【永久保存版】 フローティングベストの正しい着用法

 

皆様、こんにちは!!
コジマです。

本日から7月です!!

今年は西日本の梅雨入りが大幅に遅れ、今まさに九州地方では大雨となっています。
昨年の西日本豪雨のようにならない事を切に祈ります。

昨年の西日本豪雨の教訓をもとに、今年から警報の表現方法が変わっておりますが、皆様しっかり把握をされていらっしゃいますでしょうか?

レベル3は避難準備及び高齢者等は避難開始、レベル4は全員避難、レベル5は直ちに命を守る最善の行動を取るです。

各自治体の案内に従い、決して状況を甘く見ずに行動してください。

当然ですが災害レベルの雨の際には釣りは中止してください。
また、雨後は十分に河川の増水や土砂災害に十分注意の上、釣行されてください。

夏休みも目前の季節です。
必ずお子様の釣行の際にもライフジャケット、フローティングベストの着用をお願いいたします。

それでは今月も良い釣りを!!

 

【Pazdesign×ルアマガ】オカッパリフロートベスト解説動画↓

詳細はこちら↓
・内外出版社WEBコンテンツ『釣りプラス』
・【Pazdesign×ルアーマガジン】オプション類を使用して多彩に攻める!!バス用ベストでのクリークランガンスタイル!!

本流トラウトの釣りの方はこちらの記事をご覧下さい。
安全対策
・トラウト用フローティングベストについて
・レスキューホイッスルについて
・ウェーディングスタッフについて

あとはまだまだ問い合わせの多いこちらも↓
ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について。
超重要!!補足です!! ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について!!※製品対応非対応一覧有り

ちょっと前置きが長くなりましたが、今月も『フローティングベストの正しい着用法』を『安全への啓蒙として』掲載させていただきます!!

『またかよ…』と思わずどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m

他の安全対策関連の記事も是非↓
・手軽な釣りにも安全対策を(ポーチタイプをご紹介)
フローティングベストのお話 その2 『そもそも何故フローティングベストが必要なのか?』

という事で以下本文です。↓

安全対策の第一歩でありますフローティングベスト。
最近では他メーカー様の商品も含め、非常に多くの方が釣行時には着用していただいています。(それでもまだ着用されていない方もいますが…)

しかし、実釣やイベントの際にアングラーの皆様を見ていると正しく着用出来ていない場合が多く見られます。

なのでこの機会に以前アップしましたフローティングベストの着用方法(弊社製品の場合)をfimoでも掲載したいと思いますので、ご覧いただき、参考にしていただければと思います。

また、正しい着用方法は安全対策だけではなくフィット感の向上や負担軽減と言う意味でもメリットが大きいのでそれもポイントです。

ちょっと長いですが、とても大事な事なのでご覧ください↓

2014/12/9掲載記事

今回のテーマは…

『フローティングベストの着用法です』

です!!

まず、何故このテーマになったのか?

それは、京都のエキスパートアングラー(個人情報もあるので、T様とします。)のフェイスブックの投稿がきっかけでございます。

まずは実際のT様の投稿内容と投稿画像をご覧下さい。
※ご本人に許可は頂いております。

ここから↓
『激流に流された経験者は語ります、落水に備えてください〜!

今朝は友人が釣りの最中激流に30mほど流されたそうです、助かりましたが。

私も若い頃は某河口で5回以上流された経験があるのですが洒落になりません。
ま、流されるのを想定しての特殊なスズキ釣りでしたし、ライフジャケットを着て浮力の確認やスイムテストもよくしていました!笑笑笑

ウエアー類の調節でダメージが軽減されるのは事実ですし、舐めてかかりますと泳げません!

ビギナーな方ならベテランに確認してもらうのがベストですが、わたし的にはライフジャケットの腰辺りにあるベルトは締め気味にしてます。
勿論股ヒモベルトはしましょう!

ウェダーの場合は腰のベルトもしっかりして、なるべく浸水しないようにして下さいね〜♪』


T様のベスト画像

この投稿を見まして、私はハッとしましたよ…

『それを伝えるのって、本来メーカーの役目でしょ…』

新商品情報もいいですけど、大事な事も伝えていかなければ!!
ということで、まずはこの2枚の写真をご覧下さい。

この2枚は、オススメできない、というよりも
『救命具として役割を果たさない可能性が高い着用法』です。

何がダメなのかお分かりになりますか?
分からなかった方は、是非、この機会に覚えて下さい!!

ダメなポイントはこちら!!


股ベルトがゆるゆる。


サイドベルトが緩く、体にフィットしていない。


肩ベルトが緩く、フロントが下がり過ぎ。

この3点です。
この、『股ベルト』、『サイドベルト』、『肩ベルト』は一体、何の役割をしているのでしょうか?
そして、ジャストサイズに調整されていないと何が起こるのでしょうか?

