小助川光昭の『マッチの部屋』 第5話

 

本年もマッチの部屋へ足をお運び頂きありがとうございます。

今年も皆さんがマッチボウでシーバスにマッチさせてより多くの「ナイスマッチ!!!」が出来ますように、ブログの更新をしていきたいと思いますので宜しくお願いいたします。

今回で第5話になりました「マッチの部屋」ですが、第5話からご覧になった方は、「マッチの部屋」って何!?という方もいらっしゃると思いますので、改めてこのブログの趣旨をご説明します。

「マッチの部屋」は現在テスト中の「マッチボウ120F」に関する開発記・釣行記です。

「マッチボウ120F」って釣れるの?って方も多いと思いますので、考案者であるコスちゃんこと、小助川が釣行時にマッチボウ120Fを使用して釣れた報告や開発の進捗を報告しているページとなっています。

第4話では、マッチボウ120Fでシーバス自己記録更新した釣行記事を記載していますので、気になる方は是非尋ねてみてください!!
・前回の記事はこちら↓
【小助川光昭の『マッチの部屋』 第4話】

 

さて、無事に年を越すことが出来ましたが、年を越す前に現在発売中のマッチボウ100Fとただいまテスト中の「マッチボウ120F」を使い分けした釣行記事を公開しましたが、いかがでしたでしょうか?

参考になりましたでしょうか?

グッドなコンディションのシーバスも釣れましたし、「早くマッチボウ120Fを使ってナイスマッチ!!!って言いたい~」って思ってくれた方も多いはず!!

・・・
あれ?・・・
良く見たら・・・
その釣行記事がまだ更新されてませんね。
と、言いますか自分、年末年始バタバタしててまだ書けてませんでした(笑)
書いたつもりになってただけのようです。でも、確かに書いたはずだったんですが・・・夢?

「もしかして初夢??」
ってPazdesignのコージーに聞いたら

「えっ?何すか?正月ボケっすか?」
って言われました。

 

と、言うことで12月中旬まで時を戻し、釣行ブログを書きたいと思います。

 

釣行当日は内房の干潟からスタートするはずが、北の風爆風でどうあがいても太刀打ち出来ない状況。
白波が立ってしまっているのでウェーディングも危険ですし・・・

そんな中、風を少しでも防げるポイントに移動しました。
川幅が狭い河川。牡蠣殻のブレイクと所々に杭が点在し、遠投するよりピンで攻めるようなポイント。

このような場面はやはりマッチボウ120Fよりマッチボウ100Fナイスマッチする事が多いです。
まず、ショートキャストが多くなるので、軽量で近距離のコントロールが付きやすいマッチボウ100Fの方がキャストが決まりやすいんです。
着水音も小さくて済むのも良い所。

同行したコージーはマッチボウ120F、私は自分はマッチボウ100Fを使って釣り進めていくと・・・

小型ですがナイスマッチ!!!!

時合が来たのか続けざまに・・・

価値あるバイトからの「ナイスマッチ!!!」

マッチボウ100F弱々しいロールとウォブリングがシーバス達にはたまらないようです。

 

コージーの方はお触り程度のバイトはあるものの、フッキングまでは至らず。やはりこういうベイエリアにありがちな「小型メインで時折60、70オーバーが混じってくるような状況」にはマッチボウ100F強いです。

マッチボウ100Fは、細身のボディーで吸い込みやすいウエイトなのでこれから水温の低下、シーバスの活性が低下するほどマッチボウ100Fの出番は増えると思います。
バチやマイクロベイトにはナイスマッチするのは間違いないでしょう。

 

さて、風が弱まる気配もない中、「サイズ狙いで風表狙ってみましょう」という事でポイント移動。
湾奥なので干潟程では無いものの、向かい風からの時には横風強風。それに河口の流れとうねりが絡み、波立ちは変わらず激しい状況。
この様な状況では、マッチボウ100Fの場合は、シルエットの小ささとアクションが波でかき消されてしまうので不向きです。

そんな時は、マッチボウ120Fがいいんです。
強い向かい風に対しても「ん~戦える距離だな~」と思えるくらいには飛びます。また、うねりを伴う複雑な流れもリップのお陰で割と水中での食いつきも良く、巻き始めればしっかり流れを掴み泳いでくれます。

その証拠に・・・

コージー「ナイスマッチ!!!」

凄い!!いいサイズじゃないですか~!!
水噛みが良く多少のうねりなら何のその!!
鈴木その子です!!

