ウェアの基礎知識講座①『レインウェアって何?』

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

今日からスタートします『ウェアの基礎知識講座』。

こちらは、ウェアについての基礎的な知識や専門用語の解説を行い、皆様がウェア類を選ぶ際の参考になればという企画です。

第一回目のテーマは『レインウェアって何?』です。

日頃釣行の際に着ていただいているレインウェア。
雨やしぶき等の水の浸入を防ぎ、体や衣服が濡れるのを防いでくれる存在です。

この何気なく着ているレインウェアですが、結局レインウェアって何なのか?
そこからご説明していきたいと思います。

レインウェアには当然、防水の生地が使われていますが一口に防水の生地と言ってもその種類は様々です。

代表的なところでいえば、防水透湿生地、ゴム、ビニール、PU(ポリウレタン)、PVC、ターポリン、こんな感じですね。

わかりやすく言えば、ビニール製の代表はコンビニ等で売ってあるいわゆる『カッパ』といわれるもの。
ゴムやPU製の代表は船釣りをされる方にはお馴染みの通称『漁師カッパ』。
PVCはウェーダーなんかに。
ターポリンはウェーダーバッグや防水バッグ、ポーチなんかに使用されています。

そして防水透湿生地は、『ゴアテックス』に代表される『水の浸入を防ぎながら内部の水蒸気を外部へ排出する機能』を持ったメンブレン(防水透湿膜)を使用したウェアで、弊社の『BRETH SHED(ブレスシェード)』もこれにあたります。


※メンブレンの素材や製法、耐水圧や透湿性能は各社それぞれ違いがありますが、ここでは『メンブレンを使用した生地』という種類でくくってお話を進めます。

釣具業界でレインウェアの素材と使用されているものは防水透湿生地とゴム、PU製がほとんどかと思います。
ですので、この2つの素材の特徴をご説明しようと思いますが、その前に話をスムーズに進める為の簡単な用語説明を。

防水…水そのものの進入を防ぐ事。

透湿…(布などを)『水蒸気』が通り抜けること。
※防水、透湿共に『撥水』と『通気性』というよく混同して使われる言葉がありますが、これの違いについての解説はまた別の機会に。

まずゴム、PUの特徴ですが、これは生地自体に防水性能があり単一の素材で水の浸入を防ぐ事が可能です。
また『編み物』、『織物』ではありませんので水分が染み込む事もありません。

なのでその特性を活かし、コマセや魚のヌルや血がついても水で洗い流せばすぐに汚れが落ちるので船のエサ釣りなんかで良く使われます。
お手入れも真水で流して終了ですので簡単です。

しかし、欠点として『透湿性』がゼロですので内部の水蒸気は出て行きません。

つまり…蒸れます。

ただ、先程も述べたようなメリットもあるので私自身も船のコマセ釣りなんかの時は防水透湿生地のレインウェアの上から着用してコマセの汁なんかがレインウェアに染み込む事を防ぐのに使ったりしています。

続いて防水透湿生地の特徴ですが、まさに読んで字の如く『水の進入を防ぎ、透湿性を持つ』ことが最大の特徴です。

ウェア内部の水蒸気を外部に排出しますので、蒸れにくく、快適に釣りをする事ができます。

これを可能にしているのが『メンブレン(防水透湿膜)』の存在です。

メンブレンはざっくりと説明すると、多孔質構造(穴が開いている構造)の布のようなものですが、この穴の大きさが『水は通れないけど、水蒸気は通れる』という大きさで出来ています。

なので『水の浸入を防ぎ、内部の水蒸気を外に排出する』という事が可能になります。

ただ、この細かい穴も穴が開いていることには変わりなく、とんでもない圧力をかけ、限界を超えると水が浸入してしまうことがあり、その限界値のことを『耐水圧』と呼びます。
※耐水圧は各社様々ですが、釣りができるレベルの降雨のみで耐水圧の限界を超える事はほとんどありません。

また、このメンブレンは傷がつくとそこから浸水してしまうので、これ単体では生地として使用する事ができません。
なので基本的には表地と裏地とラミネートすることで生地として使用します。
※この項目も別の機会に詳しくお話します。

この生地ですが、ゴムやPUと違って表地と裏地の種類や、ラミネートする方法により、出来上がる生地としての特徴が大きく変わるので目的や用途に合わせた仕様に細かく対応できるのも特徴の一つです。

欠点としては適切なお手入れをしないと性能を維持できない事ですね。

しかしながらゴムやPUと比べ、着心地も圧倒的に良いですし、ウェアとして表現できる事が多いので(用途に合わせた特徴、着心地の追求、デザイン性やカラーの表現…etc)、レインウェアといえばこの防水透湿生地を使ったもののことを指す事が多いと思います。

とまあ、とてもざっくりとお話を進めましたがレインウェアの基本的な構造はおわかりいただけましたでしょうか?

