ウェアの基礎知識講座21『ファスナーのお話~その③レインウェア編~』

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日はウェアの基礎知識講座21です。

前回はベストに使用しているファスナーの種類についてお話しました。
※前回のログはこちら。 

今回は『ファスナーのお話~その③レインウェア編~』です。

レインウェアに使われているファスナーもベスト同様にとりあえず付いている訳ではありません。

使用されているファスナーは止水が多いですが、モデルや価格帯によってビスロンやコイルファスナーも使われます。

メインのファスナーに使用されるが多いのは止水ファスナーです。

これはやはり『水の浸入を防ぐ』という意味合いが強く、ゴアテックス社の製品でも『プロ』と呼ばれるランクには必ず止水ファスナー(もしくは防水ファスナー)が採用されている事からも、ビスロンやコイルを使ったモデルよりも防水性能のアップにつながっています。

ただ、あくまで『止水』なので最終的に水が入るというお話は前回のログやレインウェアの回でお話しましたね。

じゃあ、どうやって水の浸入を防いでいるか?


ファスナーの後ろのにあるこの部分。

実はこの部分が止水ファスナーから染み込んできた水で体が濡れるのを防いでいるんです。

だから体が濡れないんですね♪
ちなみに止水ファスナーのポケットは中に水が入ってきますので過信しないで下さい。
(レインウェアは『体を濡らさない』ことを目的として作られています)

あと止水ファスナーはほとんどの場合、『裏使い』と言ってテープとエレメントの裏側が表側にくるような使い方をしています。


裏使い


本来の表側

そうすることで、止水ファスナー特有の光沢が表に出ますのでデザイン的なアクセントにもなりますし、エレメントのデコボコが表にこないので引っ掛かりも少なくなります。

また、止水ファスナーのモデルよりは防水性能は落ちますが、ビスロンやコイルでもこのような前立てを付けることで、水の進入を防いでいます。


BS2.5レイヤーレインジャケット

ビスロンやコイルはしなやかで軽いので、2.5レイヤーや2レイヤーのレインウェアに使われることが多いです。

このように用途別にファスナーを使っていますが、レインウェアにおいてベストよりも気をつけないといけないのはポケットという存在です。

ポケットというのは、ウェアにポケット用のファスナー付けたら出来上がりというものではありません。

ポケットを作るということは『物を入れる袋の部分』をウェアに作らないといけません。

まずこちらの写真をご覧下さい。


ストレッチレインジャケットの左胸内側の写真です。

内ポケットの小窓の周りに濃いグレーの帯がみえますが、これがシームテープです。
シームテープがあるということは縫い目があるということです。

つまり左胸は内ポケットを付ける為にこの長方形の布を本体生地に縫い付けているということですね。

さらに小窓の中にシームテープが見えますが、これは何の縫い目かと言いますと…こちら↓

左のメインポケット!!

わかりやすく色分けするとこんな感じです。


赤色:メインポケット 青色:内ポケット

つまりこの場合、ベースの生地の上に赤色で囲んだメインポケット用の布を縫いつけ、更にその上から内ポケット用の布を縫い付けて二つの袋を作っています。

で、この時に可能な限り縫い目が重ならないように、集中しないように気をつけないとトラブルの原因となります。

そういうのを考えているのが『パタンナー』と呼ばれるウェアの型紙を作る人たちです。

この型紙を元に工場がウェアを作りますので、まさに型紙が設計図、パタンナーさんが設計士です。

『デザイナーとは違うの?』という疑問が出てくると思いますが、基本別の仕事です。
デザイナーさんのイメージをもとにパタンナーさんが型紙を作って製品になっていきます。

ちょっと話が逸れますが説明すると、端的に言えばデザイナーさんは『自分の表現』を最大限求めますが、パタンナーさんは『現実的な仕事』をします。

例えば、デザイナーさんが『ポーチの角は尖った90℃にして下さい』と言っても、布製品においてそれは現実問題不可能です。
なのでそれをデザイナーさんに『○○だから無理ですよ~』って伝えるのがパタンナーさんのお仕事です。