実はこの日のコージーは大当たりで、このポイントに着いて2投で2匹釣ってたんですが、ヒットルアーはいずれも「パワードラブラ125SFG」。

満面の笑みが若干憎たらしいですが、何が言いたいかと言うと、「この日の波っ気はパワードラブラとかバックウォッシュビヨンド向きのコンディション」であり、もともとマッチボウ100Fだと不向きな状態だったわけです。

コージーなんてポイント着いた瞬間、「今日はパワードっしょ!!」ってルアーテストを忘れてルアー変えてたくらいです(笑)

 

でも、そんな中でもナイスマッチできるマッチボウ120F守備範囲の広さを感じましたね。

「波っ気や風にも負けないパワー」

これは間違いなくマッチボウ120Fの特徴の一つと思います。
レンジやアクション的にもパワードともビヨンドとも違うので、そういう意味での引き出しも増えそうです。

マッチボウ120Fのポテンシャルがどんどん明らかになっていって、非常に嬉しいです。皆様も是非ご期待ください。

 

さあ、そんなマッチボウ120Fですが、もう間もなく最終プロトが手元に届く予定です。
今回のプロトでほぼ完成品のはず。

今年一発目の「マッチの部屋」ですんで祈ります。
いち早く皆さんが「ナイスマッチ!!!」出来ますように!!!!

 

今年も宜しくお願いします!!

 

小助川使用タックル
ロッド エバーグリーン:ゼファーアバンギャルド ストリームウィップ87
リール ダイワ:モアザンLBD2510PE
ライン クレハ合繊:シーガー完全シーバスPE1号ー200m
リーダー クレハ合繊:シーガーグランドマックスリーダー4号(19.5lb)

 

 

 

 

 

 

・連載【マッチの部屋】 Pazdesignテスター・小助川光昭ログ一覧
https://www.fimosw.com/u/zappazdesign?blog_tag_id=nf12ex6b9guc

・パズデザインHP
http://www.pazdesign.co.jp/

・パズデザイン公式Facebook
https://www.facebook.com/ZapPazdesign/

・パズデザイン公式Twitter
https://twitter.com/ZAP_Pazdesign

・パズデザイン公式Instagram
https://www.instagram.com/?hl=ja

・fimo釣りログ一覧
http://www.fimosw.com/u/zappazdesign

・Pazdesignテスター志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧
https://www.fimosw.com/u/zappazdesign?blog_tag_id=nf12ex6e7y6i

・特別連載企画 【渓流ハンドメイドミノー TAGIRI 深掘り】ログ一覧
https://www.fimosw.com/u/zappazdesign?blog_tag_id=nf12ex6ce7xe

MAKING OF STREAM BEYOND #4 カラー解説

 

どうもどうも、前日に引き続きまして富山の飛田俊一郎です。

昨日は調子に乗ってめちゃめちゃ書いてしまいまして、カラーチャートの解説が一日遅くなってしまいすみません。

 

昨日のスペック解説の記事はこちら↓
MAKING OF STREAM BEYOND #3 スペック解説

以前からまあまあネタバレ感は強いのですが、では早速ストリームビヨンド95MDのスターティングカラーを発表したいと思います。

 

reedルアー開発担当の吉島さん、Pazdesignテスター志賀君の考案カラーはそれぞれご本人からコメントをいただきました!


#001 スノーブルーBF

北陸では鉄板なブルーバックですが、テストをあちこち回っているうちに、全国的にも鉄板カラーだという事が判明。テールスライドを綺麗に見せるため、ベリーのオレンジをテールにも渡し込ませ、サイド赤い追星はアタックポイントに。更にサイドはベイトフラッシュ※で仕上げ、ギラギラアピール度は最高レベル。雪代対応カラー。
※reedオリジナルの銀粉。

 


#002 フラッシュアカキンBF
ド定番の赤金オレンジベリーをベイトフラッシュでアクセント。犀川でレインボーをキャッチした時のアタリカラー。やはり定番色には積み上げてきた歴史があり、トラウト創成期からの釣れ筋カラー。

 


#003 旅立ち鮭稚魚BF
バックウォッシュビヨンドのノーザンカラーをマイナーチェンジ。ベイトフラッシュでより広範囲にアピール。ナチュラルハイアピールカラー。定番パターンとパズデザインの融合カラー