これからこの『ウェアの基礎知識講座』では知ってるようでよく知らないウェアのアレコレや、専門用語の解説をおこなっていきますので、是非ともご覧いただいて、皆様ウェア選びの参考にしていただければと思います。

それでは今日はこの辺で。

 

 

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パワードラブラ ~その5~

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日は『パワード・ラブラ ~その5~』です。
過去記事はこちら↓
パワード・ラブラ ~その1~
パワード・ラブラ ~その2~
パワード・ラブラ ~その3~
パワード・ラブラ ~その4~

前回、ついに動画公開となったパワード・ラブラですが、動画でどんなアクションをするかはおわかりいただけたと思いますので、今回は使い心地をお伝えできればと思います。

という事で、今回は実際にテスト段階から使ってもらっているテスター・サポーターの方からの簡単なインプレを抜粋して紹介いたします。

テスター・平中さん(和歌山県)
『アクションの割には抵抗が少なく使い出してすぐは戸惑いましたが、自分のタックルに合った巻きスピードが感覚的にわかるようになってからは、パワード敷き詰めてその上に寝たいくらいです(笑)
ただ、どのルアーでも言えるんですが、このルアーだけ投げとけば絶対に釣れるって事はありませんが、ビヨンドと共に結構助けてくれる信用出来るルアーや思います。』

テスター・森田さん(福岡県)
『私が感じた特徴は「強い流れに入っても暴れ過ぎない」という所だと思います。
初めのうちは足下で泳がせた時の動きの大きさと実際に巻いた時の抵抗の少なさのギャップに慣れませんでしたが、次第に慣れてきました。
個人的には流れの強弱でラブラ125FGと使い分けるのがいいかと思います。』

テスター・小松さん(茨城県)
『特徴は押しの強い流れでもバタバタと大きく暴れ過ぎずの安定したアクションです。
「寄せる」というとバタバタした動きを想像しがちですが、引き抵抗が大きく暴れ過ぎるアクションは使い手にとっても大きなストレスになります。
また、波動が大きいアクションでは広範囲への瞬発的な集魚力があるものの、見切られやすいと感じてます。
パワード・ラブラは、魚を寄せるアクションであることは間違いないのですが、波動が大き過ぎず絶妙です。
なのでハイプレッシャーな場所でも魚を寄せながらも見切られずに食わせる事が可能です。』

サポーター・吉野さん(神奈川県)
『静と動のメリハリの効いたルアーだと思います。
アピール力のある力強い泳ぎ、バタつき過ぎず流れに馴染むナチュラルな動き、このバランスが凄く絶妙だと思います。
流れの強弱に対して微妙に泳ぎの振り幅が違うので見切られにくくスレにくいのではないかと思います。また、流れから抜けた時の脱力感も秀逸です。』

テスター・行方さん(千葉県)
『とにかく汎用性の高いルアーだと思います。
デイ、ナイトどちらでも釣れますし、河川、干潟、サーフ、磯、港湾、魚とのレンジさえ合っていれば場所も選ばないと思います。パイロットルアーとして必要な性能はバッチリ揃ってますね。
魚を寄せるアクションでありながらも巻き抵抗は少ないのでストレス無く使えると思います。』

とまあ、こんな感じです。
他にも広島の林さんや鹿児島の河野さん、長崎の酒井さんなんかからも話を伺ってましたが、おおかた近しい意見でした。

何故か小助川さんはパワードとの相性が悪いようで目立った釣果が出ず、その事について悩んでましたw
まあ、それぞれ釣りのスタイルがあるんでそれはそれで(笑)

さあ、ここで話を戻しますと…
皆様お気づきになられましたか?

実はここに書いていない人も含めて共通の感想があったんですよ。

それは…『巻き抵抗』と『暴れ過ぎない』
この2つです!!

