【短期連載】リバード120S完成までの道 その①

皆様こんにちは!!
コジマです。

いよいよ2024年もスタートしました!!

現在、2024カタログの制作も佳境ですが、いよいよこちらのルアーが発売決定となりました!!


ジャーン!!

そうです!!

【リバード120S】

です!!!!

SNSでは既に結構な数の釣果情報を発信してますが、出す出す詐欺で相当引っ張りまして申し訳ありません(汗)

昨年のフィッシングショーで元気良く『秋頃に発売できれば!!』とか言っておりましたし、そもそも着手したの2020年のはずですが…ようやく完成、そして発売の目途がたちました!!


昨年のフィッシングショーでの展示

という事で、これから何回かに分けてリバード120Sの開発秘話、そしてルアーとしての特徴などを解説していきたいと思います!!

題して…

【リバード120S完成までの道】

です♪

そんな感じで前置きが長くなったので、一回目はジャブ程度に…

『リバード120Sの自己紹介』

という事でリバードのスペックを紹介していきたいと思います!!


Rebird120S(リバード120S)
¥1,900(税込¥2,090)
length:120㎜ weight:28g
type:シンキング
hook:#4 ring:#3
action:イレギュラースラローム range:50~120cm
全10色
製品ページはコチラ

比較参考にリバード90Sのスペックはこちら↓

Rebird90S(リバード90S)
¥1,700(税込¥1,870)
length:90㎜ weight:12.5g
type:シンキング
hook:#8 ring:#2
action:イレギュラースラローム range:50~120cm
全13色
製品ページはコチラ

まず、全長は当然のことながら3㎝増ですが注目すべきはウェイトです。

120Sは28gと90Sから15.5g増と大幅にアップしています。

この数値だけを見ると『ん?ヘビーシンキング化したの?』と思われがちですが、単純にそういう事ではないのがポイントです。

この辺は次回以降で詳しく説明しますが、リバード特有の『浮遊感』『漂い感』を損なわない為にウェイトとボディーの体積などを調整したウェイト設定になっています。

ちょうど1ozのウェイトになっていますが、これも『ウェイトありき』ではなく、調整していった結果、この『28g』が着地点となっています。

これ、横方向からの撮影画像ではわかりにくいんですが、並べて見比べてみると体高やボディー幅が大幅増となっています。


横からの画像


上からの画像

これにより体積が増え、浮力を確保することで大幅にウェイト増としながらもリバードの特徴である『絶妙な漂い感』を出せるウェイト設定となっています。

もちろん重量増による飛距離アップはいわずもがなです♪

そしてもう一つスペック上でわかる大きな変化はフックサイズです。

90SのRBMH#8に対して、120SはMH#4とかなり大きなフックを使えるようになりました。

ちなみに標準装備のフックは市販品で言えば『fimoフックRBMH#4』が線径、重量共に一番近いと思います。

そしてこれも次回以降で説明しますが、RBMH#8以外だとパフォーマンスが大きく変化してしまう90Sに比べ、120Sはフックの番手、線径、形状に対してある程度の許容範囲があります。
(『パフォーマンスが大きく変化する』の意味合いも次回以降で説明します)

これは結構重要な要素だと思います。

つまり、『許容範囲は狭いけどキンキンのベストセッティングが90S』と『場面や使い方でアングラー側でセッティングを調整できる120S』。

もっと極端に言うならば『ルアーにシチュエーションを合わせる90S』と『シチュエーションにルアーを合わせることが出来る120S』。

なんなら『ルアーがオートマチックに仕事をする90S』と『半マニュアルでベストセッティングが出せる120S』といった感じでしょうか。

この辺はフックに付いての結構深い話がありますんで次回以降をお楽しみに♪

という感じでスペック紹介でしたが、簡単にまとめると…

・ウェイトが15.5g増の28g
・使用フックがMH#4と大型化
・体積増でウェイトは増えたが『漂い感』はちゃんとある
・使用フックの許容範囲が広くなった

といった具合です。

一先ず今回は一回目ですのでこの辺にして、また次回以降話を掘り下げていきます!!

次回は何の話にするかは決めていませんが、『なぜサイズアップするに至ったのか?』あたりの話でもしようかなと思います♪

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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ルアー福袋本日より販売スタート!!

皆様こんにちは!!
コジマです。

いよいよ本日から…

ルアー福袋販売スタートです!!!!

販売ページはこちら↓
【福袋販売ページ】

販売期間
12月28日~2024年1月8日
※出荷(同梱商品含む)は2024年1月10日に一斉出荷になります。
※数量限定で無くなり次第終了となります。

【注意事項】
・送料は決済完了の度に発生いたします。物流センターのシステム上、別決済商品の同梱は出来ません。

例:福袋1つと他通常アイテムをご購入の際
1度の決済で2アイテム購入 → 同梱可能(送料は1件分)
1アイテム決済後に追加でもう1アイテム購入 → 同梱不可(送料は2件分)
※今回は同梱アイテムも1月10日の出荷になりますのでご注意ください。

・受注確認、発送日などのメールは『自動配信』にて返信しております。届かない場合はご自身のメール受信設定(ドメイン指定など)をご確認いただいた上でお問い合わせください。

・福袋の本体価格に加え、送料が発生いたします。

急で申し訳ありませんが、『ウェアはアウトレットあったけど、ルアーも何か年末年始っぽいお得なイベントやれれば…』なんて話から急遽福袋の企画が決まりました!!