 


#004 はらぺこヤマメ
モチーフはあの世界的有名絵本。夢のある配色とはウラハラに視認性抜群、バックサイドは濁りに強いグリーンチャートでまとめ、ベリーは鱒が好むパープルを配色。この色が鱒に口についていたらドキドキするよね。(ベリーUV予定)

 


#005 スパークルグリーン
兄貴分バックウォッシュビヨンドの爆釣カラー、デイヒラスペシャルをトラウトチューン。北陸ではド定番のグリーンバックに喉元とテールにアタックポイントを設定。全天候型ナチュラルカラーでクリアウォーターの時のパイロットルアーとしてもGOOD!!(ベリーUV予定)

 


#006 マスムラキャンディー
鱒族が好むパープルカラーでバックとベリーをサンドウィッチ。サイドはトラウトには珍しいキャンディーパターンを配置。激戦区で朝2番目以降に流す時を想定し、人と被らないような配色を意識して作製。(ベリーUV予定)

 


#007 ライムチャートヤマメBF
聖地、九頭竜川のサクラマスではど定番のライムチャートをベースに、reedオリジナルのベイトフラッシュ(銀粉)を組み込みこんだハイアピールカラー。
赤いワンポイントのエラとシルバーのパーマークがキモ。

 


#008 パールアユ
定番鮎カラーに少しだけギミックを追加背中のチャートグリーンからショルダーのイエローへのグラデーションはローリングを綺麗に見せるため、テールのオレンジは鱒の視点をブラさないための配色。テスト釣行では米代川、犀川でサクラマスをキャッチ。

 


#009 TS
トラウトカラーと言えば「TS」を思い浮かべる程の永遠のオールラウンドカラー。
下地のメッキホロの上から鈍く光るパールホワイトの光沢は季節場所を問わず活躍するでしょう。カラーに悩んだ時にはコレです!
by reedルアー開発担当吉島

 


#010 ドラゴンヘッドGB
魚のスイッチを入れやすいピンクと黒の明滅カラー、ベリーにもグローが入っているので食いが渋ってる時にこそ威力を発揮します!
by Pazdesignテスター志賀憲太郎

 

 

以上10色が釣れ筋とハズシ、そしてドキドキと夢を乗せたストリームビヨンド95MDのスターティングラインナップとなります。

このラインナップを考えるときに、まず決めたことは「10色を綺麗にまとめるのをやめる」ということ。

ストリームビヨンドはビッグトラウトルアーの中でも後発も後発、最後発。
そんな僕らが売れ筋だけを考えて小さくまとまったカラー展開をしても、全然面白くない。
担当スタッフが「思い入れのある色」「喉から手が出るほど欲しい色」「これで絶対釣りたい色」をチョイスしました。(カラーがグリーンとパープルが多いのはそのせいかな~笑)

 

そんなこんなで、書ききりましたカラーバリエーション。今度また機会があれば1つのカラーに絞って深堀したいと思います。

 

今度は僕なりの使いどころでも書いてみようかな~。

ではまた~。

 

 

 

 

 

・Pazdesignテスター飛田俊一郎連載【MAKING OF STREAM BEYOND】ログ一覧
https://onl.tw/dbTtUHx

・パズデザインHP
http://www.pazdesign.co.jp/

・パズデザイン公式Facebook
https://www.facebook.com/ZapPazdesign/

・パズデザイン公式Twitter
https://twitter.com/ZAP_Pazdesign

・パズデザイン公式Instagram
https://www.instagram.com/?hl=ja

・fimo釣りログ一覧
http://www.fimosw.com/u/zappazdesign

・Pazdesignテスター志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧
https://onl.tw/nD36kYf

・Pazdesignテスター小助川光昭連載【マッチの部屋】ログ一覧
https://onl.tw/jebCWV5

・特別連載企画 【渓流ハンドメイドミノー TAGIRI 深掘り】ログ一覧
https://onl.tw/RhQ6ejz

MAKING OF STREAM BEYOND #3 スペック解説

 

みなさんこんにちは、富山の飛田俊一郎です。

 

さてさて前回の予告通り今回は待ちに待った!
いやお待たせしすぎた!!スペック発表です。

 

では、以下のスペックをご覧ください。

 