『股ベルト』
落水した際、人間の体は沈みます。
ベストは浮力で浮きます。
これが同時に起きると、ベストだけが水面に残り、体は水中に…となります。
それを防止する為の、『股ベルト』です。
※アルティメットV-1(現在ではスーパーライトベストも)のようにウェストベルトが着脱防止になっているものは原理が違うので、後ほど説明します。

時折、『股ベルト』を股に通していない人を見かけますが

言語道断です!!
※コンプリートⅣ、アルティメットシリーズ、スーパーライトベストはウェストベルトがありますので股ヒモ無しでも大丈夫です。
コンプリートシリーズでもⅢ以前、ウェーディングゲームベストV以前のタイプは股ヒモは必須です!!

また、股ベルトをしていても、写真のように緩いと
落水した際に、体とベストが離れてしまい、浮いてはいるけど
水中で思うように身動きがとれず、結果、思わぬ方向に流されてしまいます。

ですので、股ベルトは下の写真のように、股に沿うように、キッチリ締めましょう!!

『サイドベルト』
ここが体にフィットせず緩んでいると、落水及び入水時に写真のような状態になります。

このように、体とベストの間に隙間ができると、水中で身動きをとるのはかなり難しくなります。
陸上では感じにくいかもしれませんが、ベストの浮力はかなりのものです。
落水すれば、当然ベストは自分から見て、上に上に行こうとします。
逆に体は、衣服が水を吸い、下に下に行こうとします。
ましてや、足の着かない所では、いくら水を蹴っても力が伝わらないので浮き上がる事すらままなりません。

この状態でベストを着用しているのであれば『着ていない方がマシだ!!』と思える程、身動きがとれません。
※もちろん、ベストを着ていなければ浮いている時間は、ほんの僅かです。当然、着用時の方が生存率は上がります。

ですので、サイドベルトもキチンと体にフィットするように締めて下さい。

目安は、フロントポケットを手で前に強く押しても、隙間が開かないくらいです。

『肩ベルト』
ポケットへのBOXの出し入れの関係上緩めにしている方もいらっしゃいますが、極度に緩くすると、サイドベルト同様、隙間が開く要因となります。

前から


横から

もちろん、防寒衣料を着たりして、夏と冬とでは着用サイズは変わります。
面倒かもしれませんが、面倒と思わずに、都度調整して下さい。
それでだけ、生存率が大きく変わります。

また、コンプリートシリーズは、胴回り140cm弱くらいの方までは着用可能なように作っています。
細身の方でベルト調節後にベルトの余りが邪魔な方はベルトを切って頂いてもかまいません。
切った後は、先端をライターで炙って頂くと、ほつれ防止になります♪
※炙りすぎに注意!!

そして、先程チラリとお話しましたが、腰ベルト式の場合です。
※弊社ラインナップでいうと、アルティメットV-1、V-2(現在ではアルティメットV-3、スーパーライトベスト)です。

腰ベルト式のベストの肝は、こちら!!↓

腰ベルトと
※V-2を着ているので、股ベルトもあります。


脇のサイドベルト(スーパーライトベストはZ字型じゃありません)

この2つのベルトをキッチリ締めて着用する事で、落水時のすっぽ抜けを防ぎます。
イメージ的には、脇で止める感じですので、『キッチリ』締めて下さい。
特にアルティメットシリーズは、『Z字型』のサイドベルトが脇の下近くまできているので、このおかげで、よりすっぽ抜けにくくなっています。
※スーパーライトベストはインナーベルトとサイドベルトの両方を締めて下さい。

こんな着用はアウトです!!

腰ベルトゆるゆる


サイドベルトゆるゆる

この着用法は、真似しないで下さい!!

という感じで、ちょっと長くなってしまいまして、申し訳ないです。
でも、それでも『これは伝える必要がある!!』と思ったので、書きました。

安全面だけでなく、ちゃんとサイズ調整して、体にフィットさせれば着心地ももっと良くなりますし、体の負担も楽になります。
※体にフィットさせることで、荷重を体全体で分散する形になるので肩への負担が軽減されます。また、体の動きとベストの動きが同調し『ベストに振り回されるような感覚』がなくなり無駄な体力消耗を抑えます。

皆様、是非、これからは『ちゃんとサイズ調整』をして安全快適に釣りを楽しんで下さい!!

あと、最後になりましたが、T様、貴重な書き込み有難うございました!!

それでは今日はこの辺で♪

以上、フローティングベストの正しい着用法でした!!
皆様、是非実践してみてください!!

 

 

 

 

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ついに梅雨入り!!レインウェアのお手入れ方法をおさらいしましょう!!

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

ついに昨日、関東甲信越地方も梅雨入りしましたね!!

梅雨と言えば雨。

当然この時期は雨での釣行が増えますが、そこで活躍するのはご存知『レインウェア』です。

色々な機能のあるレインウェアですが、読んで字の如く本来は『雨』で体が濡れないようにするアイテム。

そんなレインウェアですが、皆様のレインウェアはちゃんと性能を発揮できていますか?

レインウェアも使ってそのままにしておけば当然性能がしていきます。

リールのメンテナンスやパーツの交換は凄く細かくやるけど、ウェアはほったらかし…なんて事にはなっておりませんでしょうか?