もちろんそこにはお互いの仕事に対して熱意や信頼があるので、お互いのベストを模索しながら物作りというのは進行していきます。

そしてPazdesignとしての一つの大きなメリットは、専属のデザイナーさんは、パタンナーもできるデザイナーさんなんです。

なので、自分の表現をしながら、それが可能か不可能かを自分で判断しながら仕事が進められるので、非常に仕事が速く、それでいて矛盾のない製品が出来上がります。

しかも我々の『あーしたい、こーしたい』を可能な限り実現してくれる熱意のある方でもあるので、私たちも感じた事をそのまま伝えることができます。

こうやって色々な方がいてくれるお陰でPazdesign製品は世に出ることが出来るので、本当に感謝です♪

とまあ話を戻しますと、レインウェアにおいて『ポケットを増やす』という事は割と簡単な話じゃありません。

まず、型紙的にその位置にポケットがつくのか?他のポケットや切り替えし部分との干渉は大丈夫か?からスタートし、漏水のリスクは?コスト的にどうか?と色々な関門があります。

この労力、リスクとコストに見合わないと判断すれば、そこにポケットは付けません。

特にレインウェアにおいては『漏水リスク』と『ポケットがあることの利便性』のバランスが最大限重要になります。

『便利だが漏水の原因になりやすい』ポケットは付けることできません。

これはレインウェアだけでなく他にも言えます。

便利だけども故障・破損の大きな原因になりそうなものは採用するのは難しくなります。

特にファスナーは塩噛み、砂噛み、スライダーの破損と色々なリスクがある事は事実です。

考え方の一例として、弊社のウェーディングシューズがずっと靴紐タイプなのはそれ故です。
(他社批判ではありません。あくまで弊社のコンセプトです。)

ファスナー付きは着脱は確かに容易ですが、ファスナーにトラブルがあれば履くことが出来なくなります。
着用中に砂を噛んで開け閉めできなくなればその日の釣りが終了です。
(履いて開かなくなった分にはまだいいですけどね)

靴紐なら予備さえ持っておけば、切れても続行可能ですし、最悪切れた部分で結び直せば応急処置にはなります。
靴紐のループが1箇所抜けても履けますが、ファスナーのエレメントが1箇所飛べばファスナーは開閉不能です。

山奥の沢でそうなったらって思うと…意外とアナログって便利なんですね(笑)

『利便性』と『破損のリスク』のバランスは物作りにおいて、常に着きまとう問題です。
オール100点なんていう素材なんて存在しませんし、仮にあっても大体そういうものはとんでもない値段だったりしますんで、現実問題採用不可です。

丈夫だけど重いとか、軽いけど壊れやすいとか、軽くて強いけど水に弱いとか、素材ってやつはそれぞれ良いトコ、悪いトコあって、それを組み合わせて物を作っています。

もちろんファスナーのその一部です。

日頃何気なく使っているパーツにも一つ一つ役割があり、採用不採用にも一つ一つ理由があるということが伝わればと思います♪

というこで、今日はこの辺で。

次回は臭いの気になるこの時期にお届けする、フローティングベストの洗い方をお伝えいたします。

 

 

 

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ウェアの基礎知識講座⑳『ファスナーのお話~その②~・フローティングベスト編』

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日はウェアの基礎知識講座⑳です。

前回は色々なファスナーの種類についてお話しました。
※前回のログはこちら。 

今回は『ファスナーのお話~その②・フローティングベスト編~』です。

前回お話したファスナー達が実際にどう製品に使われているのかを見ていきましょう。

まず、ファスナーを製品に使用する場合の大前提から。

基本、ファスナーの数は減らしたい!!!!

