皆様こんにちは!!
コジマです。
本日もとても重要なお話です。
『ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について』
の補足になります。
お陰様で非常に多くの方に読んでいただいた前回の記事。
前回の記事はこちら↓
『超重要!!ライフジャケットの着用義務範囲の拡大についての追記事項!!』
この記事を掲載後、幾つかご質問、お問い合わせがありましたので、今回はその補足をさせていただきます。
前回の『追記』では、弊社製品の『PSLラフトポーチⅤ』は2018年2月1日の法改正以降は遊漁船での使用はできなくなりますよ~という内容でした。
(2022年1月31日までは猶予期間の為、罰則は無し)
SLV-026 PSLラフトポーチⅤ
このタイプは高階救命胴衣社様でいう『Type-A(水域限定でDも可)』で、自動膨張式かつ、国土交通省型式承認品(所謂『サクラマーク』)ですが適応外で、その理由は『救命胴衣』ではなく『救命浮輪』だからという説明をさせていただきました。
※前回は『救命浮環』と表記していましたが、高階救命器具社様の表記に合わせ、今回から『救命浮輪』と表記しております。
『高階救命器具様製品一覧ページ』
※前回のWEBカタログよりこちらの方が見やすいかと思います。
で、掲載後にいただいたお問い合わせをご紹介しますと、一番多かったのが
『ベルトタイプは全部ダメなのでしょうか?』
でした。
まず、このお問い合わせへの回答としては
『ベルトタイプの救命胴衣はOKです』
※Type-A(水域限定でD)のサクラマーク付き
ただ、この回答にはいくつか説明しないといけない部分があります。
※弊社以外の製品のお使いの方にも伝わりやすいように、高階救命器具様の画像、型式番号を使用して説明していきます。
まず一つ。
PSLラフトポーチⅤと同様の自動膨張式ラフトポーチタイプの救命浮輪(高階救命器具社様のモデルで言うとBSJ-LR01R)ですが、これは『ウエストベルトタイプ』ではなく『ポーチタイプ』に分類されます。
見た目ベルト式に見えるのですが、分類としてはウエストベルトタイプではなく『ポーチタイプ』になります。
(ウエストベルトタイプはBSJ-5220RS等何種類かあります)
※先程の製品一覧を見ながらだとよりわかりやすいかと思います。
ウエストベルトタイプ(BSJ-5220RS) 出展:高階救命器具社様
ポーチタイプ(BSJ-LR01R) 出展:高階救命器具社様
何が言いたいかといいますと、『ウエストベルトタイプ』と『ポーチタイプ』はどちらも腰に巻きますが、分類上別のものです。
分類上別物ですもので、文章上での表記も別になります。
なので、ポーチタイプをウエストベルトタイプと思い込んで、『ベルトタイプってダメなんですか?』と問い合わせると、『いや、大丈夫ですよ』という返事が返ってきます。
電話等で確認される場合は特にですが、現物が無い状態で問い合わせて、ポーチかベルトかを間違えると大きなトラブルに発展しますのでご注意下さい。
『ベルトタイプは大丈夫ですか?』と聞かれ、『大丈夫です』と答えたら実際は救命浮輪のポーチタイプで、罰則を受ける事になった。
※後述しますが、ポーチタイプでも対応品はあります。
どう考えてもトラブルにしかならないですよね、この状況…
そして、もう一つ。
『ウエストベルトタイプ』は型式承認の分類としては『救命胴衣』になります。
膨らんだ際は浮き輪のような形になりますが、あくまで型式承認としては『救命胴衣』に分類されます。
ウェストベルトタイプが膨らんだ状態。
これが腋の下で止まって、救命胴衣となります。
(出展:高階救命器具社様)
それに対し、『ポーチタイプ』は『救命浮輪』に分類される、BSJ-LR01R(弊社で言う『PSLラフトポーチⅤ』)と『救命胴衣』に分類されるBSJ-4320RJの2種類があります。
出展:高階救命器具社様
BSJ-LR01R(救命浮輪タイプ)とその膨らんだ状態。 出展:高階救命器具社様
出展:高階救命器具社様
BSJ-4320RJ(救命胴衣タイプ)とその膨らんだ状態。 出展:高階救命器具社様
※ポーチタイプの救命胴衣は、体の『後ろ』ではなく『前(お腹側)』に装着して下さい。
(出展:高階救命器具社様)
ここで、今回の法改正に対応するモデルをもう一度簡潔におさらいすると
国交省型式承認モデルの『A』もしくは『D』タイプの救命胴衣
なので、ウエストベルトタイプの『救命胴衣』、ポーチタイプの『救命胴衣』は対応モデルになります。
いや~、この辺が非常にわかりにくい部分ですね。
我々は日常的に接しているのでピンときますが、ユーザー様からすると『???』っていうとこですよね。
こんなに理解しにくい内容、説明してくれる人がいないと中々にちんぷんかんぷんですよね。
私自身も理解するのに結構な時間が掛かったので、皆様にはなるべくわかりやすく!!と思って記事にさせていただいております。
(ていうかまあ、自分で販売してるものですから気になりますよねw)
今回は弊社で歴代販売してきました膨張式のラフトジャケット、ラフトベルト、ラフトポーチの対応モデルかどうかも記載しておきますのでご参考にされてください。
※全て高階救命器具社様にて製造しております。
・SLV-003 ラフトベルト(自動膨張)※ツマミが赤色
非対応モデル 非対応理由:非検定品の為
・SLV-004 ラフトベルト(手動膨張)※ツマミが黄色
非対応モデル 非対応理由:非検定品の為
・SLV-005 ラフトポーチ(自動膨張) ※ツマミが赤色
非対応モデル 非対応理由:非検定品の為
※すみません画像が見つかりませんでした…
・SLV-006 ラフトポーチ(自動膨張) ※ツマミが黄色
非対応モデル 非対応理由:非検定品の為
※すみません画像が見つかりませんでした…
・SLV-009 PSLラフトポーチⅡ(自動膨張) ※ツマミが赤色
非対応モデル 非対応理由:救命浮輪の為
・SLV-010 PSLラフトポーチⅡ(自動膨張) ※ツマミが黄色
非対応モデル 非対応の理由:非検定品の為
※カラーはSLV-009と同様です。
・SLV-012 PSLインフレータブルライフジャケット
『着用義務拡大』対応モデル
・SLV-014 PSLラフトベルトⅡ(自動膨張)
『着用義務拡大』対応モデル
・SLV-016 PSLラフトポーチⅢ(自動膨張)
『着用義務拡大』対応モデル
※カラーは他にブラック、ブルー、レッド
・SLV-019 PSLラフトポーチⅣ(自動膨張)
非対応モデル 非対応理由:救命浮輪の為
・SLV-026 PSLラフトポーチⅤ(自動膨張)
非対応モデル 非対応理由:救命浮輪の為
一部画像が無くて申し訳ありませんが、弊社製品の対応一覧になります。
ご不明点につきましては下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。
・Pazdesign問い合わせメールフォーム
・048-430-7322
※各種SNSのメッセージは毎日確認出来ていないので、基本的にはこちらからお問い合わせ下さい。
前回も申しましたが3月下旬~4月上旬予定で、『着用義務拡大』対応モデルを発売いたしますので、こちらも宜しくお願い致します。
PFL-001 PSLインフレータブルライフジャケットⅡ メーカー小売価格 24,000円+税
カラー::ブラック/バレンシア、ブラック/グリーン、ブラック/ホワイト
以上、何卒宜しくお願い致します。
それでは今日はこの辺で。
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