せっかく買ったレインウェア、存分に性能を発揮してもらわないとですね!!

という事で今回は過去記事を使いながらレインウェアのメンテナンスをおさらいしてみましょう!!

まず、なぜレインウェアにお手入れが必要なのか?

その理由としては大きく捉えて二つ。

①撥水機能の維持
②加水分解の発生防止

というところですかね。

まず①については過去ログでも書きましたし、常々言っておりますが、レインウェアの性能維持に置いて『撥水』機能を維持する事は大きな意味があります。

※細かい話はこちらをご覧ください↓
ウェアの基礎知識講座②『撥水と防水 ~その1~』
ウェアの基礎知識講座③『撥水と防水 ~その2~』

で、この撥水機能の大敵が『汚れ』です。
上記のログを読んでいただくとわかりますがレインウェアが汚れる事で撥水機能が低下し、ひいてはレインウェアのパフォーマンスも大きく低下させます。

『水が滲みてる…』と思ってる方も実は『滲みてる感じがするだけ』という事は多くあります。

なのでレインウェアはちゃんと洗う事が非常に大事です。
そして洗ったら撥水の復活も。

じゃあそれどうやんの?って事になりますが、それはこちらの過去ログをご覧ください↓
ウェアの基礎知識講座④『レインウェアの洗濯について』
ウェアの基礎知識講座⑤『復活の儀式 第2章 ~撥水復活~』

日々のお手入れは基本、真水で流して乾かす。
プラスαで撥水スプレーをする。

大体はこれでOKです。

以前GORE社の研修に参加した際、担当者の方は『使ったら毎回洗って撥水掛け直す』と言われてましたが、2、3時間の釣り程度でそこまでする必要はないかな…と思います。

雨や波を被った時に『あれ?弾いてないな…』と思ったらフルで洗濯、撥水掛け直しをやりましょう!!

で、もう一つ②ですが、これは本当に気を付けて下さい。
加水分解はレインウェアの致命傷になりますからね。

そんな加水分解についてはこちらをご覧ください↓
ウェアの基礎知識講座⑰『ウェアの天敵!!劣化の原因!!加水分解とは?』

梅雨時の連続釣行でそのまま車内放置とかすると非常に加水分解が起きるリスクが高くなりますんで、絶対にやめて下さい。

基本は必ず乾かす事!!

丸めてウェーダーバッグに入れっぱなしとかもダメです。
仮に遠征でずっと車内に置いておかなきゃいけない時もハンガーで吊るしたり、シートに広げたりしてなるべく乾きやすいようにしてください。

ちなみにターポリンウェーダーバッグの上部がメッシュになっているのも、出来るだけ湿気が中に溜まらないようにする為です。


PAC-244 ターポリンウェーダーバッグ

ほいで、ここまで話をトータルして行くと、釣行後洗って乾かして撥水スプレーするという日頃のお手入れをしておけば①、②共にクリアできます。

性能を維持し、しかも劣化を防ぐ。

リールにしても何にしても日頃のお手入れって言うのは長く快適に使う為にはとっても重要な事なんです!!

せっかく買ったお気に入りのウェアですから、是非長くご愛用いただければと思います♪

しかも適度な雨はバス、トラウト、リバーシーバス等では魚の活性を上げる要素ですので、快適に雨を防いで『雨パワー』の恩恵を授かりましょう♪
(もちろん無理は厳禁です!!!!)

それでは今日はこの辺で。

 

 

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【フローティングベストを洗おう!!】過去ログダイジェスト『ウェアのお手入れ編 その④』

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

いやいやだいぶ年末も押し迫ってきましたね!!
昨日で仕事納めという方も多かったのではないでしょうか?
弊社も昨日で仕事納めとなりましたが、このログは年末年始も休まず更新いたします!!

慌ただしい年末年始のお供にご覧いただければ幸いです♪

という事で本日で過去ログダイジェストも4回目。

本日はフローティングベストのお手入れ方法をご紹介したいと思います!!

本日の過去ログはこちら↓

ウェアの基礎知識講座22『臭くなる前にやりましょう!!フローティングベストの洗い方!!』

夏に限らずですが、意外と汚れているフローティングベスト。
こちらもしっかり洗ってあげましょう!!

レインウェアやウェーダーほどノーメンテでも影響は出にくいですが、ファスナーの塩噛み(特に止水ファスナー部分)やジッパースライダーの腐食には注意したいですね!!

さて、そんなフローティングベストについての番外編はこちら!!↓
ウェアの基礎知識講座⑳『ファスナーのお話~その②~・フローティングベスト編』

過去ログダイジェスト『フローティングベスト機能解説編』

といった感じで年内の過去ログダイジェストは本日で終了です!!
ご覧いただいた皆様、誠に有難う御座いました!!
また年明けからも過去ログダイジェスト更新いたしますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

明日は今年最後の『日曜日のどうでもいい話』です♪

それでは今日はこの辺で。

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