、一番の目的は視認性の良さなんです。

ミノーは比較的お腹に明るいカラーが塗られているケースが多いと思いますが、これを逆さまにすると、釣り人からは非常に見やすくストレスが軽減されるというメリットが生まれます。
背中のカラーはリアルなベイトの場合、暗い黒や紺色などを採用してますので、水中では暗いカラーが下に向いている状態ですが、これはフィッシュイーターからは恰好な餌に見えるそうです。

そうTAGIRIは独自のアクション[※ここは後日詳細]もさる事ながら、シルエットから既にフィッシュイーターの食欲にスイッチを入れ猛アピールをし続けている状態と言えます。

 

渓流ミノー(特にハンドメイド)が魅了される一因として、「外観の美しさ」が取り上げられる事がありますが、TAGIRI「機能美を追求したフォルム」と言えます。

 

もうそろそろバッテリーが…w

 

今回はこの辺りで…
to be continued

 

 

 

 

 

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