ですね。

理由としては、ファスナーが一箇所増えると製品のコストがポンッと跳ね上がります…(まあまあ切実)

しかもコストが上がるだけならかわいいもので、作業工程が増えれば工場への指示する内容も増え、当然不良率もアップします。(かなり切実)

おまけにレインウェアであれば『縫う箇所が増える』=『漏水するリスクが増える』わけですし、ポケットを作る場合は型紙も変えないといけません。(めちゃめちゃ切実)

つまり、ファスナーに関しては『使うかどうかわからないからとりあえず付けとこう』っていう考えは基本ありません。
『本当に必要なのか?』をとても真剣に考えないと、とりあえず付けるにはリスクが大きすぎるパーツなのです。

あっ、もちろんその他のパーツも真剣に考えてますよ(笑)

ということで、弊社の代表的なフローティングベスト『コンプリートⅣ』に使ってあるファスナーを確認しましょう。

・メインファスナー:ビスロンファスナー

・フロントメインポケット:ビスロンファスナー

・フロント小物ポケット:止水ファスナー

・胸部リーダーポケット:ビスロンファスナー

・背面ポケット:ビスロンファスナー

・インナーリンクポーチ:ビスロンファスナー

これがコンプリートⅣに使用しているファスナーです。
ほとんどの部分がビスロンファスナーになっています。

ソルトウォーターでの使用を大前提としているコンプリートⅣとしては、塩噛みの少ないビスロンファスナーをメインで使うのは基本中の基本です。
しかし、それ以外にもこういう配置になっている理由があります。

例えば、現在のコンプリートⅣの2世代前のコンプリートⅡにはフロントメインポケットに止水ファスナーを使用していました。

当時は『水の浸入をなるべく防ぐ』という考えと、止水ファスナーは発色が良く、デザイン性を考慮して使用していました。

しかしながら『開閉が固い』という特性のある止水ファスナーは、メインポケットからルアーを出し入れする際に非常に不便に感じる結果となりました。
しかも片手では開けにくいという欠点もありましたし。

余談ですが、ポケットの中に付いているこのタブ。

その当時に開閉が面倒なので、ポケット前面の面ファスナーにくっつけて簡易的にルアーケースが落ちないようにする為の機能の名残です。


今でも結構使っている人が多いので残してます♪

そんなこんなで、『止水ファスナーのポケットは開閉が不便』という意見が生まれました。

また、肝心の『水の浸入』に関してですが、ファスナーを止水にしたところで、本体のコーデュラナイロンはポーチ類なんかのターポリンとは違い防水でも撥水でもないので、結局生地から染み込みますから意味がありません。
おまけに手入れしないと塩噛みするし…

結果、コンプリートⅢ以降はフロントのメインファスナーは開閉しやすく、塩噛みに強いビスロンファスナーを採用しています。

ビスロンだと開閉も楽ですし、何より軽い力で開閉可能なので片手で操作しやすくなったのが大きな利点です。

ファスナーはファスナーだけの特性ではなく、それがくっついている物の素材の影響も考慮しなければいけません。

例えば、プラスチックや分厚い皮のような硬く重い本体素材についていれば、開閉が固いファスナーでも本体がファスナーを開閉する力による捻じれや歪みに耐えれるので、開閉が可能です。

しかし、布のように柔らかく軽い本体素材でファスナーの開閉が固いと、本体に発生する捻じれや歪みに耐えれず変形するので、片手ではなく両手を使って、本体を押さえながら開閉しないといけません。

さらにベストやポーチのポケットにはカーブがあるので、止水ファスナーはより開閉が難しくなります。

あれ?
でも一箇所だけ止水ファスナーの部分がありますが?

そう、フロントの小物ポケットは現在でも止水ファスナーのままです。

今までご説明した流れだと『ビスロンの方がいいんじゃない?』となりそうですが、なぜここは止水のままなんでしょうか?