『寄せるアクション』というとブリブリと巻き抵抗の大きなアクションをを想像しがちですが、パワード・ラブラはアクションの割には『巻き抵抗が少ない』のです。

だからこそ激流の中でもしっかり水を噛ませて使う事ができます。

『暴れ過ぎないアクション』についてはあらためて動画でご確認下さい。

という感じで使い心地の雰囲気は伝わりましたでしょうか?

さて、fimo開始からその詳細をお伝えしてまいりましたパワード・ラブラですが…

ついに今週出荷開始です!!!!

地域や小売店様で若干の差があると思いますが、今週中頃~週末にかけて出荷開始になると思います。

また、出荷しましたらご報告いたしますのでどうぞ宜しくお願い致します♪

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

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修理表について。

皆様こんにちは!!

本日は良くお問い合わせのあります修理表についてです。
実はHPの修理表が小さくて見づらいんです…

なので『修理表が見えないんですけど』とご意見を頂きますので、今回は修理表を下記に掲載します!!
※内容的にはカタログに掲載されている内容と同じです。

弊社では1箇所であれば比較的容易なピンホールの修理等もやっております。
ですので、集合住宅にお住まいで作業スペースのない方、お子様がいらしたり、飼ってらっしゃるペットの関係で安心して接着剤を使用できない状況の方もご安心してご相談下さい。

特にお子様やペットがいらっしゃるお宅では有機溶剤の扱いは難しいと思いますので弊社で承ります。

ということで修理表の内容はコチラ↓

【水漏検査代】
・ネオプレーン/ブレスシェード(以下、BS)透湿ウェーダー
いずれも検査一回につき ¥1000+税

・ゴアテックスウェーダー(お見積もり時)
片面 ¥2000+税
両面 ¥3000+税
※ゴアテックス依頼時

【修理完了後水漏検査代】
ゴアテックスウェーダー ¥1000+税
※ゴアテックス依頼時

【ピンホール修理】
・ネオプレーン/BS透湿/ゴアテックスウェーダー
いずれも一箇所毎のピンホール修理 ¥1000+税
※一箇所にまとまった複数の穴やかぎざきの場合は適用されない場合もあります。

【ソックス交換】
・ネオプレーン/透湿ソックスウェーダー
片足ソックス交換 ¥9000+税
両足ソックス交換 ¥10000+税

【フェルト交換】
※白色フェルトの13mm厚は無くなり次第終了します。
その後は新色のグレーフェルト12mm厚になり価格は945円値上げになります。

・透湿ブーツフットウェーダー
13mm厚フェルト交換 ¥8000+税
スパイクフェルト交換 ¥9000+税

・ネオプレーンブーツフットウェーダー
13mm厚フェルト交換 ¥9000+税
スパイクフェルト交換 ¥10000+税

・ウェーディングシューズ
13mm厚フェルト交換 ¥7000+税
13mm厚踵付きフェルト交換 ¥8000+税
スパイクフェルト交換 ¥8000+税
※ハイブリッドソールNPG、ラジアルソールNPGのソール交換の料金等については別途ご案内いたします。

【インフレーターボンベの検査交換】
※高階救命器具社での作動検査です。
※全て検査代、ボンベ代、カートリッジ代、交換費用込み

・SLV-003/SLV-012自動33g ¥6500+税
・SLV-004手動33g ¥6000+税
・SLV-016/005/009/019/026自動18g ¥6200+税
・SLV-006/010手動18g ¥5700+税

※高階救命器具社~弊社往復の規定送料(¥1000)が別途かかります。

以上が修理表の内容になります。

基本、送料は往復でユーザー様ご負担となります。
弊社へ直接送っていただいても構いませんし、ご購入いただいた小売店様へお持ちいただいてもどちらでも構いません。

ご自分で送っていただく際は、『修理内容(症状)、修理箇所(大体どのあたりかでも可)』をご記入いただいたメモ等をご同封下さい。

また、上記の修理表に掲載されていない修理(エイガードの縫い糸ほつれ修理、アストロシリーズ修理…etc)も可能なものがありますので、ご不明な場合、お悩みの場合はお電話か下記アドレスへお問合せ下さい。

お問合せメールこちら!!
※弊社公式Facebookのコメント欄やメッセージでのお問合せは見落としが発生しやすいのでご遠慮下さい。

修理意外にもベストの交換用浮力材パーツ等の交換パーツも準備している物がありますので、こちらもご不明な点はお問合せ下さい。

以上、修理表についてでした。