私的ルアーチューニング 平中竜児(和歌山県)

 

読者の皆様こんにちは。
和歌山在住の平中です。

今回はいつもと違いその時その時の釣行記ではなく、私が磯・河口部・河川内・港湾・サーフでヒラスズキを狙うにあたり、パッケージから取り出したルアーをそのままタックルにセットして使うのではなく、釣り場の状況や狙う魚のサイズ、自分の使用するタックルに合わせたちょっとしたルアーチューニング方法を書きたいと思います。

チューニングと言ってもいろいろありますが、フックやスプリットリングのセッティングを変えるだけでそのままのアクションとは全く異なったルアーに生まれ変わります。

もちろんセッティングを変えるという事は、メーカーやテスターの方がテストし尽くして発売に至った物をいじる訳ですから、釣れなくなったりする可能性もあります。
しかし、ハマればより自分好みにも出来る一番簡単なチューニングではないかと思います。

ですから、あくまでもこれは私が少しでも多く魚との距離を縮めたい為に行ってる方法として、参考程度に読んで頂ければと思います。
(釣れなくなったとのクレームは一切受け付けません笑)

まずはラブラエボリューション110Fから。

このルアーは発売前や発売してからも中々状況に合わす事が出来ず、使う場所や使い方に悩んだルアーでしたが、一度ハマる使い方が分かればこれからの磯のヒラスズキ狙いでは1軍から外せないルアーになってしまいました。

画像を見てもらえるとスプリットリングは元々の3番から4番にサイズアップ。

使用フックサイズは磯での強引なファイトにも出来るだけ耐えれるよう4番メインで使用しています。

夏場の河口でのヒラスズキでは掛けても掛けても9割以上がバレる事が多いので、磯やサーフでこのセッティングで使用しています。

次いでパワードラブラ125SFG

このルアーはパッケージから出したそのままの状態でも本当に良く釣れるルアーですが、使う場所や巻き方に若干コツがいるように感じます。

荒れた磯で使うと波に押されて、悪い意味でのバランスを崩したり、アクションしなくなったりする時があります。

1番前のスプリットリングだけを3番から4番にすると私の中ではこのセッティングがバツグンのヒット率ですし、これだけで下から突き上げて捕食してくるヒラスズキに対しても安心してやり取りする事が出来ます。

フックは5番をそのまま使用しています。

次いでリバード90S

このルアーも私の中では中々釣れないルアーの一つでしたが、去年あたりからハマる状況が分かってきて、最近はまず最初に投げるルアーになりました。

画像を見て頂くと明らかにフックがデカいのが分かるかと思います。

共通して言えるのはいつ来るか分からない大物に期待し、もし本当にデカいのが掛かったとしても『しまった!細軸やった!』と不安なファイトにならないよう基本通常よりデカいフックを付けています。

リバードは使う場所でセッティングを変えますが、磯や河口部・港湾ではリング4番、フック5番で使用しています。

河川中流部や磯でスローに使う場面ではリング3番でフックは6~5番を使用しています。

次いでディブルシリーズの中でも良く使用するディブル65ですが、このルアー自体を使う時があまりハードなロッドではなく、ML~Lアクションのロッドで使用する為リング2番でフックはポイントや狙うサイズに応じて8~5番フックで使用しています。

ミノー系には反応が悪く、このサイズのルアーを食ってくる大型ヒラスズキ狙いの場合はボンバダなどの強化リングを使用する場面も多いです。

最後に平中と言えばバックウォッシュビヨンド110S・SPですが、このルアーに限っては開発当初やそれ以前から色んな私好みの試行錯誤が詰まったルアーで、不意の大物や大型青物のような外道がいつ掛かってもいいように、安心できるようにと、自分の中で一番釣れたセッティングで発売させて頂いております。

ですが釣り場の状況っていうのはその日その日で変わります。
その状況にその場で合せていくのも時間のロスに繋がるので、はなから異なったリングサイズの物を数種類ケースに入れていってます。

特にSPは比重が変わるシチュエーションですと馴染み方に違いが出てくるので、リングは3~4番で、特に外洋に面した磯などで青物(小型のヒラマサ・カンパチ)などが掛かる時は真ん中のフックを外し2番フックを使用したりもします。

やり始めればキリがないチューニングなんで今回はこの辺にしときますが、まずは今使おうとしているルアーがタックルや釣り場の状況に合ってるのか?という事を考える必要があります。

また、当然ですが闇雲にいじくるのはではなく、使っているルアーを使い込んで、少しでも理解していくという作業は必要です。

チューニングはあくまでベースのルアーへの理解があってのものだと思います。

ルアーを使い込んで理解する事で「ひょっとしたらこうやったらこのルアー自分好みになるんちゃうか」という感覚が出てきます。

ルアーは当然作った人の狙ったアクションや狙ったシチュエーションがありますが、チューニングはあくまでそれを自分好みのチャンネルに合わせる作業です。

自分では釣れないな…と思ってるルアーでもほんの少しリングやフックを変える事で他の人が釣れてない場合でも自分だけヒットヒット!といった事に出来るルアーに生まれ変わらせれる事なるかも知れません。

ただ、自分に合わせられないチューニングはそのルアーを全く釣れないルアーにしてしまう事もあるので、普通の釣りに飽きた方は自己責任で色々試してみてもらえたらと思います。

いずれにせよ、現場に出て色々と自分で感じ取って、それを自分の引き出しにしてもらうのが一番やと思いますので、皆様どんどん釣りに行きましょう♪

 

