【新製品】ウェーディング入門にもオススメ!!PVCブーツウェーダーⅡ!!

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

 

本日もウェーダーの新製品のご紹介です!!


PPW-454 PVCブーツチェストハイウェーダーⅡ(FS)
価格:¥16,000(税込¥17,600)
本体:ナイロン100%(PVC防水透湿加工)
裏地:ポリエステルメッシュ(ポリエステル100%)
カラー:チャコール
サイズ:S(24㎝)、M(25㎝)、L(26㎝)、XL(27㎝)、3L(28㎝)、4L(29㎝)
※()内はブーツ部のサイズの目安です。
ブーツ:PVCブーツ
ソールタイプ:フェルトスパイク
製品ページはコチラ
※透湿タイプではありませんので汗による結露で使用時に内部が湿ります。


PPW-455 PVCブーツチェストハイウェーダーⅡ(RD)
価格:¥15,000(税込¥16,500)
本体:ナイロン100%(PVC防水透湿加工)
裏地:ポリエステルメッシュ(ポリエステル100%)
カラー:チャコール
サイズ:S(24㎝)、M(25㎝)、L(26㎝)、XL(27㎝)、3L(28㎝)、4L(29㎝)
※()内はブーツ部のサイズの目安です。
ブーツ:PVCブーツ
ソールタイプ:ラジアル
製品ページはコチラ
※透湿タイプではありませんので汗による結露で使用時に内部が湿ります。

 

肩から滑り落ちにくい背面クロス仕様のサスペンダー。

着脱時に間違えにくいように左右でバックルのオスメスの向きを変えています。

右バックル※画像はサンプルです。


左バックル※画像はサンプルです。

 

ウェーディング入門にもオススメなPVCタイプのウェーダーの再登場です!!
以前にも発売しておりました『PVCブーツウェーダー』の後継モデルとなります!!

本体生地はナイロンにPVC防水加工を施し裏地にはポリエステルメッシュを貼ったモデルで、ウェーダーに使用する生地でも厚手の420D(デニール)ナイロンを使用しており、突き刺しや表地の擦れに対しての耐久性は透湿タイプより高くなっています。
(D(デニール)は繊維の太さを表す単位で、数字が大きいほど糸が太くなり、結果出来上がった生地は厚くなります。)

また、『ナイロン+PVC防水加工』という仕様は、『BSチェストハイブーツウェーダー(FS)』などで使用している『透湿防水生地(弊社の場合は『ブレスシェード』)』に比べると加水分解が発生しにくく、そういう意味では透湿タイプよりは気を遣わなくても良い部分もあると言えます。
(後述しますが経年劣化による漏水などは発生します。)

※『加水分解』に関してはこちらをご覧ください↓
ウェアの基礎知識講座⑰『ウェアの天敵!!劣化の原因!!加水分解とは?』

 

 

価格に関しては、透湿タイプの『BSチェストハイブーツウェーダー(FS)』が税込¥30,800である事を考えると、10,000円以上の価格差があります。
当然、価格差なりの性能差というのはあるので詳しくは後述しますが、価格の面でも購入計画における選択肢の一つとして考えてもらえればと思います。

PVCウェーダーのオススメのポイントを簡潔に説明すると上記のような感じです。

 

 

では、この価格差について解説していきましょう。
PVCウェーダーは防水ですが透湿性はありません

透湿性が無いので、使用時は自分の体から発生した汗による結露で内部が濡れたようになったり、気温や運動量によっては『水漏れか?』と思う程に濡れる事もあります。
※透湿性について細かく話すと長くなるので、申し訳ありませんがこちらのログをご覧ください↓
【ウェアの基礎知識講座⑦『透湿性と通気性の違い』】

当然、この『蒸れ』に関しての不快感やストレスは透湿タイプの方が少ないです。(透湿タイプとは言えストレスゼロではないですが、随分快適です。)

この『透湿性』を機能として有する『透湿防水』の生地や仕様というのが、PVC防水加工よりも生地自体の単価も高く、製品に仕上げる技術も必要な為、透湿タイプのウェーダーの方が本体価格が高額になります。(レインウェアなども同様です。)

 

以上の事からPVCウェーダーは

①ウェーディングをやってみたいが、いきなり透湿タイプの価格は躊躇してしまう。

②藪漕ぎなどのハードな釣行が多い。

③ほぼ毎日釣行していて洗ったり、干したりの時間も中々取れない。

④上記②、③を踏まえ、ウェーダーの消耗が激しく買い替え頻度が高く、コスパを優先的に選びたい。
こういった方にオススメかと思います!!