今回ご準備するのは五千円と一万円の2種類の福袋!!


五千円福袋はルアー5種類+ルアーケース+ステッカー(メーカー価格9,600円相当)


一万円福袋はルアー10種類+EVAシステムケース(M)+ステッカー(メーカー価格19,650円相当)

かなりお買得な内容になっております♪

と言った具合で、ささやかですが今年1年間の感謝と2024年の皆様の素敵なスタートをお祈りしての福袋企画で御座います!!

是非、皆様お見逃しなく♪

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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霞ケ浦水系シーバス、マッチ率アップ大作戦 小助川光昭

Pazdesignフィールドテスター小助川です。

最近ハマりにハマっています霞ヶ浦水系、常陸利根川での釣果に大きく貢献している「マッチボウ120F」の使用解説をして欲しい!と、コージーから伝達がありましたので、この場をお借りして報告致します。

その前に、淡水水域でほぼ流れがなく、その様なシチュエーションも想定し作られてはいないマッチボウ120Fですが、こんなにシーバスの反応が得られるとは思わず、考案した本人が驚いているのは事実です。

事の始まりはボートでの釣行。

岸にキャストしブレイクでヒット。
マッチボウ120Fがはまり連続ヒットを体験する事が出来ました。

「この位置で釣れるなら岸からでも狙えるのではないか」と思い、日を改め再度オカッパリにて挑戦してみると…

やっぱり釣れます。

ボートでの釣行の際に魚探で確認した地形から考えても「シャローが肝」と思っていましたが、どうやらその考えに間違いはなさそうです。

釣行を重ねるうえで見えてきたのが

・フィールドはほぼ淡水水域。

・上げ下げの潮の影響もほとんど感じず流れも感じにくい。

・その為か流れの力でアクションを出すルアーは不向き。

・マッチボウ120Fに対しシャローのシーバスの反応が非常に良い。

・ウォブリングの強いルアーに対しての反応も低い事。

です。

これを総合すると、マッチボウ120Fの弱々しく泳ぎ、時に動いているのか?動いていないのか?の俗に言う「蠢き(うごめき)」アクションが常陸利根川シーバスに効果大と言う事がわかりました。

とは言え、マッチボウ120Fで釣るには魚と人間との「マッチ率」を上げる事が必要です。
※マッチ率=シーバスがヒットする確率と思ってください。

マッチボウ120Fでシーバスとマッチしやすい条件が見えてきたので、それを段階的に解説したいと思います。

まず大前提としてこの釣りは「シャローの魚」がキーポイントになります。

これにもちゃんと理由があります。

広大で未知なフィールド、しかも沖に明確な流れはなく、地形変化も少ないという条件の中では、シンペンなどをフルキャストして探ろうと思っても手掛かりが無さ過ぎて心が折れます

ましてこんな淡水の止水エリアで「そもそもここでシーバス釣れるのか?」という半信半疑な気持ちでやっているので、普通のシーバスフィールドでやるよりも更に心が折れます。

こんな手探りの場所で回遊待ちと言っても地形も水深もわからないので、そもそも回遊ルートはどこ?となりますし、自分が釣りをしている場所が粘るに値するかどうかわからないので、人間側のやる気が持続しません。

だからシャローのヤル気のある魚をこちらから探しに行くんです!!

シャローには少ないながらも護岸やその切れ目などの明確な目に見える障害物があり、そこにベイトを追い込んで捕食しようとしているヤル気のあるシーバスがいるはずです。

なので確信が持てないまま漫然と沖にキャストを繰り返すより、手前のヤル気のあるシーバスをランガンして反応を拾っていこうという作戦です。

特にヤル気のあるシーバスは水面と護岸という「壁」にベイトを追い詰めて捕食しようとするので、マッチボウ120Fのレンジやアクションが最高にマッチなんです!!