 

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塩水くさびの位置を把握する為に欠かせないルアー 新原慎吾(鹿児島県)

 

皆様こんにちは、鹿児島の新原です。

サポーターとして何度がログを書かせていただきましたが、今回からテスターログを書かせて頂く事になりました。
元々文章が上手な方ではないので、どうぞ皆様温かい目で見守って頂ければと思います 。

今年の鹿児島はと言うと、例年よりも暖かい日が続き外気も10月に入っているにも関わらず、昼間は30°近い日が多く、水温も下がらず…

川の中は夏でも無い、秋でも無い、中途半端な状態が続き魚の活性も上がらず、釣るのが難しい状態になっているように感じます。

なので、少しでも水温の低い上流域に的を絞り釣行をしてみました。

この場所は、ギリギリ上げ潮が混じるエリアで潮位変動があり、潮の押しで川の流れを押し戻し早い流れを緩和して俗に言う【釣れる流れ】と言うのを作りだします。

普段、下げ潮では激流エリアになります。

そして、この場所で良く使うのが【POWERD LABRA125SFG】です。
このルアーは、海水ではSF(スローフローティング)設定なのでゆっくりと浮きますが、塩分濃度が低く淡水に近いこの場所では比重の関係でゆっくりと沈みます。

パワードラブラ125SFGは私にとってはパイロット的ルアーになり、流れの把握がしやすいのもですが、絶妙な浮力設定のお陰でフローティングやシンキングのルアーではわかりにくい、淡水と海水の境目、いわゆる【塩水くさび】と言われる、塩分濃度の高い層を見つけやすいのが特徴的です。

パワードは海水でギリギリ浮く浮力設定ですので、淡水の層はルアーが沈下していき、塩分濃度の高い層に入るとルアーの沈下が止まりレンジがキープしやすくなります。
(海水と淡水の比重の関係で、淡水ではルアーの沈下速度は早く、塩分濃度の高い層ではルアーの沈下速度が遅くなります)

この為、自ずと完全に淡水のエリアではレンジは深くなり、海水のエリアではレンジが入り難くなります。


塩水くさびのイメージ図(出典はこちら)

この辺は感覚で把握してますので、上手く言葉で伝えられませんがご了承をw

何故この【塩水くさび】の位置の把握が重要なのかと言うと、その上げ潮に乗りシーバスが回遊してくる確率が高いからです。

シャローランナーに多いフローティングタイプだと、浮力が強過ぎてこの塩水くさびの位置を把握し、レンジをキープするのが中々難しいです。

慣れや経験はもちろん必要ですが、パワードラブラ125SFGなら他のルアーよりもこの塩水くさびの位置を把握し、キープする事がやりやすくなると私は感じています。

この日もその流れの圧力を感じれる潮位になり、そろそろかなと言うタイミングでヒットしてくれました!

こんな感じで良い流れの把握が出来ると、ヒット率を少しでも高める事が可能となると思います。

皆さんにもパイロット的ルアーがあり、流れを把握しやすいルアーがそれぞれあると思いますが、私の場合はこんな感じで流れ方を把握していますので、少しでも参考になればと思います!!

まだ使ったことが無い方、是非パワードラブラ125SFGを使ってみて下さい♪

季節も11月に入り、少しは秋ぽくなってきたかな?と言う鹿児島ですが、季節の変わり目になりますので、体調管理をしっかりして楽しいフィッシングライフを皆様もお送り下さい☆

 

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今年は苦労の年 平中竜児(和歌山県)

 

和歌山の平中です。

もう7月も中盤に差し掛かり夏休みももうすぐって季節になりました。

例年ですと河口域で狙うヒラスズキが釣れ盛っていてもおかしくない時期なのに今年は全然釣れません。

魚が居ない訳ではない筈なんですが、釣れそうだと思うタイミングや時間帯を変えながら通い、表層から底までいろんなルアーでいろんな攻め方をしてみても例年通りの反応が得られない。

まあまあ厳しい状況ですが、それでも全く釣れない訳ではなく忘れかけた頃にポロッ…忘れかけた頃にポロッ…と釣れるので非常に頭を悩まさせてもらってます。

過去の経験からなる15年分の記憶の引き出しを探しまくりながら魚に遊ばれるのもなかなか乙なものです。

そういった釣れない時こそ心を無にしてただひたすら投げる。

まるで投げる練習でもしてるかのようにただ投げて巻く。

誰かと一緒にワイワイする事もロッドアクションやリーリングスピードを変えてみたりする事もなくひたすら投げる。

そんな時、自分にとってやっている事が合ってるのか間違ってるのかも分からずにそれでも信じて投げ続けれるルアーが2つあります。

その内の一つは、もちろんバックウォッシュビヨン110Sと110SP

もう一つはパワードラブラ125SFG。

なかなか釣れないからといって悩む必要なんか全くなく、何で釣れへんのか?何が悪いのか?を考えるのが楽しくてやってるんで、頭を悩ませんといかん今年は逆に面白い年なのかも知れません。

この経験はまた来年再来年といつになるか分からないいつかに役に立つ時が来るはずです。

ヒラスズキはどちらかと言えば気象状況がいい日ではなく悪い日の方が釣果にありつく事が多いですが、決して無理をせずいつまでもこの釣りを楽しめるよう安全最優先で楽しんでいきたいと思います。

 

 

 

 

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