 

 

あと、最後になりますが、厚手の生地を使っていたり加水分解が起きにくかったりと言うのはありますが、PVCウェーダーは無敵ではありません(笑)

PVC防水加工は加水分解は発生しにくいですが、経年劣化は発生します
PVCの素材特性として曲げ伸ばしを繰り返すと割れてくるような感じになるので、着用を重ねていくと特にブーツとの継ぎ目や生地のたるみ部分など折れ曲がる部分にダメージが発生しやすくなります。

PVCは特に低温時の屈曲性が低いので、厳寒期は暖かい時期よりもダメージが大きくなります。(その点では透湿タイプのウェーダーの方が強いと言えるかも…)
PVCウェーダーをご使用で釣行頻度が多い方が『すぐウェーダーがダメになる…』と言われているのはこの辺の素材特性が原因かもしれませんね

そういう方で藪漕ぎなどの外的がダメージが少ないフィールドで釣りをされている方は、逆に透湿タイプの方が長持ちするかもしれませんので一度ご検討ください。
(ただし要乾燥!!!!)

 

それと漏水についてよくお問い合わせがあるんですが、『使用してすぐに漏水してきた』というお問い合わせの多くが『結露』が原因となっている事があります。
もちろん、申し訳ない事に初期不良で漏水が発生している場合もあります。
結露の量は個人差がありますが、想像以上に体からは水分が出ているので初めてPVCウェーダーを履く方などは『えっ!?ウソ!?』というくらい中が濡れる事もあります
特に足の裏などは汗腺の量も多く、靴下などが絞れるほど濡れるという方も。

人間は寝ている時でもコップ一杯分(約200ml)の汗を掻くと言われていますので、当然釣りをしている際はもっと出ていてもおかしくないですし、寒冷期などは水温や外気温との温度差でも結露は発生しますので、冬でもウェーダー内部が濡れる事はよくあります。

『あれ?水漏れ?』と感じた際は、一度お風呂場などでウェーダー内に水を入れて漏水箇所をご確認下さい。(弊社でも漏水検査はやっておりますが、送料や検査費用が発生するので)
漏水箇所があればそこから水が漏れてきますし、結露であればウェーダーの表には何も起こりません。

もし、水を入れてピューっと水が飛び出してきたり、水玉のように染み出てきた場合は、恐らく使用中に穴(ピンホール)が発生しています…


ピンホールによる漏水イメージ①※画像は透湿ウェーダーです。


ピンホールによる漏水イメージ②※画像は透湿ウェーダーです。

ピンホールや破れなどは車で言えば自損事故と同じですから、1回目でも発生する事はありますし、100回使っても発生しない事もあります。(車を納車当日にぶつけたり擦ったりするのと同じですね…)

 

また、このくらいのピンホールなら修理も可能ですので、その際はお気軽に弊社までお問い合わせください!!

 

さて、何故こういう話をするかと言うと、ユーザー様から直接、また、小売店様からも『漏水ではないか?』と言う問い合わせが多く、その都度お預かりして検査するんですが、漏水していない場合が多いんです。
我々としては漏水していなければ製品として問題無いので安心なんですが、ユーザー様は検査の間ウェーダーが無かったり、送料や検査費用などの出費が発生してしまいます。

ですので、『結露の可能性』と『とりあえず出来る簡易的な検査方法』を広くお伝えした方が良いかと思い、敢えてここで書かせていただきました。
もちろん、ご自分で水を入れてみたけど、どうにもわからない…なんて時はお気軽に弊社までお問い合わせください!!

 

 

と言う訳で、最後はなんか『ウェアの基礎知識講座』みたいになっちゃいましたけど、PVCウェーダーのご紹介でした(笑)

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

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