ストリームビヨンド95MD (BigTrout Model)
length:95mm
weight:12.8g
type:suspend
hook:#6
ring:#3
action:ウォブンロール+テールスライド
range:40~110㎝
¥1,400(税込¥1,540)

 

一通り順番に説明しますと長さは95ミリ

意外と長いと思われがちですが、手に取ってみるとそれほど重厚感はなくシュッとした感じ

12.8gという重量も従来の9㎝MDクラスのミノーと比べると若干重めなものの動きは軽快

一日投げていても苦にならないキャストフィールとなっております。

シンクレートはサスペンドとなっておりますが、それはあくまでこのオリジナルフックとリングでの設定

番手を上げたり線径の太いフックを使用の場合は超スローシンキングに。逆に番手を下げてリングを調整した場合には超スローフローティングにチューンできます。

もちろんそのままでもご使用になれますが対峙する流れやタックルのバランス、好きな引き心地を求めてセッティングを探すのもまた楽しみの一つ。

ぜひぜひ色々試してみてくださいね。

リップはと言いますと、従来のミッドダイバーにありがちなオフセットリップ(以下OL)ではなく一般的なミノーと同じノーマルリップ(以下NL)形状になっております。

というのも着水し、水を噛ませた瞬間から綺麗にアクションを始め誘い出したいため。
OLに比べ、潜行角度が若干浅いため最深部までの潜行時間は若干長いもののそれはあえての事遠くからじっくりロールフラッシュを魅せるための仕様となってます。

また、このNLは頭が下がらす平行姿勢を保ちシルエットを最大限大きく見せ、上を向いている鱒に対してその存在感をアピールする効果も。

 

そしてお気づきの方も多いと思いますが、リップそのものの形状もハニカム形状(ハチの巣、六角形)と独特の形

しっかり水を受けつつも適度に抜けるこの形は、現場でリップを削り込みながら作りました。
(もう一つの理由は…また今度裏技コーナーで話そうと思います)

 

アクションは動画でもおわかりのように、ロールが強めのウォブンロール。
動画のセッティングは若干スローシンキング気味のテンションサスペンド。ノーマルサスペンドにするよりも、若干シンキング仕様にするほうが、流れの強弱で”ちどる”テールスライドアクションを起こしやすいセッティングになります。

また、超スローフローティング設定にするとウォブリングが若干強まりテールスライドが抑えられる傾向が。

このストリームビヨンド、実は見た目からは想像できないほど繊細なバランスでできているんです。

それはやはりルアーの深度にも表れていて、竿を立てればシャローレンジを流れを使って送り込めば、設定最深レンジより潜っちゃうのがこのミノーの面白い所
つまり活性の高い魚を浮かせたりボトムから動かない魚の近くまでルアーを送り込んだり

サイズの割には出来る事の多いルアーに仕上がっています。

イメージのつかない方は、普通のMDよりほんのちょっとだけ浅いレンジをゆっくり引けて魚を浮かせて掛けるルアーだと思っていただいて大丈夫です。

 

そして最後に、この価格
¥1,400(税込¥1,540)

個人的には『えっ?』と。パズデザインさんちょっと頑張りすぎじゃない??なんて思っちゃいます(笑)

でも本当にその価値を決めるのは他でもないユーザー様。ぜひぜひ泳がせて判断していただけたら嬉しいです。

 

うわー、スペック解説だけでこんなに書いてしまった…。
筆がノッているのですぐにカラー解説の執筆に取り掛かります!!

ではまた。

 

 

 

 

・Pazdesignテスター飛田俊一郎連載【MAKING OF STREAM BEYOND】ログ一覧
https://onl.tw/dbTtUHx

・パズデザインHP
http://www.pazdesign.co.jp/

・パズデザイン公式Facebook
https://www.facebook.com/ZapPazdesign/

・パズデザイン公式Twitter
https://twitter.com/ZAP_Pazdesign

・パズデザイン公式Instagram
https://www.instagram.com/?hl=ja

・fimo釣りログ一覧
http://www.fimosw.com/u/zappazdesign

・Pazdesignテスター志賀憲太郎連載【夢道中】ログ一覧
https://onl.tw/nD36kYf

・Pazdesignテスター小助川光昭連載【マッチの部屋】ログ一覧
https://onl.tw/jebCWV5

・特別連載企画 【渓流ハンドメイドミノー TAGIRI 深掘り】ログ一覧
https://onl.tw/RhQ6ejz