その一番の理由は、止水ファスナーの『開閉が固い』という特性が起因しています。

『開閉が固い』=『開け辛い』とうのはもちろんの図式ですが、少し考え方を変えれば、『開閉が固い』=『開き難い』、もっと言えば『開閉が固い』=『勝手に開き難い』です。

どういう事かと言いますと、フロントの小物ポケットは縦ファスナーです。
縦ファスナーで気をつけなければいけないのは、衝撃や収納物の重さで勝手に下がってくる事です。

この縦ファスナーに開閉の軽いビスロンを使うと、歩いているうちに衝撃でだんだん開いてきて、中の収納物を紛失するという事が発生しました。

なので、ここのポケットには止水ファスナーを今でも使っています。

『開閉がしやすい』=『勝手に開きやすい』という事でもあるんですね。
頭の切り替えって大事です♪

そしてちょっと長くなってますが、もう一つ。

背面のメインポケットのファスナー。
ここのファスナーには、二つ付いたスライダーを開けていくと、スライダーのお尻同士がくっつく『尻合わせ』というタイプのファスナーを使用しています。


尻合わせ

ちなみにフロントのメインポケットのファスナーは、二つ付いたスライダーを閉めていくと、頭同士がくっつく『頭合わせ』です。

頭合わせ

背面のポケットに関しては尻合わせにすることで、『着用したまま下側から荷物を出し入れする』『脱いだ時に上側から荷物を出し入れする』という目的を両立することが可能になりました。


上は閉じたまま、下から荷物を。


下は閉じたまま、上から荷物を。

頭合わせだとスライダーを片側に寄せて、上か下かどちらか片方しか開閉ができません。

逆にフロントポケットは開ける時のスライダーの位置を自由に決めることができる頭合わせのほうが便利ですね。

という感じで、こうやってベストには適材適所のファスナーが使われています。
テスト時には、ここに、あそこに、ともっとファスナーの案は出ていますが、実際にテストで使っていくうちに『本当に使うのか?』という部分を省いていくと、現状ではコンプリートⅣのスタイルとなっていきます。

『本当に使うのか?』の中には『使うけれども、それの役目はポーチなんかに任せたほうが便利が良い』というような意見もあり、そういう意見によりまた新たな周辺機器が生まれてくるわけですね。

と、そんな感じで今日はこの辺で。

次回はファスナーのお話・レインウェア偏です。
ファスナーとポケット、そして型紙の関連性のお話です。

 

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ウェアの基礎知識講座⑲『その役目は多岐!!ファスナーのお話~その①~』

 

皆様こんにちは!!
コジマです。

本日はウェアの基礎知識講座⑲です。

前回は夏物のサイズや素材特性のお話をしました。
※前回のログはこちら。 

今回は『ファスナーのお話~その①~』です。

一口にファスナーと言っても、実はその種類や役割が多岐に渡るファスナー。
性能的な部分だけでなく、その種類によっては製品の価格にも大きく影響が出る部分だったりします。

そんなファスナーの事を何回かに渡ってお話したいと思います。

まず、弊社ではほとんどの部分には『YKK社製』のファスナーを採用しています。
(一部YKK社製じゃないファスナーを使用している部分もあります。)

『YKK』という名前を聞いた事がある方も多い思いますが、世界的なシェアを誇るファスナーのブランドで、高い信頼性を誇りす。
(ファスナー以外にもスナップファスナー(ボタン)やアルミサッシ(YKKAP)等グループ内で色々なプロダクトを展開されています)
※YKKグループHP

余談ですが弊社の人気商品であります『PSLプラカラビナ』シリーズもYKK社製だったります♪


画像はMサイズです。

それで、ファスナーの種類を紹介したいのですが、実はファスナーは皆様が想像している以上に様々にな種類があるので、それは上記のYKK社様のHPにてご確認下さいw

ちょっとした豆知識ですが、日頃皆様が良く聞く『マジックテープ』や『ベルクロ』も実は『面ファスナー』というファスナーの一種です。

『マジックテープ』や『ベルクロ』と言う名前は実は面ファスナーの製品名でして、『マジックテープ』は株式会社クラレ社(現在はクラレファスニング株式会社)、『ベルクロ』はベルクロUSA社の商標です。