ではマッチ率を上げる条件を解説していきましょう。

①日の出~日の入り(マッチ率20%)

常陸利根川のマッチボウ120Fは日の出から日の入りが良いんです。
現状12月ですと日の出が6:30くらいで日の入りが16:30くらい。

そうなんです。
10時間も効果的なのです。

特に冬場は気温・水温が上がってくる午後~夕マズメがチャンスタイムになります。

この辺はバス釣りではよく言われる要素ですね。

逆にナイトゲームはなぜかこの釣りは反応が急に減ります。

②ヒットゾーンを意識した効率の良いキャスト(マッチ率50%)

岸から10m~15mがマッチボウ120Fでのヒットゾーンです。

ボートでの釣行時、魚探を見ると岸から15m程沖の場所でなだらかですがブレイクになっている事がわかりました。

1m ⇒ 3m ⇒ 5mといった感じです。

だいたい岸から10m沖が水深3m、岸から15m沖が水深5m。
このブレイクラインでのバイト率が高いことは間違いないです。

そこから先、バスボートなどが航行する河川中心部(浮きブイより先)までは基本フラットな地形が続きます。
(河川中心部のブレイクにはショアからは届く距離ではありません)

なのでわざわざ遠投して探る必要はない事がわかりました。

マッチボウ120Fを20~30m程キャストし15~20m程巻いたら回収し、再度キャストし巻く、回収を繰り返せば良いだけです。

それだけでやる気満々の元気なシーバスがバイトしてきます。

60mも飛ばす必要はないと思います。
45mも巻く必要はありません。

ヒットゾーンは手前15m付近ですから。

③ウォーキング&キャスティング(マッチ率75%)

縦のヒットゾーンは②で紹介した通り。
そして横方向は基本はランガンです。

キャストは1か所につき2~3回です。
そしてまた数歩進みます。

数歩進んでキャスト。
数歩進んでキャストの繰り返しです。

15年以上バス釣りをしてきた血が騒ぎます。

シーバスの場合、魚の回遊を待つ事が多く、一か所でひたすらルアーをキャストし続ける事が大半です。

しかし前述した通り、常陸利根川は広大なエリアの為、魚を絞り切るのが難しいと思います。
であれば、自分が動きエサを求めているシーバスを探したほうが効率が良いのだと考えました。

ウォーキングしてからキャスティングの繰り返し。

常にこちらから仕掛けてシーバスとの出会い率アップです。

実際にほとんどの釣果がこのウォーキング&キャスティングで出ているので、信頼度は高いと思います。

また、マッチボウは巻いている時の引き抵抗も少なく、テンポよく攻めれるためサーチベイトとしても使うにあたっての利点の一つですね。

また、何が沈んでいるかわからない初場所で根掛かりのストレス無く探れるので非常にリズムが良いです。


(ランガンで発見した先人残した足跡。この立ち位置はポイントなのだろうか?数時間キャストを繰り返すがノーバイト・・・)

④当たりカラー伝授(マッチ率95%)

「淡水域ではゴールド系が強い」の定説通り、確かにゴールド系が強いです。

メインベイトはイナッコや淡水サヨリ。

マッチするカラーは「ボラ」などのシルバー系も反応はしますが、圧倒的にゴールド系への反応が良いです。

特に「S・G・R」と「ゴージャス90」。

今まで自分の行くフィールドで出番が少なかったカラー「S・G・R」(東北テスター鈴木氏考案カラー)が見事に爆発しました。

これ気が付いてからはS・G・R劇場の始まりです!!


淡水河川には強いゴールド系カラー


コージー曰く、フナもベイトフィッシュなのでは・・・


キャスティング日本橋の杉山くん。自分以外でも証明してくれたナイスマッチな1本!!

また「ゴージャス90」はピンクヘッドとピンクベリーのアピール力で、朝まず目や夕まず目、強く濁りの入った状況下でも効果を発揮します。


日が陰ってきたらゴージャス90!!

マッチ率を上げたかったらまずは「当たりカラー」の「ゴージャス90」、「S・G・R」は絶対に持って行かれる事をお勧めします。

⑤信じる者は救われる(マッチ率100%)

ここまできたら後は行動に移すのみです。


諦めずに投げ続けストップフィッシング10分前に釣ったコージー。

実際にマッチボウ120Fを使ってみてください。

そして是非、マッチボウ120Fの潜在能力に驚かされちゃって下さい。

このパターンで1匹釣れないと信じきれないとは思いますが、歩いてキャストを繰り返してみて下さい。

リトリーブ速度は、ほぼ止水域だけあって調整は要りません。

自分はローギアですがハイギアの方が大半化と思いますが、ご自身にストレスが掛からないぐらいの速度で構いません。

何匹かヒットすれば食わせの速度もわかって来ますので、それまでは巻きやすい速度で探ってみてください。

ちょっと長くなりましたが、霞ケ浦水系シーバスに行く際は参考にしていただければ幸いです。

冷え込みもだいぶ厳しくなってきたのでいつまでシャローに魚が残ってくれるかわからない部分はありますが、どうやらフィールドとしては年間通して釣れるみたいです。

まだまだ開拓しがいのあるフィールドですね。

2024年は色々なシーズンで通ってみたいと思います。

※霞ケ浦水系だけではありませんが、駐車スペースや夜間の騒音などには注意しましょう。
元々シーバスアングラーの多い地域ではありませんので、バスアングラーの方やへら釣り・コイ釣りの方など、違う魚種の釣りの方との距離感や釣り進む方向などトラブルにならないよう気を付けてお互いが気持ち良く釣りが出来るように心掛けましょう。

 

 

 

 

 

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