皆様こんにちは!!
コジマです。
本日はウェアの基礎知識講座23です。
前回はベストの洗い方のお話をしました。
※前回のログはこちら。
今回は『防風フィルムって何だ?』です。
昨年、一昨年とお陰様で大好評につき、ほぼ完売しましたこちらの製品。
一見普通のパーカーとスウェットパンツに見えますが、実は表地と裏地の間に防風フィルムを挟んであるので風を通さず、非常に暖かいのが特徴です。
『もっとライトに冬を楽しむ』
をテーマに発売した製品ですが、弊社のヒット商品となりました。
さて、この製品で良く頂くのが『防風フィルムって何ですか?』と『風を通さないと何で暖かいんですか?』いう質問です。
今回はその疑問にお答えしていきます。
まず、このウィンドガードシリーズの作りを図にするとこんな感じです。
図からもわかる通り、表地のスウェット生地と裏地の立毛生地の間に防風フィルムが入っています。
この防風フィルム、実は…
レインウェアのメンブレンと同じものです。
※弊社の場合
そう、防風フィルムの正体は実は『メンブレン』なんです。
ここでメンブレンの特徴をおさらいしてみましょう。
防水透湿メンブレンの特徴は
・防水性
・透湿性
・防風性
です。
ウィンドガードはこの『防水性』と『透湿性』(この説明は後程)を利用した製品なんです。
もっとわかりやすく言うと、縫い目にシームテープを貼っていないレインウェアみたいな感じです。
シームテープを貼っていないので、針穴から浸水はしてきますが、防水性と透湿性は保たれています。
この機能で最も有名なものがゴアテックス社の『ウィンドストッパー』ですが、基本的な作りは同じです。
※あくまで作りの話です。
このウィンドガードのような製品は実は以前からアウトドア用品としては良く作られており、弊社も以前にゴアのウィンドストッパーを使用した製品を作っていました。
ただ、昔はメンブレンに伸縮性が乏しかった為に、どうしてもごわついて着心地が悪かったのも事実です。
ですが、近年ではメンブレンにもストレッチタイプが出てきた事により、ウィンドガードパーカーやパンツのようにスウェット生地に合わせてもストレッチ性を発揮できるようになりました。
特にウィンドガードパンツは割と今時っぽいテーパーのついたシルエットになっていますが、それもストレッチ性のあるメンブレンの登場のお陰です。
さらに先に述べましたが、メンブレンには透湿性があります。
ただ単純に風の進入を防ぐだけでなく、『透湿性』のあるメンブレンですので衣服内の『蒸れ』を衣服外に排出します。
これにより衣服内の蒸れにより発生した水蒸気が再度水分に戻る『再結露』を減らすことが可能です。
つまり汗冷えを起こしにくいのです。
この性能を更に生かすために2017年はウィンドガードのミドラータイプである『ウィンドガードジャケット』が発売されます。
ミドラー用にウィンドパーカーよりも少しタイト目な作りになっており、フードもありませんのでレイヤリングもスッキリします。
といった感じで防風フィルムのご説明はこんな感じです。
今日はこの辺で。
次回は『何故、風を通さないと暖かいのか?』を解説しながら、ウィンドガードシリーズのオススメの使い所をご説明していきたいと思います。
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