ちょっと脱線しましたが、ここからは釣り用で主に良く使われるファスナーについてYKK社のHPを引用しながらご説明致します。

で、種類の説明の前にファスナーの基本ですが、ファスナーはテープエレメント(務歯※むしと読みます)、スライダーというパーツで構成されています。

この凸凹のパーツがエレメントです。

そしてこのエレメントがくっついている部分がテープ(オレンジ色の布部分)。

最後に、手でつまんで開閉するパーツがスライダーです。

画像中央のパーツです。ちなみに黒いパーツは『引き手』と言います。

このパーツにもそれぞれ種類や色があって、用途やイメージに合わせて使用しています。

そしてここからは種類のお話で、釣り用に使用されているファスナーをおおまかに分けると下記の2種類です。

樹脂ファスナー
ビスロンファスナー

で更にこれを細かく分けていくと…

樹脂ファスナーは『スタンダード樹脂ファスナー(コイルファスナー)』をはじめ、様々な用途に合わせた種類がありますが、その中でも釣り用でよく見かけるのが、通称『止水ファスナー』と呼ばれる『AQUAGUARD(アクアガード)』です。

ちなみにこれがコイルファスナー。

軽くて柔軟性があり、価格も安価なので様々な用途に使用されています。
欠点としてはスライダーも含め、塩噛みが発生しやすいので、使用後の真水での洗浄、乾燥はお忘れなく。

次は『AQUAGUARD』です。

テープの裏面にポリウレタン加工することで強力な撥水性を持たせ、ファスナーに止水機能を付与することが可能になりました。
あと特徴としましては、ポリウレタン加工しているのでファスナーに光沢があり発色が良いので、ウェアのアクセントにもなります。※最近は逆にマット仕上げもあるようです。
また、ファスナーの開閉が固いのも特徴です。

(その特徴がどう製品に影響するかは次回説明します)
価格は割りと高めです。

ここで一つご注意を!!

このファスナーは『止水』です。
『防水』ではないのでご注意下さい。

最終的に浸水しますので過信しないで下さい。
あとスタンダードタイプ同様に真水で洗浄、乾燥をお忘れなく。

さて、続いてビスロンファスナーです。

ビスロンファスナーも樹脂ファスナー同様に様々な種類がありますが、基本的には『スタンダードビスロンファスナー』の使用が一般的で、最近は『AQUASEAL(アクアシール)』という簡易防水ファスナーがウェーダーに使用されているのを見掛けます。
※弊社ではアクアシールファスナーは使用していません。

ちなみにこちらがビスロンファスナーです。


フローティングベストのフロントジッパーや


ポケットのファスナーに使用してます。(背面部も)

ちなみにビスロンにも『AQUAGUARD』がありますが、これはコイルファスナー同様に『止水ファスナー』ですので、防水ではありません。

ビスロンの特徴は軽くて塩噛みが起こりにくく、軽い力で開閉できる所です。
また、カラーが豊富です。

(この特徴がどう製品に影響するかは次回説明致します)
※塩噛みには強いですけど、ちゃんと洗いましょう!!

そして価格ですが、スタンダードビスロンファスナーはコイルファスナーより高価になりますが、基本同サイズのコイルの止水ファスナーよりは若干安価になります。
当然ビスロンの止水や防水ファスナーは更に高価になります。

余談ですが宇宙服等に使われる完全水密・気密のファスナー、『PROSEAL』なんてのもありますが、当然、とんでもない値段ですし、そこまでの防水性と気密性を必要とすることは無いと思いますので、釣り具部門でお見かけする事は無いかと思いますw

ということで、種類の説明だけでこんだけ長くなってしまいましたので、今日はこの辺で。

次回は、『ファスナーが製品に与える影響』のお話をしようかと思います。

 

 

 

 

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